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ビットコインとブロックチェーンという単語を最近よく聞くが、無知に等しかったので本屋で手にした一冊。
ビットコインという仮想通貨の描く未来は、これまでの中央集権型の貨幣経済(日本ならば日本銀行)が握っている円の世界を変えてしまうかもしれない。
日本銀行だからメガバンクだからという信頼(企業ブランドのようなもの)によって支えられていた貨幣価値、送金制度が、ブロックチェーンを土台とする貨幣通貨に移り変わる可能性がある。
ブロックチェーンというシステム自体の信頼は、中央集権的なあり方を、我々個人それぞれが担い手となる分散型貨幣経済へと変えていく。
インターネットは瞬時に情報をやりとりする世界を切り拓いた。そして、ブロックチェーンは、価値を一瞬にして送り合う世界を描かせてくれる。
ブロックチェーンに基づきこれまでの企業が中心となったいた事業は、個人や小規模企業にも扱える可能性が生まれている。
水面下で動いていると思っていた仮想通貨の波などがこの一冊を読み、実は近い将来にやってくる変動なのだと気づいた。
そのとき、日本のような大企業に変革ができるのか。正直できる姿が想像できない。
ただものを右から左に流す人の仕事はなくなり、人間にしかできない仕事ができる人が、本当の価値を生む人として重宝される時代がやってくる。
仮想通貨、ブロックチェーンの動向を掴むとともに、自分にしかできないこと(人にしかできないこと)を考えていきたい。
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20180421 ブロックチェーンについて入門書を探していたら目に入って来た。QA形式なので素人でも理解し易いように工夫されている。さらに深く知るにはどうするか?とりあえずこの本を辞書的に繰り返し確認してみようと思う。
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ようやく、肝心なところがわかったような気がします。ビットコイン?ブロックチェーン?結局なんなの?という方にお勧めします。
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ビットコイン、ブロックチェーン、恥ずかしながら何も知らずでやっと入門書を読みました。
僕みたいな本当の入門者にはちょうど良いわかりやすい一冊!仮想通貨はそもそもが投資目的で作られたものじゃないって今更知りました。
この技術と仕組みが世の中の既成概念を変える可能性があることは直感的にわかりましたが、インターネット以来の衝撃かといわれると、自分はまだそこまでピンと来てないかな。
日本人がハードに傾倒しすぎて多くを失ったという記述。
自分は仕事でずっとその「ハード」を担当しているのですが、ハードの開発/製造面のみに目を向けすぎて、他を見失うことがないよう注意しなければとも思いました。個々のデバイスの品質は上がり価格は下がり入手性も昔と違うわけですし。貪欲にいろいろ活かしていかなければと思いました。
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経済学者の野口先生がブロックチェーンにも進出して、そのポテンシャルへの期待を熱く語っているが、凄い凄いと言う割に、何が凄いのかよく分からない。もちろん、仮想通貨以外のブロックチェーン技術の利用がまだ見えてないから仕方がないのかもしれないが、IoTやAIなど、いま流行の技術と組み合わせて、技術革新が起きていると言っているだけのようにも感じる。Q&A方式で書かれているせいかもしれないが、体系立っているようにも見えないし、腑に落ちない。
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2017年11月発刊(☆1年前の情報であることを認識すること) 仮想通貨は理解が困難 仕組複雑で詐欺に使われやすい マイクロペイメント(ごく少額の支払い)→ほぼゼロのコストで送金
単なる投機対象 背後にある技術革新が肝心
第1章 ビットコインとは何か?
1 ビットコインの仕組み 電子マネー=管理者あり 転々流通 価格変動
ビットコインの時価総額14兆円・大企業をしのぐ規模 発行数は2009年から 2017年10月末で1665万BTC 2140年に2100万BTC
多数の仮想通貨1200種類 Ethereumエセリウム Rippleリップルは仕組みが大きく違う
2 ビットコインは安全か? 泥棒は価値があるから盗む。
3 キャッシュレス社会とフィンテック 日本は銀行がスタートアップ企業を買収し自社内へ→技術的遅れの懸念
税の徴収、資本逃避が問題 2013年3月キプロス
4 ビットコインの分裂騒動
第2章 ビットコインを実際に使うには
1 ビットコインにはどんなメリットがあるのか? ビックカメラの決済 送金手数料・ビットフライヤー0.0004BTC
2017年4月改正資金決済法→仮想通貨が正式な決済手段
2 ビットコインを購入管理するには 価格変動が激しく日本人の関心が冷える懸念あり☆301216大幅に下落している現在
ビットコインアドレス=口座番号 ウォレットID=財布識別番号
国税庁のタックスアンサーで「ビットコインは…」→仮想通貨とすべき☆国税庁の理解が浅いのか?
