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書店でポップに惹かれて購入。マインドコントロールによって人を操り、詐欺と殺人を繰り返す美女の物語。どこかで読んだような設定だけれど、章ごとに違った事件が起きるので飽きずに読めた。結末も二転三転するので、最後まで楽しめた。ミステリーとしては軽めだけど、面白く読めた。
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なるほど。最後はそうなるのか。
単にお金が欲しいわけでも、目立って脚光を浴びたいわけでもなく、徹底して人を弄び、自分の計画を遂行する。
悪女なんだけど、ある意味気持ちがいい。
テンポも良くて一気に読めた。
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名誉、金、性的衝動…絶世の美女に成長した美智留は老若男女の欲望を残酷に操り、運命を次々に狂わせる。連続する悲劇の先に待つものは? 史上最恐の悪女ミステリー。
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帯に書かれていたのが「最恐悪女度No.1」「徹夜確実」
睡眠時間を削って読みました。
え、なんでここまで書けるの?と思うくらい非人間的です。
途中で気持ち悪くなりました。
でも、気になって読んでしまう。そんな力があります。
人間の奥底にあるけど、封印しているもの、それをこれでもか!を引き出されてしまうのでしょうか?
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章ごとに違う人物の視点から描かれており、面白く一気読みしてしまった。美知留の境遇には同情するが、美しく生まれついたのだかが、それを武器に正しい道で勝負すていけばよかったのにと思った。
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稀代の美貌を持つ悪女の物語。
美智留に言葉巧みに誘導された関係者が、最後まで誘導された自覚もないままに犯罪を犯すのですが、その内容が極端すぎる印象です。また、赤の他人すらここまで酷く利用する動機がよく分からないので、彼女の今後が想像できず、読み終わった後に余韻を感じることもできなかった。
中山氏の作品としては期待値に届かず、かなり序盤から仕込んでいた最後のどんでん返しが本書の目玉でした。
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社会的テーマはさておき,どんでん返しの一試行的作品.ある種の教本だろうか.テーゼなどは置いておいて,どんでん返しという趣向のためのエンターテインメント.
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ミステリというか...何だろう(^ ^;
不審な自殺や殺人などが起きた側に、
ある一人の女の名前が上がってくる。
不審に思った警官が任意の取調べから逮捕し、
裁判になったところで....「そう来るか」という
予想のナナメ上を行く展開に(^ ^;
ということは、あれもこれも壮大な伏線だったか...
とびっくりして読み進むと、さらなるどんでん返しが(^ ^;
予想外の展開にびっくりして読んだが、
冷静に考えると、大きな疑問が残る。
なので、実際には起こりえないだろうな(^ ^;
これ以上はネタバレになるので(^ ^;
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美貌と賢さを兼ね備えた美智留は不幸な境遇で育っていたが、その境遇を跳ね返す狡猾さを持っている。従姉妹の恭子やその周りの人を巻き込み、また利用し、自己の利益を確保し、巧妙に殺人を行っていく。美智留のような人が身近にいそうな恐怖を感じさせる。
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車内吊りで史上最恐の悪女ミステリーとあったので。
面白かった。
史上最恐というのは大げさだし、
確かに人を殺しているし、だましているし、人の弱さに付け込んではいるが悪女というのか、
美女ではあるみたいだが、淑女もちょっと違うし、
思っていたのとは違うが、面白かった。
主人公の「悪」よりも、
周りの人間の弱さが「悪い」ような気がだんだんしてくるのは、
悪女の思うつぼなのだろうか。
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4人もの人を殺める稀代の犯罪者でありながら逮捕できる罪も与えるべき罰も見当たらない。他人を操り人形のように扱い、自分はその進行を背後で嗤いながら眺める。横からスルリと収穫を掻っ攫った後は、素早く人形を放置して行方を晦ましてしまう。加えて犯罪を教唆された側には全くその自覚がない。圧倒的な存在感があるというのに手触りもなく実体を確かめることもできない。何より恐ろしいのが実体のない影には何らの憎悪の念も抱きようがないところ。これがとてつもなく怖い。得体の知れない恐怖に☆5つ。
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面白かった。妖艶さだけでなく会話というか人心掌握術だな。これは。ひとつひとつの事件の目的がしっかりしてるのも良い。
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悪女の物語は大抵の場合、美貌を誇るものであるが、本作も多分に漏れず、美しい女が主人公だ。
その女、美智留の姿、言葉は悩める人々を救い、狂わせていく。
1章の恭子は「極限ブス」といじめられ、自身の体調不良をも抱えている。
しかし美智留によって救われたことで、彼女を崇め、はべる。
彼女に命を救われたことに感謝し、自分も、美智留の苦しみを取り除くのだった。
月日が経ち、紗代はある生活プランナーと出会うことになる。
そのプランナーに勧められるままに、横領に手を染める。
さらに月日が経ち、弘樹はある女性と出会うことで、くすぶる不満に火をつけられる。
きっかけは、どちらも、美智留。
物語はここで終わらない。
あまりに不審な状況になることで、美智留は法の裁きを受けることになる。
弁護人は「宝来兼人」。
あれ、この人......?
そう、御子柴にコテンパンにやられた債務整理専門弁護士だ。
こんなところで別シリーズの登場人物と出会うなんて。
もしかしたら、悪女VS御子柴を期待してしまうのは私だけだろうか?
特にトリッキーな物語ではないが、人の心の隙をつく怖さを感じられる。
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美貌を誇る稀代の悪女
世知にも人心を操る話術にも長け、この世を嘲笑いながら歩いていく…
非情なのか利己的なのか、殆ど人物像が掴めないけど、籠絡されていく被害者達にも全く同情できないのである意味爽快
宝来弁護士に依頼するという素敵な落ちまで
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続編の「ふたたび・・・」から読んでしまったので改めて第1作を読んだ。殺人が起こっているから痛快と言ってはいけないのだろうが、騙し方が小気味良いねえ今までになかったピカレスクロマンと言ったところだろうか。まだまだ続編が期待できる、そうなると中山七里スター軍団との対決が見られるかもしれない。文庫版で読んだがあとがき漫画がしゃれている。