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旅行用に買って、1ヶ月くらいかかって読みました。
序盤はハイペースだったのに、段々雲行きが怪しくなってきて&結末を読むのがもったいなくなってきて、ペースが落ちました。
パラパラっとめくった時にエピローグ前の最後の文を読んでしまい、薄々オチはわかっていましたが、なんというか虚しくなります……。おもしろかったけども……。ハッピーエンドでないのはわかっていたけども……。デスノートを読んだ時の気分……。
結局何が嘘で本当か、
嘘を見破るはずの首輪があったのにわからなかったんですね。
まあなんにしろ師匠が悪いような気もしますが。
師匠と出会ってしまったことも。
それにしてももしこんな首輪があったら……と考えてしまいますね。外さないなぁ……。やっかいだなぁ。
全く関係ないですが、この片山若子さんのイラストが好きで、大抵内容が好みなので衝動買いしてしまいます。(少年検閲官とか春季限定~シリーズとか)
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独自を世界を構成し、等身大の少年を描く。
人間はうそつきだ。
嘘をうまく利用し、活用し、操って、生きていく。
人間は嘘からは逃れられない。嘘と向き合って付き合っていかなければならない。
誠実に嘘をつき、嘘を嘲笑う。
嘘を軽蔑し、嘘にすがりつく。
主人公は嘘との相性が悪かった。
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嘘発見器を身につけることが義務となった国で、その首輪を外す仕事をしながら生きる少年フラノ。さまざまな人との出会いから自身と制度の秘密を知ることに。
首輪除去の成功と、時には残酷な失敗を重ねていきながらも最後は必ず成功すると思ってたら...!!人間の弱さ、臆病さ、愚かさそしてそれによる愛おしさが浮き彫りになって感じられた。フラノの淡々とした文章で綴られる生への渇望と、それが叶わない結末が静謐さを醸し出すラスト。子どもの頃読んでたらビリビリに本を破いていたかも知れないけれど大人になった今だとその余韻が好みだったりもする。
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首輪型の嘘発見器をつけることが義務になった世界。自分の今住んでいるここがこんな世界になったら嫌だな、と思いつつ接客業をしていたことがあるので、これはこれで接客も楽そうだなと思うことも、、笑
作中に「嘘は嘘だとわかったときに傷つく」(うる覚えです、、)とあって確かになあと。嘘自体が悪い訳じゃなく、悪意ある嘘(これもまた主観になってしまうけれど)がダメなのかなと考えた。
作品自体は主人公フラノの視点で描かれる。16歳と18歳の時のフラノの体験が交互に書かれていくので、読み進めながら、18歳の時に言ってたアレはこの時の話なのか、、や16歳最後のストーリーと18歳最初のストーリーが繋がっていたり、、、そういう伏線?が回収されてく感じに感動しました。(再読だけど絶対同じところで感動してる笑)
フラノがどんどんピンチに陥っていく時。
首輪があるのにも関わらず、誰を信じたらいいのかわからない状態になってしまう。首輪はあってもなくても人間の本能的に嘘はついてしまうものなんだろうなと改めて認識。
最後の最後、フラノは愛する人も救えず、自分自身も救えずに生きたいと願いながら首を絞められてしまう。
嘘に振り回された少年の無念さがなんともいえない作品でした。
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3にしたけど2.7くらい。ファンタジーすぎたけど読んでみてもいいかなって思う作品だった。んー。特に感想は無い。
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うーん、アガサ・クリスティー賞って何なんだ?って思ってしまうほどミステリーでないんだけど。
SF?ディストピア小説?って感じでした。
私の好みではなかった。