第3章 銀行が仮想通貨を発行する
1 メガバンクが仮想通貨を発行する MUFGコイン・2017年の予定が延期☆現在の状況は?
2 中央銀行が仮想通貨を発行する可能性も スウェーデンeクローナ
3 将来の通貨体制はどうなるのか? ①ビットコインのようなものが主流②メガバンクのものが主流→現在のポイント還元のような状態③中央銀行のものが主流
現在の日銀ネットから独立した独自の通貨圏が形成される可能性
第4章 ブロックチェーンとは何か?
1 ブロックチェーンの仕組み 公開された台帳,ブロックに記録して管理→書き換えることができない→管理者不要・低いコスト
クライアント・サーバー方式による中央集権型ではなくピアツーピア(P2P)による分散の仕組み→町の中央広場に大きな石の板・書き込んだら(石に掘る=マイニング)誰でもみることができる→信頼
2 ブロックチェーンはどれほど重要か?
あるデータをハッシュ関数に入れる→ハッシュという数字が出てくる 素因数分解 2 11 13 13 1283 → 4770194 は簡単だが逆は難しい。
ある方向に計算するのは簡単だが逆方向に計算するのは難しい関数→一方向関数
プルーフ・オブ・ワークは必要悪→改ざんできない
ビザンチン将軍問題 性悪説 悪いことが採算に合わない→不正行為よりもマイニング
51%問題→過半数が結託すれば保証できない
3 2つのブロックチェーン:パブリックとプライベート
インターネットで出来なかったこと①経済的な価値を送ること②信頼を確立すること
AmazonではSSL認証→コス���がかかる。
クレカ決済→2~4%の手数料→中小企業では導入できない。
インターネットの普及は10年かかった(電話回線からの切り替え必要)→ブロックチェーンは短時間で普及する。
プライベートブロックチェーン(参加者を限定したもの・入るコンピュータを組織が決める仕組み→組織が悪いことをするはずないという発想)
第5章 ブロックチェーンの応用が広がる
1 証券取引や保険、そして資金調達も変わる
パラメトリック保険→損失額を測定してから保険金ではなく、事象(地震)で自動的に保険金支払い
ICO Initial Cost Offering 資金調達手段→中国ではバブルが生じ禁止
2 スマートコントラクト(決められた契約に従い取引)Uber Airbnb 商品の履歴追跡
3 予測市場がデリバティブにとって代わる☆同じ金融派生商品の一種・複雑なものを簡単にできるか?→分かりやすければヒット
4 ブロックチェーンと日本企業 日本企業が自己完結型で閉鎖的→開発の遅れ
第6章 シェアリング・エコノミーとブロックチェーン
1 シェアリング・エコノミーとは何か? Uber→タクシー会社の人が独立し登録増(雇用増)
2 シェアリングの普及のために規制緩和が必要☆日本のUberの仕方は?民泊
3 ブロックチェーンはシェアリング・エコノミーを進化させる☆家を買うときに参考
4 様々なシェアリング 所有と賃貸借の差が曖昧になる→金融の範囲が広がれば低所得者に恩恵
第7章 IoTとブロックチェーン
1 IoTとは何か?
2 IoTの展開にあたっての課題 セキュリティ→サイバーテロでインフラ破壊☆個人レベルでは関係ない
3 ブロックチェーンが問題を解決する
第8章 分散自律型組織DAO Decentralized Autonomous Organizationが作る未来社会
1 DAOとは何か?仕組みが出来上がるとメンバー全員が亡くなっても動き続ける
2 DAOは働き方をどう変えるか?
3 DAOは社会をどう変えるか?
4 DAOとこれまでの社会の衝突
5 量子コンピュータは、ブロックチェーンを破壊するか?
