投稿元:
レビューを見る
高度成長期と異なるモチベーションの整理、捉え方、対応の仕方など考え始める初手としては良い本と思います。
実際に自分自身がミレニアム世代である僕からすると、まあそうだろということも多いですが、その辺の理解が浅い人は一読すると良いかと。
投稿元:
レビューを見る
「ないものがない乾けない世代」と「ないものがある乾いている世代」の定義付けと背景説明が受け入れやすく、現代の日本の世代表現として最適でした。
僕もゆとり世代の先駆けで、「乾けない世代」。達成とか快楽よりも意味合いとか好きを追求していきたい価値観を持っているのはなんでだろな〜と思ってたら、そうか、こういう時代・経済背景があったのね、と。
できれば「乾いてる世代」に読んで咀嚼してほしい内容なのですが、その世代の人に限って、こういう内容の本は読まないし受け入れなかったりする現実も転がっていそう。
個人的にはP.50〜の「アイデアの次はインサイト」の思考を叩き込みたいです。どうして?なんで??という周りを観察・分析・予測するクセにより一層磨きをかけていきます。
あと、Strength・Finderはぜひやりましょう!
投稿元:
レビューを見る
私の今のテーマが、仕事をチームで楽しむためのモチベーションマネージメント。Amazon創始者のジェフベゾスがいうライフワークハーモニーの状態になる。人生の大半は仕事なので、楽しくやりたいやん!!
で、とった本書でしたが、前半の乾けない世代とおじさん世代の話や、総大将による指揮と現場の瞬発系チームの話など、共感するところは多いが、後半の筆者の生き方は正直参考にならなかった。ちと極端なので現実味がわかない。素敵やとは思うけど、自分がやりたいかと思うと、微妙。
共感は多い本だったが、なるほどという新しい情報は、正直私には少なかったので、星少なめにしましたが、読みやすくいい本です。
ザ・プラットフォームを読んで、本当のプラットフォーム作ろうと思って、実践させていただいているので、本書の「自分のトリセツ」を実践して見て、良いチーム作りに活用してみようと思います。
投稿元:
レビューを見る
好きなことに没頭せよ
乾けない世代の人(若者)のモチベーションは乾ける世代(年寄り)とは全く違う。
若者がだらしない、ゆとりだと言うのはモチベーションのベクトルが違うだけで見当違い。
投稿元:
レビューを見る
長い期間、時間を開けて読んだのでもう一度読み直しが必要。
若い世代の考えや気持ちがわかる本かな。一度、若い奴とじっくり話をして見たいし、若い人から教えてもらいたい。
投稿元:
レビューを見る
働く事に対するモチベーションの形が変わろうとしている。最近の世代は、生まれた頃から必要なものが揃っているから、金や出世のためには頑張らないというのだ。それよりも働く意味合いや好きな人間との付き合いを重視する。実感として確かにそうだと感じるが、理由が何とも浅い。生まれた頃から必要なものが揃っていた世代は、最近の世代というよりも、もっと古い。彼が対象として挙げるゆとりやさとりや、という世代より、著者自身のバブル世代の方が、この条件には該当するだろう。著書を読み始めるに、先ず、この出だしを受け止める事が必要だ。
何を期待して読んだか。モチベーション革命と題するくらいだから、その辺の変遷を知りたかったわけだが、それよりも、恐らく著者の得意分野なのだろうAIやIT化が進んだ後の働き方の変化についての内容が面白い。既に医療分野では、診察結果をデータ蓄積する事により、AIによる診察も検討されている。タクシー会社のニーズマッチングも進み、ここに自動運転も加われば究極の無人化が実現するのだろう。そんな社会での人間の役割とは?まして、モチベーションとは?
