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読みやすいが、グラフを頻繁に参照しなくてはならなかったので、読むのはちょっと面倒に感じた。しかし、アベノミクスが世上言われているような成功を納めているわけではなく、破壊的方向に進んでいるということは確認できたように思う。
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アベノミクスの現状分析については力作なのだが、それが続いたらどうなるのか、という分析が不十分。若い世代に読ませたいという意図からマンガの画を入れたのかもしれないが、今の若者に内容が十分に理解できるか疑問だ。キリギリス生活が行き詰まって、将来割りを食うのは若い世代なのだということをもっと強調すべきだったのではないだろうか。
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気になることがあったら、知ろうとする努力をすることが大事だと思った。とはいえ、経済関係は苦手意識があるので、こうして腰を据えて調べてくれる人がいてよかった。
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分かりやすい。このまま、覚醒剤漬けのようなアベノミクスを続ければ、金融破綻しか待っていないことは分かる。余程の神風が吹かない限り。要は、消費や投資といった資金需要をどう喚起するかであって、マーケットに湯水のようなお金をどう循環させるかなのだ。早急にそのアイディアを突き詰める必要がある。
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アベノミクスについて、そのからくり統計と分析によって暴いた一冊。
実際3本の矢は機能してないし、現在も景気が上がったように見えても経済の実態は変わってないということがよくわかった。
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実質GDPの話しは、経済統計を見れば、一目でわかります。
本当に不都合な情報は、マスメディアから発表されることはありません。
だから、自分で一次情報を調べていくしかない。
著者の功績は、「自分で調べると、多くの真実がわかる」ことだと思います。
ついでに言及すると、実質GDPも確かに、日本のここ数年の悲惨ぶりを語っていますが、
世帯所得を見てください。こっちの方が衝撃的です。
94年前後は640万円の世帯所得がありました。
20年経った今は、いくらだと思いますか?
480万円です。この20年で2割世帯所得が減少しました。
この数字には色んな解釈ができますが、
平均的に日本人は、貧しくなったということは事実です。
そして、これから、更に、貧しくなります。
恐らく30年前後には、300万円台になる可能性も高いと思います。
日本は今、人口減少、少子超高齢化、生産年齢人口の減少と、
世界で類を見ない事態に陥っています。
以前の国力を維持することは、もはやできません。
しかし、アベノミクスの国家戦略を見ると、
労働生産性をアメリカ並みにしようしています。
なぜか?GDPの規模を維持するためです。国民の所得を上げることには、
一切言及していません。なぜか、「できない」と政治家は、知っているからです。
これから、ますます、仕事上での生産性を求められます。
つまり、ストレスが増えます。
しかし、給与は増えず、絶対的に減っていきます。
もう誰でもわかっていると思いますが、日本人の少なくない人が、
いくら頑張っても、豊かになれず、そして、貧しくなっていっています。
そして、これが、かなり長期間に渡って続くであろう国が、今の日本です。
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【読了】
嘘をつく人は、嘘をつき続けるということ?「息を吐くように、嘘をつく」
「右か左」ではなく、「使用者か労働者」っていう構図のほうがわかりやすいし、浸透するだろう。
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「分かりやすさに重点を置いた」と言いつつ、結構難しいところもあるので、完全に理解できた自信は無いが、統計に裏打ちされたアベノミクスの恐るべき実体に呆然。自民党や安倍政権が嘘つきなのはもはや分かり切ったことだが、これを読むと逆に野党に腹が立ってくる。安倍政権が、これだけ泥沼の経済政策をやっているのに、それを正確に分析・批判し、広く国民に伝えようとしないなら、野党は一体何のために存在しているんだ。うがった見方をすると、憲法改正問題は、アベノミクスの大失敗から国民と野党の目をそらすための餌なんじゃないかとする思えてくる。「絶望は進化する」というキャッチフレーズは、アベノミクスのためにある。