6 ブロックチェーンについてさらに学ぶには 社会が大きな転換点にあることを意識すること
プライス・ウォーターハウス・クーパーズ 経産省 レポート多数
☆310107土井 BINANCE世界最大のアルトコイン取引所
POLONIEX アメリカ大手
リップル→銀行間取引に使用
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仮想通貨の一種であるビットコイン、それを流通させた要素技術であるブロックチェーンについて、Q&A形式で説明を重ねている。まさに発想の劇的な転換を感じる。価値の取引における信頼性の担保が、従来は扱う組織依存であったものを、技術そのものの仕組みに持たせている点は革新的だ。当面は従来型の金融業が脅威に感じ、自ら仮想通貨を発行することを検討中とあるが、その仕組みは従来型管理の延長上でしかなく、本来内在している技術の利点が生かせない。反面、自律型システムに対する管理責任の所在の問題など、社会に幅広く受け入れられるための課題は山積している。夢のような展開が想定される可能性を、どう現実に落とし込んでいくか、今後の動向に注視したい。
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名著 「ブロックチェーンの革命性」が本著の言わんとするところ
野口先生にはいつも勉強させられる
1.ビットコイン
処理スピード遅い
途上国 銀行店舗ネットを超えて、ビットコイン決済システムへ
電話網が、優先ネットを超えて、無線電話への移行と似ている
2.ブロックチェーンの革命性
(1)経済価値を送る
(2)信頼を確立する
3.インターネットとの比較「情報のインターネット」
情報を地球上どこへでも「コストゼロ」で送ることを可能にした
ブロックチェーンは「価値のインターネット」
4.ITにおける第三の革命
(1)大型コンピュータからPCへの変革
(2)電話からインターネットへの変革
(3)ブロックチェーン
5.DAO分散自律型組織 Decentralized Autonomous Organization
法体系の見直し・改正 行為の主体・責任
「業法」の意味 誰もがサービスの供給者となる・・・シェアリング
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ビットコインやブロックチェーンという言葉はよく聞いたことがある。しかし、その仕組みについてはこれまで興味もなく流してしまっていた。
そんな私にはぴったりの本でビットコインがどういう仕組みでどういう意味があるのかがよく分かった。
データの改ざんが出来ず、管理者も不在でよく、送金コストが格段に低下するし、少額取引でも世界中に送金が可能となる革新的な技術である。
その基礎となっているのがブロックチェーンという情報技術である。
この技術の記述は大まかなものだったので理系出身者としては少し物足りないものがあった。
しかし、この技術を使うことで、人々の暮らしが大きく変わってしまうほどの可能性が秘められていることが分かった。
特にシェアリングエコノミーとしてすでに広く利用されているUberやAirbnbなどは現在が過渡期で将来はこういった会社不在で自立型のサービスとして成り立っていく可能性があることは非常に興味深かった。
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前半でビットコイン、後半でその基盤組織となるブロックチェーンについて説明されています。多くの質問に対して順に答えていくという形式ですが、一連の流れとして話は繋がっています。ビットコインのみならず多くの関連技術の仕組みやそれを活用した現在や未来の姿について簡潔に説明しており入門書として読みやすいと思います。ただ専門用語や概念が多く出てくるので、基礎知識がないと理解が難しい箇所も多少ありました。
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<目次>
はじめに
第1章ビットコインとは何か?
第2章ビットコインを実際に使うには
第3章銀行が仮想通貨を発行する
第4章ブロックチェーンとは何か?
