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夏川草介の神様のカルテ0を読みました。
神様のカルテシリーズの前日譚で、4つの短編が収録されています。
栗原一止と進藤辰也の学生時代のエピソード、一止が本庄病院に採用されるときの経緯、そして榛名の山岳写真家としてのエピソードなど、面白く読みました。
このシリーズに登場する人物たちのサイドストーリーなので、このシリーズを気に入っている人にはおすすめです。
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神様のカルテシリーズでは、これまで人間の生に医療は何ができるのか、医者である以前に人間であること、歩み続けることの大切さをテーマにしてきたが、この0(ゼロ)では、ずばり“人”を扱っている。
人には誰にも知られていない顔、過去、寂しさがある。
けれど、それらを抱えながらも「生きてる」のだ。
神様のカルテの最新刊を期待したい
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一止の学生のときとか、研修医のときとか、病院がなぜ365日24時間営業になったかとか、榛名さんのお話し
「神様のカルテ」の意味も描かれてある
でもまぁ、映画化したときは意味が違って捉えられていたというのは感じてた
解説で書かれてあるけど、まさにブラックジャックのアレと同じような意味だろうなとは思ってたよ
一止が患者に寄り添う姿を神格化して読むと「神様のカルテ」は医者の書いたものだろうけど、違うわなぁ
思いもしないところで患者さんがなくなったり、予想に反した驚異的な快復したりする描写を医者の祈りにも似た献身のおかげと読み違えたのか?
とりあえず、本編を好意的に受け入れている人には好評だと思う
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若き内科医の地方病院での奮闘ぶりを描いた、神様のカルテシリーズですが、この本ではその承前的な内容を扱っています。以前読んでから間が空き、思い出すという作業が必要でしたが、登場人物たちがひとりふたりと現れ始めると、蘇ってきました。彼らの直向きさや、喜び、矛盾に苦悩する姿に、ほっとしたり、ジーンときたりします。現実にも地域医療に情熱を傾ける方々に、頭が下がります。
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本はよいですな、先生
本は、また別の人生があることを我々に教えてくれる。たくさんの小説を読めばたくさんの人生を体験できる。そうするとたくさんの人の気持ちもわかるようになる。
わかると良いことがあるのですか?
優しい人間になれる。
しかし今の世の中、優しいことが良いことばかりではないように思います。
それは、優しいということと、弱いということを混同しているからです。優しさは弱さではない。相手がなにを考えているのか、考える力を 優しさ というのです。
優しさというのはね、想像力のことですよ。
しかし、優しい人は、苦労します。
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國枝さんの言葉。
本読みに沁みる言葉。
シリーズ1.2.3を読んでからの0、なんだか…感慨深かった。イチト達にこんな過去があったのか、と。こんな過去があったから、みんなの関係が温かいのか、と。。。
しかし、イチトとハルの出会いはまだ秘密なのね。
久兵衛で呑んでた女子がハルかな?と思ったけれど、どうなのかしら。。。まだまだこの世界を見ていたい!
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とても良かった。ほんとに読後感がよい作品です。
今回もスリリングな熱いという盛り上がりがあるわけではないが、引き込まれて一気に読み終えました。神様のカルテの意味、小説の方が断然いいですよね。
榛名、一止の空気感もとても良く、まだまだ続きが読みたい作品です。
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先に、タバコへのこだわりは面倒ね、とだけ言っておきさえすれば、
力を与えてくれる本だなあと思います。
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読むのが勿体なくて、ずーっと取って置いた。イチさんが研修医時代の話し、良かった~♪大狸先生の言葉、良かった~♪また、1から再読しちゃいます!
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急な視点の変化に驚いた
この本のタイトルの神様のカルテの意味が書いてあり、わたしも医療関係でではないがそのような考えを持っているので共感し、同じ考えの人がいることを嬉しく思った。
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0(ゼロ)だから、番外編かスピンオフなんだろうな。 そう思い、主人公の名前すら忘れたまま読み始めた。 ん?本庄病院。24時日間365日。大狸先生に古狸先生?? ドクトル、学士殿に男爵。。。 おぉ、本編主人公は栗原一止くんじゃないですか!! そして、山岳写真家??よくできた奥さんじゃない?? あとがきの砂山スペシャル!!お~~~~。 さてさて、このゼロをもとに、本編1から再読は必然ですね(^^)b
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シリーズの中で出てくる重要人物達のスピンオフ的な要素もあり新人の頃の一止の既に魅力的な人物描写が素敵。このシリーズは裏切られなくて安心して楽しめるから大好き。
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やっぱり、このシリーズは好きだ。
読んだ後に、なんともいえない爽やかな、優しい気持ちになれる。
「0」は、一止くんの大学時代の話や、一止くんが入る前の本庄病院が描かれている。その頃から、ちゃんと真っ直ぐで、強い人たちで、嬉しくなった。
医療の現場でなくても、なんて自分は無力なのだろうと感じることは多々あって、なんのためにこんなことをやっているのか分からなくなることもある。正しいかどうかなんて分からないけど、少しでも善いと思う方法を持てる力でやり抜くしかないのだなぁと感じた。
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今回の作品は主人公が本庄病院の医師として働きはじめるアレコレを短編で描いているので,一止が登場しない章もあり、スピンオフ作品としても読める。
特にハルナ姫の冬山の章が凄すぎる。
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このシリーズは読後にとても爽やかになれるから大好きです。今回は短編集で、今までのシリーズものと結びついているので、とても楽しく読めました。
松本に行けば一止さんと榛名さん、御嶽荘のメンバーに会えそうな気がして、、、。
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登場人物たちのルーツ、それぞれの強さ抱えてる思いなどを知ることができ、面白かった。
一止たちの国家試験前の医学生の時代、板垣部長先生と金山事務長の話、命の重さや運命は神のみぞ知る神様のカルテがあることを描く研修医時代の一止の話、後に一止の妻になる山岳写真家榛菜の強さを描く話。
それぞれの過去を語ると共に、命に対する重みや向き合い方に葛藤する人々を描いており、このシリーズにより深みをもたらす一冊だと感じた。