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ある都市が他の都市に戦争を仕掛けた、という話ばかりで、退屈といえば退屈。しかし、毎回指揮官が違って戦力が変わるので、なんどかんだで退屈せずに読める。
著者の想定する天才という存在が、ニヒルでドライなアウトロータイプの軍人ばかりなので、ワンパターンな感は否めない。善人の天才がいたっていいじゃないかと思う。まあ、そこは時代なのかなー。
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どこまでいっても人は自分を認識するために外にアピールせざるを得ない.どのような方法論を選択するかは環境に依存する.本作は空が使えないという制約の下で7国家を弄ぶ.途中で話が終わっているが(描いていていたたまれなくなった?),結局“そして誰もいなくなった”状態まで争うのだろうか.
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七都市は、古代中国の戦国の七雄みたいなものだろう。各国の首長や軍師たちが策を巡らし、鮮やかな駆け引きが行われる。登場人物がどれも個性的だ。続きを書いて欲しい。
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おまけが付いとる
「情をもって訴え、理をもって説き、利をもって誘い」
と言ふのの原典がわからないのだが、かっこいい。
うんうん。
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高度500m以下の地上に縛られながらも、大転倒以降の地球は今日もうずまく政治と戦争に明け暮れる日々。といった架空戦記。
この世界だと地軸がズレても、既存の地図が大きく変わったために人口は減ったけど、生きていくのには問題ないらしい、というのがまず最初。
(個人の感想です)同じ著者の銀河英雄伝説は未読なので安易に比較すべきではないのだが、規模を小さくして時間も短期間にし、連絡短編にすると本作のようなイメージになるのでは、と想像した。
創竜伝で著者を最初に知ったため、戦略に戦術、政治と軍事、組織と個人、といった作品を読んだのは初めて。
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最近マンガ化したので再読。
一つ一つの話が短くまとまっていて読みやすいです。
もう少しエピソードを読みたい作品ですよね。
続きは書かないのでしょうか。
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地軸が90度転倒し、空をオリンポスシステムによって封印された地球。
そこに建造された七つの都市同士の争いを描いた作品。
こんな状況であっても戦争をし続けるのはまさに
「バカバカしい開戦理由というべきだろうか? だが人類の歴史上バカバカしくない開戦理由など存在したことはないのである」
という劇中の文章が全てを物語っている。
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どちらかといえば優柔不断なほうだ。昼ごはんの定食屋のメニューもなかなか決めかねる有様だ。
なので本書の登場人物のような確固たる信念と強靭な鉄の意志を持った性格に憧れてしまう。コイツら、なんの迷いもない。
会社に勤めていると無理難題を言われすぎて戦う気も起きないなぁなんて心境によくなったりするけれども、コイツらは上層部にもクールに屈しない。
その実、クールな面構えの裏では激しい感情が渦巻いているといった感じで、自分はあまりこういったいわゆる戦記もの、というのは普段読まないのだけれど、本書はその辺りに惹かれてしまう。
「サノバビッチ!」
ケネス・ギルフォードの鋼玉の瞳に、ギュンター・ノルトの、拳銃をかまえた姿が映った。
「そのとき、おれは心に決めたのですよ、敬愛すべき第一市民。そいつが、その政治家が栄光の頂点に立ったその瞬間、おれの手で射殺してやろう、と。」
あなたがたは、わたしに、夫の理想を破棄するように、と、そうおっしゃるのでしょうか
しびれるセリフが満載
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「大転倒」によって地軸が変動し、大陸が変貌した地球にて興った七つの都市が攻防を繰り広げる架空戦記。
多くの犠牲を払って一つの都市を陥落させたところで、他の都市同士で戦争を続けるのは想像に難くない。
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上空500m以上の物体を破壊するという
オリンポスシステムにより
空中戦が禁じられた世界
設定がまず面白い
七都市の攻防戦は流石、田中芳樹先生
銀英伝に近いかな