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QEDの本編は完結したはずなのに、忘れた頃に新刊が出る。
今作は金沢にある白山比咩神社に纏わる事件と、東京の吉原で起きた事件の2本立て。
金沢の歴史は詳しくないので、いつもどおり、ふーん、って感じで終わってしまったが、北陸新幹線の開通がまだまだ先って、時代設定はいつなんだろうか???その疑問だけが強烈に残った。
そして、2本目の吉原に纏わる話は、タタルと奈々が出会った頃の出来事を描く。神社は出て来るが、いつもより薀蓄は少なく、吉原の残酷な歴史にスポットを当てているので、幾分読みやすい。
しかし、今作のサブタイトル「ortus」は、密かに新しいシリーズが始まったってこと??
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わーい新刊ー!白山ひめ神社は4年前?に行ったので、そういう意味でも楽しく読めました。タタルさんと奈々ちゃんのお話もっと読みたいな。
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短編2本”白山の頻闇”と”江戸の弥生闇”、面白かったが残念ながら短すぎるのが辛い。
白山のほうはもちろん白山権現の謎解きで、オマケの殺人事件はもちろんある。奈々の妹沙織がいつのまにか石川県の白山比咩神社の近所に嫁いでいる。そこら辺の話は今まで出て来たのかどうかも全く記憶になくてなんか置いてけ堀気分というか、話にノリきれない部分ではある。それにオマケ殺人事件のほうがデンボか盲腸のような感じで殺された人と自殺した人の事とか沙織の旦那の兄やそこらへんの話をもっとダラダラと書いてくれていいと思う。ていうか、首落とされてるのにスルーに近い扱いって、まるでタタル目線(笑)ともかくページ数はこの10倍ぐらい必要かと。ともかく、ちょうど白山比咩神社に行きたいという話をしていたところだったのでタイミングは良かった。
江戸のほうは学生時代の奈々入学のころの話。神の時空五色不動の猛火からもうすこし書き足りないぞというモヤモヤがあったので書き足したと思いたくなるような感じ。浄閑寺と吉原の話が中心。白山よりもさらに短いながらこちらのほうが殺人事件とかなり上手くまとめてある。ただし、非常に普通、普通なだけに江戸時代にも普通にあったのだろうと感じさせる。
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今回のQEDは白山と吉原の二本立て。吉原の方は2人の学生時代のお話です。白山の方は自分も神社へ行ったことがあるので、風景がすぐ思い浮かんですんなり読めました。が、菊理媛の謎ときはともかく、事件の方は私的には微妙…。でも新刊出るとつい買っちゃう性が悲しい。
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久々のQ.E.D
沙織ちゃんの旦那さんにみんなで会いにいくみたいな話。
というわけで小松崎さんは出てこず。
短編二本でもう一本は、奈々さん、タタルさんの学生時代の話です
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図書館より。
久しぶりにQEDシリーズを読了。相変わらずの語りっぷりに懐かしさを感じる(笑)。
しかしいつの間に妹ちゃんは結婚していたのか、そしてあの二人はいつになったら結婚するのか。
表題な作品より、大学生時代の話の方がさらりと読めて面白かった(あんまり長くなかったからかな?)。
シリーズ読み返したい!気合いだーー( ;゚皿゚)ノ
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やはり、このシリーズが安定しているように思います。
最も安心して読める、と言った方がよいかもしれません。
2編、入っていたのがお得な感じ。
片方は、時々付きまとう「これで殺人ですか?」という気持ちがちょっとしましたが、謎の姫神については「(・_・D フムフム」と思いながら読みました。楽しかったです。
片方は、これも久しぶりにまつろわぬ神々、怨霊、御霊からちょっと離れた話で、こちらはとても面白かったです。
ジャーナリストつながりがあるのかな、と思いましたが、そんなことはないようです。
このシリーズ、次がすぐ読みたくなりますが、そうもいかないのでしょうね。
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ミステリーだけど、歴史もの。正史のうらにある謎とき。神社仏閣に対する見方が変わる。このシリーズ、もう一度一気に読み直したい。
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QEDシリーズ。外伝、3作目。
金沢の白山比咩神社に纏わる薀蓄。数か月前、金沢へ旅したのに、全くのスルーをしてしまったのを後悔。まぁ、事件を絡ませるのはいつものことで無理くりだけど、奈々ちゃんの妹にエライもの背負わせちゃったな、、、。
大学生時代のタタ奈々を描いた「江戸の弥生闇」も同時収録。吉原の遊女たちの話だったせいか、こちらの方が分かりやすかった。
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中編が2作。白山と菊理姫、吉原と勝山太夫。
白山はこの話を踏まえて登りに行きたい。古代の色彩感覚とかの話が面白い。
吉原は別の話でも出てきた気がするが、改めて花魁たちの不遇が憐れを感じる。きっと現代でもこんな闇はあるだろうが、オープンにはされていない。穢れの文化は今もっと酷くなってると思う。
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2つ目の話、江戸の弥生闇のほうが面白かった。以前読んだ、中沢新一「アースダイバー」や浅田次郎「闇の花道」に出てきた吉原の話とシンクしているところがあって、デジャヴ感あり、立体的に楽しんだ。
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1話目のエピローグ どういうこと?
2話目 タタルはもう学生時代から奈々との例の絡み構築していたんだね
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さらっと短い作品2つですが
実は重大案件になってしまうのが
最初の作品ですね。
(多分ある事実はのちの巻で触れるんだろうな)
まあこれも悲しい事実が出てきます。
なぜ歴史を学ぶ必要があるの?
その答えは本中にあるような気がします。
2つ目の作品もまた濃いんですよね。
これも弱者を扱った作品。
本当遊郭のお話は嫌なものなんですよね。
(実は私の近所にもかつてありました。
名残ともいわれる建造物も割と最近まであった)
それに関連して出てくる視点。
実は終盤にある事実をもたらします。
そしてその後は…
ちょっと特殊。
サブの本だし。