紙の本
カッコいい
2019/01/16 04:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MEG - この投稿者のレビュー一覧を見る
あらすじを読んで「面白そう」と思い、表紙を見て「睦月ムンクさんのイラストカッコいい」と、ジャケ買いしました。
今まで手に取った事の無い武侠小説だったけれども、本書は大当たり!
私は中国映画のワイヤーアクションを想像しながら読んでいました。
このスピード感溢れる武侠小説を書いた作者が、あのほんわかとした「ハルさん」を書いた人と同一人物だと知った時は、本当に驚きました。
投稿元:
レビューを見る
男装の殺し屋が主人公の武侠小説。
独自の世界観、仇を討つため硬派な主人公、腕に覚えある侠客たち。
展開は早く、それでいてトーンは抑えめ。
もっとじっくり読みたい展開もキャラも設定もあったけど、このスピーディさがよいとも。
とはいえ二つ名で呼び合うところとか、奥義書なんてのは大変滾る。
ラストシーンはもの悲しく、それがよさでもあり物足りなさでもあった。
続編はどうなるんだろう。
ちょっと色恋沙汰を期待したんだけどそういうのではなかったなー。
それはそれとして、7章以降の陸松に思わずキョドるなど……そうか、DT……。
投稿元:
レビューを見る
次々と現れる魅力的な登場人物、そして淡々と語られる様は三国志を読んでいるようだった。とても面白かった。一番驚いたのは,この作品を生み出したのがあの「ハルさん」の著者だということ。作家さんって凄いですね。
あらすじ(背表紙より)
仰の国では、王の徳が失われ、世情が乱れ始めていた。「王を殺す刀」を作ったという罪を着せられて両親を殺された柳紫鳳は、女であることを隠し、「絶命殺」と恐れられる暗殺者となり、旅を続けていた。ある日立ち寄った酒場で、月家刀を手に入れたという男たちから、塞北盗侠こと胡桃核が奪おうとするところに遭遇する。この月家刀こそ、紫鳳の父の作った刀だった。だが…。
投稿元:
レビューを見る
個人的にはすごく好き。
あとがきで「働く女性が気分転換に読んでスカッとするファンタジー」を書いたとありましたが、まさにそんな小説でした。
技の名前や流派、建国記に関連した王族の設定など、ちょっと凝りすぎなところはあるかもしれませんが、私は厨二心が程よく擽られました(笑)
主人公が男装の麗人、ということでもっと恋愛的な要素があるのか?と思いきやほとんどなかったのも個人的には良かった。