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小西商店では薬以外にウイスキーも輸入して扱っていたが、儀助は国産の葡萄酒造りを考えていた。しかし当時の葡萄酒はアルコールに香料など様々なものを混ぜ合わせた合成酒。信治郎は夜毎、儀助と葡萄酒造りに励んだ――。
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サントリーの企業推移を創業者 鳥井信治郎の一生にダブらせながらの下巻。ノンフィクション部分がどのくらいあるのか定かでないけれど、和製の本物ウィスキー 本物ビールという琥珀の夢を追い続けた男の物語です。上巻は私には多少辛気くさい気がしたけど、下巻は展開が速くなり面白くてひといきに読了しました。
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信治郎の土台を築いた上巻から、開花の下巻へ。トリスやサントリー誕生の瞬間は読んでいてゾクゾクきた。時代を経て世代が変わり、角瓶やプレモルまで繋がるストーリーは壮大で読み応え十分。ノンフィクション俺イチ。
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サントリーの創業者・鳥井信治郎の生涯。初の国産ウイスキーを造るという大事業を成し遂げた商人の話。上巻の方がやや面白かった。丁稚時代の小西儀助商店で合成酒を作るあたりが一番好き。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file7/naiyou26301.html
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2018.11.13読了
☆5
図書館で借りて読んだ。
サントリーの名前の由来や、どんな風に事業展開してきたのかなどとても興味深い内容だった。
信治郎の従業員を家族のように大事にする姿勢、商売に対する情熱、それを受け継いでいく後継者の姿が心に残った。
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日本初の国産ウイスキー造りに精魂をかけた鳥井信治郎。明治・大正・昭和を駆け抜けたサントリー創業者と、その「やってみなはれ」の精神を受け継ぐ末裔を描く。
日本のウイスキーの歴史を辿るのにサントリー創業者とニッカ創業者の出会いは不可欠で、そこにはもちろん触れてはいるけれど思ったよりはあっさりとした記述だった。それより鳥井一族の歴史(戦前からの夢だったビールの成功まで)が克明に描かれていて、ページをめくる手が止まらなかった。
(A)
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マッサンの影響で、
堤さんの姿がちらちら。
あのドラマ、好きだったんだよなぁ。
でも、この物語もおもしろい。
幼いころから歴史小説が好きでしたが、
自分が仕事をするようになって、
戦後の日本を支えた人達の人生が面白くなった。
どの人たちも誰よりも自分が働き、誰よりも謙虚だ。
頭が下がる。
私も、一生懸命、働きたい。
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サントリーの創始者鳥井信治郎の実直な生き方が良く描かれている。
「やってみなはれ」
「売り手良し、買い手良し、世間良しの三方良し」
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このビールが生まれるまでにこれほどまでに凄まじい苦労があったとは。激動の時代、今とは比べ物にならないほどの苦労があったはずなのに、全てを乗り越えていく、その気概に触れた気がします。今夜はプレモルをじっくり味わいたい。必読の一冊。
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2019年8月26日読了。
●大阪の薬商、中島佐一薬房が「忠勇征露丸」の売薬特許
を取り製造販売。爆発的な大ヒット。
“ロシアを征す”の意。
●比叡山延暦寺の高僧に「他人に任せる、委ねる」ことの
大切さを諭される。
●阪急電鉄・宝塚歌劇団・阪急百貨店・東宝など
阪急東宝グループの創業者・小林一三の娘が
信治郎の長男・吉太郎の妻。
●東洋製かんの高碕達之助
イカリソースの木村光次郎
●赤玉ポートワインのポスターは、日本初のヌードポスタ
ーとして話題になり、後にドイツで開催された世界ポス
ター展で第1位を獲得。
●一文無しから始めた創設者の会「文無会」
江崎グリコの江崎利一
中山製鉄所の中山悦治
松下電器の松下幸之助
寿工業の常田健次郎
堀抜帽子の堀抜義太郎
●佐治敬三も宣伝に力を入れ、有能な人材を次々揃える。
山崎隆夫、開高健(人間らしくやりたいナ)
山口瞳(トリスを飲んでHawaiiへ行こう!)
柳原良平、坂根進、酒井睦雄、杉本直也
●朝日麦酒の山本為三郎 “ビール王”、“ホテル王”
★サントリー歴代社長
初代社長…鳥井信治郎
2代目社長…佐治敬三(信治郎の次男)
3代目社長…鳥井信一郎(信治郎の孫)
4代目社長…佐治信忠(敬三の長男)
5代目社長…新浪剛史
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Amazon 購入サントリーの創業者鳥居信治郎の伝記小説「琥珀」はウイスキーのことだと思ったら「ビール」だったとは!サントリーが代々創業者一族経営なのに順調に伸びている秘密ももう少し描かれていれば現在、初めて一族以外の社長を迎えたサントリーのこれからも、小説を読んだ後は楽しみである
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付箋続き
・使用人を雇うということは商いにとって、大きなこと
・人を使おうと思うたらあかん。働いてもらうんや。
・ほんまもんの働き手は、こころがまえがいっとう肝心。
・「忠勇征露丸」ロシアを征す
・人が休んどる時に懸命にやれるかやれんかが商いの分かれ道
・お天道さんがあるうちは、時間を無駄にしたらあかん。
・土地の売り買いでの商いを禁じることを社是に入れるように言いつけた。
・富士山のように裾野の広い人にならんとあかしません
・梅田の地下街に「サントリーバー」の一号店が誕生した
・家族への支援をして貰った後、まるで悪いことをした人のように走って消えて行った信治郎の「陰徳ぶり」
・山崎の原酒は、大将の血と汗ででけたもんだす
・朝日麦酒がニッカの株六〇パーセントを取得し、ニッカの応援をはじめた
サントリーは上場会社ではないのか…
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ずっと読みたくてやっと読めました。鳥井信治郎さんの心の大きさ 深さ 温かさに満たされました。別本でサントリーと言う会社のユニークさは若干掴んでおりましたが、その源泉がここにあるのだと合点がいきました。人の豊かさってこう言うことなんですね。
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サントリーってこういう歴史のある会社なんだと感じられる。憧れるほどの拘りと現場で最高のものを世の中に出すこの執念を持ち、新商品を陣頭で作り、社員教育に力を入れた経営者の話。ワンマンでなんて清々しい生き方を貫かれた人だろう…
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同族会社で争いなく順調に受け継がれてるのはすごい。
マッサンの影響で堤真一を思い浮かべながら読んだ。