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探偵小説の隠れた名作、待望の新装版化!九州の秘境にある集落を、テレビ局の番組で取材することになった森カオル。なぜか伊集院大介は同行を申し出る。鬼の子孫を自称し伝説と因習に生きる住民と軽薄な取材スタッフが対立するうち次々と犠牲者が。
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読み始めてからなんだかデジャブを感じたら、以前読んだ作品だった。主人公と伊集院大輔の関係のわかりにくい。横溝正史を連想する物語。
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伊集院大介のシリーズ
欲しい本があって書店に訪れたのに、無かったので手に取っちゃった新装版。重複買いは控えようと思いつつも…
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全編に渡って、かなり薄っぺらな「文明対未開」の構図に則った、ちんけな文明批評を読まされる。今の目から見たら、さすがにこれはクズだろうと、言いたいのだが言えない。発表当時は案外気の利いた見解だったかも知れないだけに、どうしてくれよう。
ミステリとしては「読者への挑戦状」にびびった。これはどう読んでも挑戦状を入れるようなミステリではない。伊集院もいきなり真相を語るだけで、推理の過程はほとんど口にしない。ほぼ蓋然性の推理。洒落なんだろうなあ。
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「栗本薫」の長篇ミステリ小説『新装版 鬼面の研究』を読みました。
ここのところ国内ミステリ作品が続いています。
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閉鎖的な集落、ダイイングメッセージ、首のない死体、読者への挑戦状――
探偵小説のエッセンスを詰め込んだ金字塔、待望の新装版化!
九州の秘境にある集落を、大手テレビ局のドキュメンタリー番組で取材することになった「森カオル」。
なぜか「伊集院大介」は同行を申し出る。
鬼の子孫を自称し伝説と因習に生きる住民と、やらせ体質の強いテレビスタッフが対立するうち次々と犠牲者が。
不可解な連続殺人の謎に「伊集院大介」が挑む、探偵小説の傑作。
〈解説 福井健太〉
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1981年(昭和56年)に、講談社発行の月刊小説誌『週刊現代臨時増刊号』に一挙掲載された「伊集院大介」シリーズの第3作となる作品です… 講談社文庫の新装版で読みました。
■プロローグ
■第一課 十三人の乗客の研究
■第二課 謎の村人の研究
■第三課 嵐の山荘の研究
■第四課 ダイイング・メッセージの研究
■第五課 見立て殺人の研究
■第六課 予告殺人の研究
■第七課 首のない死体の研究
■第八課 読者への挑戦の研究
■研究発表 大団円
■エピローグ
■解説 福井健太
取材で訪ねた九州・宮崎の秘境・鬼家荘(くがのしょう)… 嵐のために外界との連絡を断たれたロケ地で取材班が1人また1人と殺されていく、、、
鬼の子孫を自称し伝説と因習に生きる住民と、やらせ精神あふれる現代の鬼っ子・テレビ人間の間に起こる連続殺人事件の謎に、名探偵「伊集院大介」と「森カオル」の名コンビが挑む。
怪しげな伝承の残る閉鎖的な集落、そこへ通じる唯一のルートである吊り橋が落ちることにより生じるクローズドサークル、ダイイングメッセージ、殺人予告、首のない死体、そして、読者への挑戦状が織り込まれた、本格ミステリの要素がたっぷり詰まった作品でした、、、
でも、何だか物語に入り込めなかったんですよねー 語り手の「森カオル」に共感できなかったからかな… 期待していただけに、やや物足りない印象が残りました。