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GDPのかさ上げの謎はそこまでやるのかと思ったが、それよりは年金の株式の買い支えをいつまで続けるのか、そっちの方が怖い。大暴落もあり得るのだろうか。
残業代ゼロ法案も怖いね。政府がブラック企業を支援するようなもんだ。結局今の政権は経済界をおもんぱかってばかりで国民がどうなろうと知っちゃいないんだ。
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異次元の量的緩和がこれからさきどのような結果を招くのか、それがもっとも重要な懸念事項。それにしても、今の政権は見せかけだらけ。
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子供がいなくてよかったと心底思える本。
「福島第一原子力発電所の事故は、第一次政権のときに安倍氏が共産党の指摘をはぐらかして、数億円ケチったおかげで起きた人災。」
「自民党は実質宗教団体 日本会議に取り込まれて変節。昔の自民党ではない。安倍氏はその尖兵」
そしてこの本があらためて示す「孫のけつの毛までムシってつっこんだ、筋の悪い博打であるアベノミクスは、案の定ぼろ負けで、何もしない分民主党のがマシだった。すでに打つ手がない状況」
このうちの一つでも知ってたら、安倍氏を支持する人がいるとは到底おもえないんだが、知らないのか、ブラフだと思ってるのか、はたまたそれでも信じてるのか。
少なくとも80年代の自分や知人に話しても、絶対信じない程度にはエキセントリックな状況になってると思う。
総選挙の数週間前にこの本が出版された当時に立ち読みしたときには、クラクラ来て買う気にならなかったけど、なんというか、今は常識というか、みんな知ってる常識。
なのに、まだ続いてますね。もう知らなーい!!
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やはりこの政策の最悪な問題点は、異次元の金融緩和&ETFの買い入れについて、もはや出口が無くなっている事であろう。この出口戦略に失敗すると(その可能性が相当に高いと考えるが)、極端な円安、急激なインフレ、株価暴落が同時に発生し、取り返しが付かない事態になると思う。
その他にも、統計を恣意的に見せたり、経済指標の基準を意図的に改正したり、失業率の好転が民主党政権時代の法改正によっているなど、いわゆるアベノミクスとやらのインチキぶりを公正な資料によって検証している。
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まさにこの視点が欲しかった!
めちゃくちゃ面白かったし、私自身がアベノミクスに対してもやもやと不安に思っている箇所が明確になりました。読んでよかった。
誇張した表現や語気を強くすることで過ぎた印象を与える部分もあるのかもしれません。「統計」「推測」という表現が多く、必ずしも真実ばかりではないかもしれない。
でも、テレビやニュースでは教えてくれない真実の片鱗がこの本には詰まっていると思います。不都合な真実ですし、この本の中では今後の日本はどん詰まりかも。でも、現状把握の一端として、この本を手に取れてよかったです。強く生きよう。
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アベノミクスという言葉の裏にある恐ろしい実態。アベノミクスとは、筆者によれば「史上最悪の経済政策を実行して、出口も見つからずに現実逃避をしているだけ」の政策のことである。その失策の落とし前は、もちろんわたしたち国民が引き受けなければならない。国債、円、株価の致命的な大暴落を招く前に、わたしたちにもできる何らかの行動を起こしていかなければならないであろう。
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もう5年もたっているのにアベノミクスがうまく機能していないことは殆どの国民が感じていることだ。
これを各種のデータから読み取れるのが本書の便利なところ。
「平成23年基準改定によるGDP統計の改定」によるGDP算出方法の変更があり、内閣府の説明では国際基準に合わせたというのだが、筆者の指摘どおり「名目GDP水準の改定状況のその他の要因」が意図的な数値操作に見える。
科学論文のデータなら、あからさまな偽造データと指摘されそうなレベル。公的データであるが信ぴょう性に欠けると思わざるを得ない。今後発表されるGDPデータには注意しよう。
なお、アベノミクスは失敗したので今後に起こる大混乱は覚悟して乗り切れという章は蛇足だ。
あと、民主党との比較も多少目障りだ。淡々と、データをもとに検証してくれるだけでよかった。