若い世代の使うフェイスブックなどのSNSにも触れられる。こうしたツールが若者に与える影響は大きい。こうしたツールを見ると、若い世代のモチベーションは、帰属や承認にある事が分かるが、これは著者のいう、モチベーションが移り変わっているというよりも、単に承認してもらう相手が会社から社会に広がり、会社の中だけで生きた世代から変わってきた事を示しはしないか。つまり、既に満たされたからモチベーションが変わったという仮説ではなく、承認欲求の相手が多様化されたために、閉鎖的な会社内の価値観に依存しなくなった、が正解だろう。
こうした事を考えさせられた。では、AI社会では。人はAIの仕事の是非を判断はしても、言葉で評価する必要はない。逆はもっとシビアでAIが人間を評価しないし、仮にそのような薄気味悪い状態になったとして、AIに「いいね」と言ってもらう人間はどんな気持ちか。AIを組み込んだ前後の工程における人間の仕事は、今よりもっとモチベーションが変わるだろう。その事も考えなければなるまい。
著書の後半は自己啓発。ハッとするような名言の宝庫であり、それだけ読んでいても面白い。例えば、ライブ動画ストリーミングプラットフォームSHOWROOMの代表取締役は、人から応援をたくさん受ける人の特徴は、コツコツやること、との事。学問書ではなく、まして哲学書でもなく、単に名言を散りばめた、ブログのような本である。
投稿元:
レビューを見る
確かに、意味合い、人間関係、没頭が価値なんだとすると、おそらくかなりの数の人は仕事が見つからなくなるんじゃないだろうか。
投稿元:
レビューを見る
働くことに対するモチベーションの変化を読み取ることができた。
なにもなかった時代。乾けない時代と乾いていた時代では、働くことに対するモチベーションが違う。
働くことは、お金を稼ぐことであり、地位を獲得すること。このようなマインドセットは、考えはあるがこれからは違う。これまで人がやっていた作業は、AIが代替することになるだろう。そうなると、ますますモチベーションの変化が大切になる。
これからは、乾いているところ(自分の好きなこと)をいかにビジネスにしていくかが大切。
投稿元:
レビューを見る
モチベーション革命
今の30以下、生まれた時から物が溢れている「乾けない世代」の生き方は、好きをとことん突き詰めるというもの。とてもわかりやすく共感しやすい。
どちらかというと上の世代に、これからの世界を作っていく世代の価値観、そして今後の会社運営の仕方を再考するために読んでほしい本。
◯モチベーションの変化
・戦後を開け上がった世代は豊かさを求め、「身体的・心理的・社会的な快楽」を味わうことが幸福の形
・生まれた時から何でもある30代以下の世代は「自分が頑張る意味合い、自分が好きな人間関係、トコトン没頭」を重視する"乾けない世代"
◯乾けない世代とは
・やりたいことがない人にとってこれからの時代は生き辛い。好きなことで楽しそうに仕事している人の元に自然とお金も人も集まる時代になっている
・これをやれば成功するという黄金律が無い時代だからこそ、自分にしかできないことを突き詰め、楽しみをお金に変えて行く乾けない世代は強い
◯偏愛こそが人間の価値
・これがあると今よりちょっと便利、人よりカッコつけられる、という潜在的な欲求を探し当て、体験をプロデュースできるかにビジネスの焦点が当てられている。アイデアからインサイト(新しい視点)へ
・インサイトを得るためには外部からの刺激が必要。オフィスのデスクワークからは生まれない。
・仕事が楽しくて公私混同になる"ライフワークバランス"の時代へ。
・仕事の普遍原則は、感謝されること(有り難い)。人は自分ではできないこと、短時間でやってくれることにお金を払う。
◯強みを生かすチーム
VUCA(Volatility, Uncertainty, Complexity, Ambiguity)な時代の戦い方は、最前線での気づきをすぐ形にできる体制を整えること。異なる強みを持つ人を集めたチームとする。
