電子書籍
まさかの犯人
2018/10/28 18:48
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投稿者:ゆっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
子宮頸がんワクチンということで興味をもち読んだ。他の作品同様私にはいつも犯人がわからない。最後まで一気に読んだ。
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子宮頸がんワクチンの副反応について、世間に問いただしているような。ミステリー要素よりも、女性してはこちらが気になって夢中で読んだ。被害者の多さと症状の重さを知らされた。こんなにひどかったなんて。
犯罪を起こして世間を騒がせないと、医師会・厚生省は動かないの?みんな責任逃れ。擦り付け合い。偉くなればなるほどひどさが増すね。
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一 失踪/二 確執/三 拡大/四 追跡/五 記憶/エピローグ
記憶障害の少女の行方不明から始まった事件。真犯人はこの人か? いやあの人か? やっぱりその人かも… と思っていたら、え〜〜っていう人!!でも納得。
子宮頸がんワクチンが原因かもと思われる障害を負った少女たちはどうしたらいいのか? 製薬会社と医師と厚労省、三者に誠意はあるのか
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中山七里の文章は、なんとなくザラザラしていて味気なく正直あまり好きなタイプではない。それでも何故読むのかというと、ストーリー展開が絶妙。 いいタイムンぐでひっくり返してくれる。
本書でも犯人が身代金を要求しだしてからが残りの展開が予測できたけれど、それ以前は全く予測できなかった。 事件が起きた前後のある人の行動が不審に思い、その人が事件に裏で繋がっているのはわかったけれど、実行犯と黒幕まではわからなかった。
また今回も楽しくだませらました。
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犬養隼人シリーズの1冊として、子宮頸がんワクチンの副反応、所謂薬害がテーマとなっています。これもなかなか重く複雑なテーマです。
物語はワクチンに関連する少女たちの誘拐とメディアも巻き込んだ身代金要求と進みますが、誘拐男の姿が見えないこともあって劇場型犯罪としては少し物足りない。展開も結末も個人的にはあまり意外な感じではありませんでした。
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得意のどんでん返しに物凄いインパクトがあった訳ではないけれど、薬害問題と誘拐事件の絡ませ方、発展のさせ方が実に上手い。解説が寒すぎて、最後に水を差されたのには不満が残る。
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子宮頚がんワクチンのことを知りたくて、この本にたどり着いた。副反応で苦しむ少女が日本中にいるのに、ワクチンとの因果関係を認めようとしない厚生省。著者は、日本の良き未来のためにこの本を書いたのだと思う。フィクションと書いてあるが、それだけではないと私は思う。この問題提起を一国民として、しっかり受け止めたい。
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記憶障害を患った15歳の少女、月島香苗が街中で忽然と姿を消した。現場には「ハーメルンの笛吹き男」の絵葉書が残されていた。その後少女を狙った誘拐事件が連続して発生、被害者は、子宮頚がんワクチンの副反応による障害を負った者と、ワクチン推進派の医師の娘だった。そんな中「笛吹き男」から、計70億円の身代金の要求が警察に届く。少女の命と警察の威信を懸け、孤高の刑事が辿り着いた真実とは―。人気シリーズ第3弾!
一つのテーマで、ここまで押し通すのはなかなかのものだが、今回はツイストが決まらず、残念。
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刑事犬養隼人シリーズ。
*****
子宮頸がんワクチンによる副反応により、障害を抱えることになった被害者を誘拐する犯人、ハーメルンの笛吹き男。
頭のきれる犯人に翻弄される警察。
果たして犯人の正体は?その真意は?
*****
中山七里さんの作品で文庫になったものを今年は続けて読んだりしていたんだけれど、けっこうエグかったり後味が悪かったりするものに当たってしまい、ちょっとぐったりしておりました。
この作品はエグい描写はない分、全体的にちょっと大人しめにも感じるものの中山七里さんらしいハラハラドキドキ、そして、ラストにはじわっとできるという…!
しばらく中山さんの本は控えようかなと思っていた私にはほっとできるお話だった。
犬養さんがカッコつけている感じに見えてしまうようになったのは私の見方が変わってしまったんだろうか、いや、好きなキャラなんだけれども。
シリーズの新作が出たらきっと読む。
グリム童話、ハーメルンの笛吹き男について、だいぶ要約した文章でしか読んだことがないので、もう少し原書に近いものを読んでみたい。
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どんでん返しミステリィを通じ,社会に医療テーゼを投げかける.どちらも中途半端にならず,矢張り読み応えがある.
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子宮頸がんワクチンの副反応をテーマにした社会はミステリー。
結末は、途中からある程度予測可能。異名の「どんでん返しの帝王」の技は、十分とは言えないが、けっして作品の質を貶めるものではない。
厚労省と製薬会社、そして医療関係者のトライアングルに、鋭いメスを入れた著者の意気込みに讃辞を表したい。
『アポロンの嘲笑』では原発問題を、本書では子宮頸がんワクチン問題を取り上げている。
これからも、著者が何をテーマに作品を作り上げるのか、興味を持って見守っていきたい。
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この本のピークは、
「三つ目の事件が起きたとき」である(-.-)
身代金受け渡し場面は割と良くある感じだし、
謎解き部分もそれほど盛り上がらない。
解説でも心配されているが、
視点があまりに片寄っているか?
相棒に嫌われてる理由も良く分からず、
全体的にやや中途半端な印象。
残念f(^_^;
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子宮頸がんワクチンが本書の鍵である。
現在は定期接種から外されているこのワクチン、その理由は、副反応?
なぜ「?」をつけたかというと、それは副反応とワクチン接種の因果関係が未だ明らかでないからだ。
実際に子宮頸がんは、このワクチンがあれば減らせるということだ。
私が行く婦人科や小児科では、それを勧めるポスターが貼ってある。
周囲の医師は、大丈夫だ、というけれど、因果関係がわからないのに、ワクチンを打って、娘の未来を奪いたくない。
それはごく当然の感情である。
本書に登場する、ハーメルンの誘拐魔は一体何の目的で少女たちをさらっていったのか。
それとも少女たちは鳴らされた笛の音にしたがって、自らの意思で姿を消したのか。
多くの人が一度は聞いたことがあるであろう、ハーメルンの童話。
それになぞらえた事件は二転三転する。
元の童話のように、ネズミに見立てられた少女たちの行く先は......。
犬養隼人シリーズの中でも少し毛色の違う本作。
ワクチンというジェンナーの偉大な発明は多くの人を、多くの病から、救ってきた。
それはまぎれもない事実だ。
しかし一方で、多くのものが助かるのならば、少々の犠牲は致し方ない、そんな考えになってはいまいか。
誰のためのワクチンなのか。
なんのためのワクチンなのか。
医療者も、恩恵を受けるものたちも、今一度、根本を自らに問い直すべきなのだ。
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犬養さん第三弾。このシリーズは社会的に重いテーマを扱うみたいですね。犬養さんと娘の関係が早く良くなるといいなと思う。
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政治や医療の闇の部分に焦点を当てながら、ミステリー部分もじわじわと犯人にたどり着いていく過程が、期待通りのワクワク感を最後まで切らさず楽しめた。
解説にある物語のその後の妄想がとても興味深かった。