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旅行帰りの長距離バスの中で一気読み。
ちょっといつもの有川浩とは少し雰囲気の違う作品。
で、数多くある有川作品の中でも駄作だと感じた。
その理由が全体的な話の背景の作りこみの浅さ。
特に悪役。赤木のキャラが迷走している感じとかちょっと…。
というわけであまりしっくりこなかった作品でした。
佟子と大和の関係は有川浩らしくて好き。
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「不幸の比べっこをしても意味ない」でも「現在進行形で辛い人の方が辛い」。納得。辛い最中は辛いという感情以外を味わう余裕がないから。
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クリスマス+キャロル、とくればいやでも奇跡の物語を予想してしまう。
でも、そんな大層なことではなく、これはいわば人の心に灯った小さな奇跡の物語だろう。
いや"ともしび”かな。
物語的には最初から悲惨な家庭環境で育った主人公と、それと対をなすように悲惨な生い立ちのやーさんのあんちゃんが登場する。
内容も倒産やら離婚やら詐欺やら、果ては誘拐やらと、結構シリアスなお話が続いくので、ずっと何かに緊張したような感じで読み進めることになった。
でもまあ、ところどころで作者らしいやり取りや恋模様にほっと息をついたけど。
それだけにラストの温かさがとても良かった。
それにしても、航平はすごいなあ。
彼がいたからこそ、行動したからこそ、いろんな事が動いた。
特に彼の書いた”お話”はいったい何人の人の心に”ともしび”を灯したことだろう。
もし奇跡のきっかけがあるとすれば、それは彼の書いた物語だ。
いやきっと将来有名な作家になっているに違いない(笑)
そんなわけで、クリスマスの話らしく、誰かを思いやることの大切さをもう一度思い出させてくれる、そんなお話。
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一番最後の数ページで泣きそうになってしまった。
航平がいろんな出来事をとおして大人になっていく姿がよかったなぁ。
2018.8.21読了
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勤めていた会社の倒産、両親の離婚騒ぎ、土地転がし詐欺、誘拐など、登場人物たちがロクでも無い事態に次々と巻き込まれるのに、何故かハートフルストーリーが展開されていく不思議な作品。
だらしない人も、小悪人も、見栄っ張りな人も、感情がないかのように見える人も、真っ直ぐ育ったように見える人も、みんなそれぞれの屈託と優しさを持っており、それらを有川さんが肯定しているからだろう。
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最後の数ページは有川さんらしいけど、導入からの引っ張りすぎが、とてももったいない。素直な展開で良かったのに、残念❗
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有川浩ファンである私が、最近の著書については「んん?」と思った作品もあったが、これは大当たり。
悲惨な家庭環境で育った主人公、両親の離婚に困惑してる小学生の男の子、働いてる会社の倒産、サラ金にしか居所を見つけられなかったチンピラ・・・、それぞれみんな悲惨なんだけど、お互いの気持ちがわかるだけに、登場人物みんな魅力的。
小学生のくせに大人びた、だけど大人になりきれない子のセリフが良いんだなぁ。
ラストシーンでは、とてもほっこりして、自然と泣けてきます。
良いお話でした。
クリスマスが近づいてきてますが、その季節に合った内容の本です。
今だからおすすめ。
調べたら、これもNHKのドラマになってたんですね。
BSのドラマって見た事ないからまったく知らなかった。
ドラマもいいかもしれないが鈴木福君かぁ。。。
ちょっと違うなぁ。
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有川浩さんらしい(?)くすっと笑えるようなテンポの良い会話が印象的でした。
一人ひとりのキャラクターが魅力的で、悪役の人たちもどこか憎めない感じです。
誰かと不幸の比べっこをして、いじけて生きていくのはやめよう…!
読みやすくて、ハートウォーミングなお話でした。
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人と人のつながりの温かさに少し泣いてしまいました。
つながりによっては傷つけることもあるし、見えない何かによってつながりが切れてしまうこともある。
それでも人のつながりの強さや温かさがどれだけすごいかを実感した本でした。
あとは文字や文章にすると丁寧に人に思いが届けられるなあとしみじみ感じました。
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古本屋で目にした本。作者が有川浩で、ドラマ化もされている本だと知ったので、間違いはないと手に取った。
大和の悲しい過去が、柊子との恋愛にも邪魔をしているのが切なくいとおしい。それ以上に大和の航平を思う気持ちがいい。悪役も憎めない。英代さんのやさしさが一番あたたかい。
登場人物全員が、思いやりのあってこういうのは好きだな。
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有川浩の作品というフィルターをかければ、凡作と言わざるを得ない。残念ながら少々期待はじれだった。舞台かドラマの脚本をノベライズしたんだろうか?登場人物のキャラクター設定も、物語の展開も、心象描写も、小説にしては枠にはまりすぎていて退屈さを感じる部分もあった。
主題はいい。子供にとっての親の愛とは?ってテーマは、俺の中で五本の指に入る読みたいテーマ。主人公、バディ、ヒール、三者三様で親との関係がこじれていて、そこから物語が動いていく。そこは、非常に有川作品っぽいのだが…残念ながら、物語が動いていくというより、何か強制的なものが物語を動かしているようなぎこちなさを感じてしまった。
もうちょっと手間暇かけて小説として練り上げていたら、傑作になっていたかもしれないなぁ。という余韻があるだけに残念である。
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文を繰り返したり省いたりが上手。不幸や辛い感情に共感。不幸の比べっこしたって仕方ない、その人にとっては1番辛いのだから。
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最後、思わずホロッと来た。
いい話しを中心にまとめている、好感度の高いお話。
この雰囲気は好きだなぁ。
うまい具合にアップダウンもつけているし。
読みやすく、あまり暗くならなくて、温かい気持ちになれた。
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有川浩さんの本は、最終的に心があたたまる良いお話で、好きです。
それぞれの登場人物が魅力的でした。
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有川浩の作品でクリスマスをテーマにしているとのことだったので読んでみることにした。
結論としてはビミョー。クライマックスの生死を分かつ刹那的な描写には心躍らされたんだけど、そこまでのストーリーが間延びしているなと感じた。
クリスマスらしさも思ったほどなかったから残念だった。