人は理解の範疇を越える者に恐れを抱くが、違いこそが価値と。価値=差異×理解(羽根拓也)。理解を広げるために、ストレングスファインダーや偏愛マップ、自分のトリセツ等を活用する。なぜなら、人は言葉に落とし込むことで相手を理解するから。
◯信頼社会
自分に出来ないことを明示し、得意なところを専念する。お互いを信じて頼り切る社会。
ここで大事なのは信頼関係の構築と情報公開(例,Google)
生産性の高いチームには「お互いの気遣い、配慮や共感」があり、心理的安全性が満ちている。
これを見極める質問は「あなたのマネージャーはあなたのことを、"人"として見てくれているか?」
他人へ迷惑をかけてしまったら、その分ありがとうという言われる行動をしたり、ごめんなさいには、お互い様と言えるようなおおらかさを持つ。
◯やりたいことを共有するマネジメント
マネジメントのポイントは①全員がやりたいこと②世の中のためやるべきこと③個人がやりたいことを把握し、すり合わせること。
リーダーが「なぜやるのか」を強烈に提示する。その上でメンバーのなぜがあまりにも一致しない場合は、ここでは活躍出来ないことをしっかり説明し、退場頂く、需要と供給のミスマッチ
◯著者: 尾原和啓の強み形成
会議でリアルタイムで議事録を作成。会議終了と同時に議事録を渡すと、喜ばれ重宝されるようになった。
会議や食事会の度、進んで議事録を取るようにすると、会議や食事会にどんどん呼ばれるようになった。
次第に議論の飛躍や会話の煮詰まりの原因が分かるようになり、ファシリテート力が上がって行った。
誰だって最初にできることは小さいが、夢中で続けると誰もが認める価値になる。
https://www.amazon.co.jp/dp/4344031822/ref=cm_sw_r_cp_awdb_wE94zb3BR5JCD
投稿元:
レビューを見る
人と違う歪みが、価値となる。その価値がコミュニティで評価されてビジネスに繋がっていく。そのために、自分の好きなことに専念して歪みを育てていくことが、若い世代のモチベーションである。嫌なことでも我慢してお金を稼いできた世代とモチベーションのベクトルが違う、という話。
自分は、嫌なことでも我慢できてしまうタイプなので、それを矯正して無理して好きなことをする、っていうのも何か違う感じがする。好きなことを聞かれても、自分の好きなことがよくわからず、うまく答えられないのは、古い時代の呪いなのかな〜。
投稿元:
レビューを見る
幸せの5要素
達成、快楽(前の世代)
人間関係、意味合い、没頭(今の世代)
仕事の価値はどんどん置き換えられている。
筋肉→蒸気機関
頭脳→AI
感情・非効率さ・偏愛→しばらくは置き換えられない
・3つの働き方
好きを仕事にひたすら
代替されない昔ながらの仕事コツコツ
永遠のフリーターその日暮らし→これは環境次第
好きを突き詰めるためには、インプットだけする時期もあり。
自分の突き詰めたとこから生まれるあたらしい目線・意味付がみんなにとっての新しい意味付になるかも。モノよりそれが求められているかも。
投稿元:
レビューを見る
今の30代以下の人に向けの、モチベーションをどうあげていくかという本。旧世代とのモチベーションの違いを説き、どうモチベーションをあげていくかを語っている。旧世代にとっても、若い世代とのコミュ二ケーションのためだけでなく、世の中の変化を感じるために読んでおくほうが良い本と思う。AIを使った診断サービスがAIを育てていることになるということなど、言われてみるとなるほどだが、かなり衝撃を受けた。
投稿元:
レビューを見る
借りたもの。
働き方改革が叫ばれる現在、今まで(バブル崩壊くらいまで?)との働き方のジェネレーションギャップを説き、それまでの働き方が通用しないことを説く。
働くためのモチベーションが変化していることを紐解いている。
敗戦後、モノが無い・足りない(乾いている)状態から作ることで物質的豊かさと経済発展の右肩上がりを経験した世代(物質的豊かさ=幸福)と、もうすでにモノが有るため「乾けない」世代(物質的豊かさ≠幸福)。
現代の働き盛りが求めるものは、個を重視し、仲間とのコミュニケーションを大切にし、精神的豊かさを充実させること。