第5章ブロックチェーンの応用が広がる
第6章シェアリングエコノミーとブロックチェーン
第7章IOTとブロックチェーン
第8章分散自立型組織DAOが作る未来社会
P145 ブロックチェーンのできることインターネットでできなかったこ と ①経済的な価値を送る、②信用を確立する
P174 GUARDTIME エストニア政府と連携して、
エストニア国民の生涯の健康・医療データーの記録
管理にブロックチェーンを利用する~
福岡市、市民の医療データーを東京海上日動火災保険 のデーターを連携させる実証実験を始めた
P202 ブロックチェーンはシェアリングエコノミーを進化させる
現在のシェアリングエコノミーでは仲介者がいるが、ブロックチェーン
によって直接できる
P220 IOTの未来~インフラの管理と修理
壊れてから修理→壊れる前に予防保全
生体モニターのような医療機器、生体情報の収集、
分析、管理システムへの取り組み
2018/1/8初版
2017/12/24空港で購入
すぐ読みだしたけど途中で頓挫して放置、
こないだスタバで集中的に読んだらすぐいけた。
ブロックチェーンへの記述が興味深い。今ならよく
わかる。
上海にいたとき、ちょうどこの本が発行される前くらい
に、隣の事務所の上海人がビットコインを買え買えと言って
いた。そのときに買っていたら、3倍で売り抜けて
いただろうに。。。
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ビットコインを始めとする仮想通貨や、その基礎技術であるブロックチェーンをQ&A形式でわかりやすく解説した本。
本書を読めば、仮想通貨やブロックチェーンの基本的なことを理解できます。Q&A形式で構成されているので、自分が疑問に思うところだけ読むこともできます。
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タイトルにあるようにまさに『入門』です。
投機的な過熱を見せる仮想通貨及び暗号通貨に興味があるため、まずはこの本を手に取りました。
ビットコインの技術的・専門的な話ではなく、世界的な仮想通貨における社会的な枠組みやざっくりした仮想通貨の仕組みを、1個ずつFAQ形式でまとめていて見やすいです。
自身が読み進める中でこれはどうなのか?なぜなのか?と感じる部分をしっかり質疑応答のような書き方で回収してくれるので安心して読めます。
ここからより専門的な本に踏み込めば理解度が深まる本です。
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ブロックチェーン入門
インターネットで、できなかった2つを革命的にできるようにした
1.経済学な価値を送ること
2.信頼を確立すること
ビザンチン将軍問題の解決
相手の組織を信頼する必要がない、trustless社会の実現
管理主体を必要としないマネーが送れる
巨大組織の有利性の消滅
組織に縛られずに働ける→プラットフォームを必要としないP2P
パブリックブロックチェーンとプライベートブロックチェーン
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入門 ビットコインとブロックチェーン (PHPビジネス新書) 新書 – 2017/12/18
AIやブロックチェーンのおかげで人間はより人間らしい仕事に集中できる
2017年12月28日記述
野口悠紀雄氏による著作。
2018年1月8日第1版第1刷発行。
題名通りビットコインとその背景にある
ブロックチェーンについての入門書だ。
Q&A方式で解説されている。
索引や質問項目で気になった点から読めば良い。
新しい分野を学ぶ時、複数の入門書を読む必要があると
立花隆氏は指摘していた。(知のソフトウエア)
近年の仮想通貨、ブロックチェーンについて学ぶ際も
複数の入門書を読むべきであろう。
その中でも本書は必ず読むべき本と言える。
中級書はどんな物を読むべきかまで親切に示してくれている。
現在、ビットコイン等の仮想通貨バブルで浮かれている日本人が多い。
しかし大切な事はブロックチェーンを活用し味方とし
人口減少社会においても利益を上げるビジネスモデルを確立することだ。
中国、アメリカにおいては仮想通貨やブロックチェーンを活用し革新的なプロジェクトをはじめている事例が多く本書に紹介されている。
日本企業がこのような新しい技術を活用する為には自己完結的で閉鎖的な構造をやめる必要がある。
また仮想通貨を胡散臭いものと捉える事をやめること。
マウントゴックス破綻はあくまで取引所が潰れただけでありビットコインそのものが否定された訳では無い。
ビットコインを盗み出した後でもビットコインに価値があると泥棒が確信していたからこそこのような事件が起きたという説明にはなるほどと思う。
価値を認めているから盗んだり、もしくは中国政府が取扱を禁止するのだ。
*ビットコインを禁止した中国ではあるが、ブロックチェーン技術の開発には貪欲というのが興味深い。
本書を一読した感想は仮想通貨、ブロックチェーンは私達の生活を豊かにするに違いないということだ。
特にブロックチェーン技術の発展は人口減少社会に苦しむ私達を大いに助けてくれる。
*つい先日のNHKニュースで2017年に生まれた赤ん坊が94万人1000人と100万人割れした事を報道していた。
対する死亡者数は134万4000人。
実にこの1年で40万人も人口が減ったのだ。
生産年齢人口で考えてみればもっと事態は深刻だ。
だからこのパブリックブロックチェーンを活用するべきだ。
もちろん、現在起きている仮想通貨バブル(働かなくても豊かになれる)は間違いだ。
しかしその背景にあるブロックチェーン技術を否定してはならない。
それを最大限活用していく事が日本の未来を切り開く。