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古典部ファンブックだ!(書き下ろし短編付き!)
古典部シリーズ各物語の裏話から、名だたる小説家さんと米澤さんとの対談、古典部4人の本棚に何が入っているか大公開など読んでてニコニコしてしまうコンテンツがたくさんでした。
唸ってしまったのは、対談のページでどなたとの対談でも過去の名作から最近の作品まで問わず作品名がバンバン出てくる。しかもお互いどんなタイトルがでても「あーあれね」みたいな受け答えで、おそらく全部知ってらっしゃる。
やはり小説家は知識が凄いんだろなと感動した……
対談相手の恩田陸さんが「既存作品からの本歌取りを楽しむためにも、(ミステリーファンには)お勉強して、とは言わないですけど、過去の名作も読んでみてほしいですね」っておっしゃってて、ぐうの音も出ないなと思った次第。
対談で出てきたタイトル順番に読んでみようかな…
古典部の本棚は、千反田ちゃんのラインナップが自分と近くてわくわくした。ふふふ。
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非常に面白く読めた本だった。収録された短編は勿論、どの記事も興味深くて薄いながら密度の濃い一冊。
〈古典部〉シリーズそのものの解説というよりは、その執筆の裏側を知ることができたように思う。米澤穂信が何を読み、何を意識して物語を紡いだのか。解説から、対談から、ミステリを中心に様々なことへの造詣の深さが伺えた。
文章を書く上で心がけていることにも再三触れられるし、色々な書籍の名前が挙げられるので、小説について考えることの、そして米澤作品に限らず、色々な小説への糸口になりそうな本でもあった。
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面白かった。
前にメロスの感想文を読んだ時に、ホータローの読書感想文をもっと読んでみたいと思っていたのでとても満足。感想文の中身はもちろん、ホータローが実は楽しんでいたということにニヤニヤしてしまう。
加えてホータローが読書をしている描写を読むたび本棚を見てみたいと思っていたので、そちらに関しても満足。まさか古典部メンバーみんなの本棚が覗けるなんて。知らない本も多くあったので、ぜひ読んでみたい。実はこの本と同時にモモを買ったので(小学生の時に読んで良かった覚えがあり読み返したくなった)、千反田の本棚にモモがあってなんだか嬉しくなってしまった。
そして多くのインタビュー。ミステリは元々好きだったけど、まだまだ「ミステリ好き」とは言えないなと改めて実感。このインタビューを参考にもっとミステリの世界、また読書の世界を広げていきたい。
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古典部シリーズのガイドブック。
対談集や、書き下ろし短編の「虎と蟹、あるいは折木奉太郎の殺人」を収録。
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ずっと読みたかった本でした。
何より、短編が読みたかった。
奉太郎の中学時代の読書感想文の話でした。
中学の頃から奉太郎は奉太郎なんだなあと思いました。読書感想文をよんで奉太郎のことがもっと好きになりました。
(最後の方は奉太郎が色々かわいそうだった)
他にも古典部シリーズ制作の裏話や、古典部メンバーの本棚が見ることが出来て、とても満足の行く内容でした。
これからの古典部シリーズへの期待が高まりました
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古典部シリーズが大好きな私には最高の1冊だわ!(*゚Д゚*)書き下ろしも嬉しいし、対談も楽しい♪そして読んでいた時に気づかなかった隠れネタが多くて少し悔しい(-_-)もう一度復習しようっかなぁ(^^)
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「古典部」中心に、米澤穂信の大解剖。
古典部書き下ろし短編
「猿と蟹、あるいは折木奉太郎の殺人」
なかなかおもしろかった。古典部の新入生大日向が、こともあろうに奉太郎の中学生の時の読書感想文を持ってくる。奉太郎の中学では在校生が感想文を書くお手本として、先輩の感想文をまとめたのを見せる、というのを国語の先生が行っていたのだ。
1年は「走れメロス」2年は「山月記」3年は「猿蟹合戦」。部員の前で肴にされてしまう奉太郎。しかも猿蟹合戦は芥川龍之介の書いた短編で、千反田はそこに奉太郎のある意図に気づく・・ う~ん、やるじゃないか奉太郎!
古典部メンバー4人の本棚は? 米澤氏が30冊考えた。奉太郎の棚には篠田節子の「夏の災厄」があったのがうれしい。
米澤穂信の作られ方
氏の年表。影響を受けた本、発表した本。
講演録「物語のみなもと」H28.1.10岐阜県にて
物語は役に立つのか? いやいや日常生活は物語に満ちている。たとえばコマーシャル「24時間闘えますか」にも働く先の栄光の物語、ドリンクを飲めばその栄光につながるのだという物語がある。物語は人を導き、鼓舞する。書く身としては自分はひとつの情報体だ。自分が死んでも作りだした物語が拡散し、自分のかけらが残る。自分の小説が誰かの物語の源になるかもしれない、そう思うことで、私はけっこう満足する。
人間はなぜ物語を作れるのか? 自分は、物語は、なぜだか出てきてしまう。
2017.10.13初版 図書館
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2022/7/24
短編がとても良かった
メロスといい奉太郎は文才があるなぁと思うけど、よく考えたら、米澤穂信さんが奉太郎ぽい作文を書いてるわけで、本当にすごい
それぞれの本棚紹介も面白かった
インタビュー系は、相手の方をあまり知らなくて楽しめず
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本編を読んだのが昔すぎて、内容をかなり忘れてしまっていたことに気付いた。最新作が出る前にもう一度最初から読み直したくなった。
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氷菓シリーズにまつわる話だったり、短編が載っていたりして、読み応えのある本だった。
氷菓シリーズが好きな人にはおすすめ。
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短編の『虎と蟹,あるいは折木奉太郎の殺人』目当てだったけど、対談やインタビューなど盛りだくさんで短編以外にも楽しめた。古典部メンバーの本棚を覗いてみよう企画が好き。みんな充実した読書をしていてすごい。
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SL 2023.5.6-2023.5.8
短編「虎と蟹、あるいは折木奉太郎の殺人」収録。
奉太郎の読書感想文。面白すぎ。
とにかく続編待ちます。
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古典部シリーズ、一気に読んだので早く続きが読みたい!こんな気持ちで皆さんずっと待っているんだろうなあ…。
シリーズのおさらいをし、米澤さんの人となりを知り、他の面白そうな本にも出会えるお得な一冊。
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やっぱり古典部は面白い!キャラの掛け合いもホータローの内心も、特に心の声が一癖二癖あって読んでて笑っちゃう
奉太郎の絶妙に厨二くさいところも好き
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読み切り、作品の情報をはじめ、作者の古典部シリーズに対する思いなどが細かく書かれていて満足感のある一冊でした。
メインキャラの本棚紹介コーナーが非常に良い。
インタビューなどでも沢山のミステリ作品が上げられていて読んでみたくなりました。