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お亡くなりになる半年ほど前に、1か月に渡るインタビューで話した内容をまとめた本。
さすが年の功、わかりやすく、前向きで、心に響く話であった。クリスチャンでキリスト教的な内容ではあるが。
ページ数が少なく文字も少ないのですぐ読み終えた。
以下は読書メモ:
長生きするということは、わからない自分と出会う時間がもらえるということ。
「生きる」とは死に近づくこと。
医療とは科学に基づいた芸術により人々を救う行い。
ゆるす、とは、相手のことを自分のごとく思う心 恕す
新しいことを始めるときに反対されたとき: 遠くを見る。表明する。そして実践する。
運動不足より感動不足の方が深刻
喜びと感謝でキープオンゴーイング
エンカウンター(出会い)
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レジェンドが話せばどんな普遍的な内容でも重みを持つ。だいたい人間50歳にもなれば、人生の先行きを見切って諦めモードに移行するものだが、この人は最後まで自分の伸び代を信じた。そういうところは見習いたい。
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日野原重明 著「生きていくあなたへ」(105歳どうしても遺したかった言葉」、2017.9発行。死は命の終わりではない、愛すること、ゆるすことは難しい、大切なことはすぐにはわからない、未知なる自分との出会い の5つの章立てです。私が受け止めた言葉は、①僕は妻をはじめ、たくさんの人を亡くしましたが、亡くなった後のほうが、むしろ生きていたときよりも、その人の姿が僕の中で鮮やかになっていくのを感じます。②真剣に生きることと、無理して背伸びをするということは、似ているようでまったく別物なのです。
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医師という肩書きからではなく、人として非常に高貴なものを持っておられた方だったのだと改めて感じさせる一冊だった。感情を素直に語り、気取らない先生のことを非常に尊敬する。
いのちとは、自分が使える時間のこと。
そのいのちは、人のために使いなさい。
この言葉は一生大切にしようと思った。
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生きるだけじゃなく、生き尽くした人の言葉。
死ぬって生きることの延長線にある自然なことだから怖がらなくていいんだな。
明日を心配してもなにも始まらない。
そこに富士山が見えなくても、そこに富士山があると信じる。
ユーモアと笑い合うこと。それが壁を取り払ってくれる。
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医師でありキリスト教徒である日野原重明氏が105歳、死を目前に対話を用いて遺された言葉。
何かで紹介されていて読んでみました。
日野原氏については存じ上げていないのですが、知らないながらにも徳のある方なんだろうなと感じられました。
対話形式の文章の中にはいつも感謝の気持ちが滲み出していて、特に最期のほぼ編集されていない日野原氏自身の生身の言葉は、感謝の気持ちに溢れていました。死を目前にしてここまで慈愛に満ちた言葉を紡ぐことができるこの方が眩しくて仕方ありません。
自分自身何歳まで生きるかは分からないけれど、もし明日にでも死んでしまうとして、こんな風に考え言葉にすることが出来るだろうかと思うと、とてもできないな、自分はまだまだだなと感じました。
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日野原さんって、長生きしてるお医者さんくらいの認識しかなかったことに気付いた
よど号ハイジャックの飛行機に乗ってた人なんだと知ってビックリ!
そうか、この人キリスト教なんだって知って納得
勉強になりました
平常心って大切。だけど平常心を保つのって大変
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・人生の午後をどう生きるか?選ぶ物差し、価値観が必要で、自分自身の羅針盤を持たなくてはならない。午後は午前よりも長いから。
・長生きするということは、わからない自分とで会う時間がもらえるということ。
・誰も受け入れてくれなくても、そのままのあなたを大切にしてほしい
・力は弱さの中でこそ十分に発揮される
・その時の僕は、今の僕ではない。
・愛するということは、相手のそのままを受け入れて大切に思うこと
・大切な人が残してくれて言葉とともに生きるということは、本当の自分を知るためにも必要なこと。
・相手によってではなく、常に自分自身の手で、心を柔らかい状態にしておく
・100年以上付き合っている自分自身のことでさえわからないのだから、この人が僕のことをわからないのは当然。
・自分という人間がどこに向かって生きていくのか、きちんと意識できている、確信が持てている状態にしたい
・歳をとった僕たちの方が経験があるのですから、若い人に歩み寄っていくべき
・神は超えられない苦しみは与えられない。そしてその中で逃れる道を与えてくださる。
・愛することは信じることであり、信じることは待つということ。
・本物というのは、限りないもの、区切りのないもの。
・人間というものは、苦難に会わなければなかなか目が覚めない。
・偉い人とは、目に見えないものをたくさん持っている人。
・得たものではなく、与えられたものをどう使うか。
・自分に与えられた命という時間をどれだけ人のために使えるかということが、働くということ。
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2017年7月に105歳という年齢で生涯を終えた著者。
インタビュー形式の内容であり著者の回答の言葉がまとめられている。
読んでいると、どんなことにも優しく丁寧に温かい言葉で返している様子から著者の人柄の良さが感じられる。
悩んだ時、迷っている時、長い人生の中で感じてきた著者の言葉を読むと新しい気持ちになって生きていけそうな気がする。
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読んでみたかった日野原さんの本。誠実、前向きを絵に描いたような人。利他を実践しようとした人。最後のインタビューに基づいて書かれた。「モリー先生との火曜日」みたいだ。
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読みたかった日野原先生の本でした。
ナチュラルに包容力のある方なんだろうなぁと本を読みながら感じ、言葉がスッと心に入ってくる感じでした。
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日野原重明先生のご著書を読むのは、初めてでしたが、付箋を付け始めるととてもたくさん、つける箇所があるほど、心に留めたいことばが沢山ありました。
「自分によくしてくれる人に善いことをしたところで、どんな恵みがあろうか」
自分にとって居心地のよくない人間関係の中に、実は人生を豊かに生きるためのヒントが隠されているのだということを教えてくれてるのです。(P103)
イエス・キリストの言葉、聖書の引用がとても多いです。
「人間にはわからないけれど、すべてには神様のご計画があろうと、僕は信じています。そして僕にそれを信じさせるのは、『神はこえられない苦しみはあたえられない。そしてそのなかで逃れる道を与えてくださる」という聖書の言葉です。(P118)
「病や困難によって、新しい自分を見つけたら、その恵みを受け取ると同時に、過去の自分の川を脱ぎ捨てましょう。常に「キープオンゴーイング(前に進み続けよう)」(P155)
先生の長い人生が深い信仰とともにあったということがわかります。時々そばに置いて読みたい本かもしれません。
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2017年7月、105歳10ヶ月で亡くなった日野原先生のインタビュー形式で書かれた最後の一冊。
筆者に寄せられた数々の問いにお答えになられています。
キリスト教徒である日野原先生のお言葉には、聖書の引用もたくさん出てきます。
中には、あまりにも美しすぎる答えもある。
それでもその美しすぎる答えすらも尊くて、まだまだ自分のことをわかっていない自分を痛感しました。
死は新しいはじまりであること。
そして、家族として食卓を囲むこと。
肝に銘じたい。
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「喜びと悲しみはコインの裏表のよう」
立ち止まっていられない「キープオンゴーイング」
「遠くを見る。表明する。そして実践する。」
なぜ、誰のためにやりたいのか、を考えること。
挙げるとキリがありませんが、105才まで生きたかたの言葉は響きます。
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7/18は日野原重明さん没後二年
「死ぬのは僕もこわいです」。
日野原重明さんが死の直前まで語った対話を。