豊田義博『なぜ若手社員は「指示待ち」を選ぶのか? 職場での成長を放棄する若者たち』( https://booklog.jp/item/1/4569832024 )にも通じる。
また、グローバリズムが加速する中で、「個」とその多様性を尊重することが求められていることが感じられる。
特に今後の働き方は「好き」の専門性を高めたものが力を持つとする。
そこから生まれるイノベーションが、今後のビジネスの鍵になることを懇切丁寧に説明している。
仕事とプライベート(個人のライフスタイル)は分けられるものではなくなった。
それが充実した社会をつくるものとなることを私も切に願う。
AIの普及により人間が労働力とならなくても、生み出されたお金がベーシックインカムなどで皆に降り注ぐか?という問題提起は興味深かったが、著者の答えは「まだ分からない」だったのが残念……
投稿元:
レビューを見る
【遊び革命】
公私混同でいいと思います。
零細企業の社長さんは金銭面での公私混同の典型です。
本来は精神面での公私混同が必要です。
マツコの知らない世界に出演されるマニアさんは、みな幸せで楽しそうです。
それで金銭が発生している人もいます。公私混同の世界です。
何が「公」で、何が「私」かわからなくなってくる状態です。
マニアさん
ここまで来ると好きなことについて、平気で2,3時間はしゃべることができます。そして、その分野に興味がある人はその人の話を真剣に聞いてくれて賛同してくれます。真剣に耳を傾けてもらえることにより、他者からの承認を得ることができ、マニアさんは幸福感を得ることができます。
現在、物理的な「物」は溢れかえっています。物、金では幸福感を得ることが難しくなっています。幸せになるためには人に認めてもらうことが一番になってきています。
ハマりやすい人と、ハマりにくい人がいると思いますが、これからは確実にハマりやすい人が幸せになる時代です。何かのきっかけでそれにハマったということがありますが、そういう人は常にハマる題材を知らず知らずに、探し求めています。少しでもそれに興味を持つと、のめり込みます。
没頭の妨げ
家族や親族、友達はハマる行為の妨げてになります。ハマる行為自体、普通から外れることになります。ハマって突出することは周りの人とは異なる存在になります。つまり普通ではなくなるのです。近くにいる家族、友達は普通から逸脱する人を異質者として扱い排除しようとします。あるいは、自分の周りの狭い範囲の常識から逸脱しないように、ハマる人を普通の領域に戻そうとします。
この妨げに遭わないためにも、突出するまでは近くの人には公言しない方が良さそうです。公言しても周りからの圧力に屈しない強靭な精神の方(起業家)は問題ないのですが、それ以外の人はある程度突出するまでは公にせず、それなりに突き出た感を感じた頃に公言する方がいいです。
出過ぎた杭は打たれません。
投稿元:
レビューを見る
本書最初の方では、「上の世代」と、いわゆる「ゆとり世代」や「ミレニアル世代」と言われる世代とそのさらに下の世代との考え方の違いを述べられ、
なるほどなと思うところが多々ありました。
私はというとゆとり世代ともミレニアル世代とも違う、その少し上の世代であって。
ただ根本的に元々持っていたものが違うということで、相互理解がないのはどうかと思ってはいるけれども、上の世代が下をコントロールしにくくなっているのは事実だし、そこに良い悪いはないって話です。
・
そして、これからはやはり自分の興味のあることを掘り下げられる人が勝つと。
これはどの本にもこれからの働き方として書かれてない人はいないですね。
・
ただ興味深かったのは、「ストレングスファインダー 」という診断テストのこと。
仕事における自分の強みを把握することができるもので、ネット上で有料でできるそうです。
やはり好きなことを仕事にというのは大事なんだろうけど、仕事にできるほど没頭するものがある人ってまだまだ少ないのではと思ってしまいます。私も含め。
だけど、「仕事の中で」好きだったり得意な分野というのは私にもあり、それを伸ばせる環境をいかに自分の手で掴んでいくか、という方向へ持ってくことでもいいのかなとこの本読んでちょっと思いました。