投稿元:
レビューを見る
帰納; 集めた事例から一般的に通用する法則を見つける推論
強い、弱いとしか評価できない
演繹; 一般的、普遍的な法則や原理から結論を見つける推論
正しい、正しくないと評価
アブダクション; 観察-ひらめき-仮説の思考プロセス
科学的な思考方法; 帰納、演繹、アブダクションを組み合わせて思考する方法
コンピュータは演繹的だったが、DLで帰納に
パズル; 情報が多い方が満足のいく結論に達する
ミステリー; 情報量の増加は事態の混乱を招く
サイコパスの脳; 共感(empathy)を欠くが、
同感(sympathy)という自分が体験した感情記憶から
他者の体験を照らし合わせて予測することはできる。
投稿元:
レビューを見る
航空技術研究所の研究員による、AIを中心としたこれからの時代のコミュニケーションと基礎教養についての本。
ようは、科学的な視点と、AIが苦手な読解力や想像力を身につける必要があるのだろうなと思った。
想像力があるのは人間の特徴だから、人間は神の存在を想像するけど、動物が神がいることは想像することはないのだとか。AIはどうなんだろう。
『ペトロフ事件』は初めて知った。人類史上、最も核戦争に近づいた日だったらしく、ソ連防空軍のコンピュータに、「アメリカからソ連に向けて核ミサイルが発射」と表示され、それをそのまま信じたら総力をあげて報復しなければいけないのに、それを見たペトロフはコンピュータのバグだと思って、無視したのだとか。バグがある可能性もあることを考えると、コンピュータを信頼するのは確かに危険な面もあるのかも。
なお、科学技術の研究開発やビジネスにたずさわる人に必要なのは、「目先」「口先」「手先」「胸先」とのこと。ここでいう「目先」とは先見の明をもつことで、「口先」は社会と科学技術をつなげるコミュニケーション能力、「手先」は研究開発にかかわる能力だそうだけど、最も必要なのは「胸先」の情熱を持つことらしい。なぜなら、他の3要素は無くても他の人で代替できるけど、情熱だけは自分が持ってなくてはダメだからだそう。
確かに、情熱をもってる人っていうのは人を引き付けるような気がする。自分も、もっと情熱をもって仕事にとりくんでいくようになりたい。
投稿元:
レビューを見る
内容は最近の科学の動向について書いてあり、面白いが一代記に近い内容。タイトルとはほとんど関係がないの注意。
投稿元:
レビューを見る
これからの時代に必要な基礎教養STEAMと、チームをつくるコミュニケーションについて、わかりやすく解説する。
投稿元:
レビューを見る
内容も面白く文章もうまくて読みやすい。若手研究者は権威を論破することが大事というエピソードに感銘を受けた。
投稿元:
レビューを見る
得る事の多い本やった。
世界の航空管制を改革している筆者がSTEAM教育について語った一冊(science.technology,engineering.art.mathematics)
サイエンティストの良いところ→真実とファンタジーを分離出来る事
核融合炉を作ったのは14歳のテイラー・ウィルソン
デュポンの工場下水から出てるPFOAを測った高二のケリードラ・ウェルカー
→「理系の子」に書かれている
AIの原理は帰納的(10のインプットで1を知る)、人間だけが演繹的に考えられる。
お勧め本列記
※1分間マネージャーの時間管理(kindle unlimited)
※マイケルムーア「世界侵略の勧め」→フィンランドの教育
※マイケルグラッドウェルとスティーブンレヴィットはお勧め
※ジェームスファロン「サイコパス・インサイド」
※ジル・ボルト・テイラー「奇跡の脳」→TEDもお勧め
投稿元:
レビューを見る
AI時代に必要な仕事の特徴
・社会のニーズと科学技術をつなぐ仕事(STEAM、教養)
・物事の本質を分析する仕事(ex.単純化の専門家、企業文化のエキスパート)
・世界を舞台にコミュニケーションする仕事(語学能力、先見の明、情報発信、手を動かしたり資料を作成したり、度胸)
投稿元:
レビューを見る
AIについての話や、STEM教育の話が出てくるが、全体的に内容が浅く、ちょっと物足りなかった。
その手の話に全く触れたことがない人向けなのかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
言葉ばかり氾濫する"AI"について、世界を股にかける科学者の伊藤さんが実際の導入の現場の話やたくさんの本の引用をつけて、「今後なにを学んでいけばいいのか?」を紐解いてくれた本。中高生向けの科学に終わりがないこと、発明を実際の現場に導入するまでの難しさなど解説されつつ、科学者じゃない一サラリーマンの私も今後生き抜いてけそうなヒントが沢山あってよかった〜結局ビジネスに生きる知恵って、学問や社会で生きる知恵と根本的に一緒よね…
人工知能・ビッグデータ・ディープラーニングについてSF好きな私も知っときたいな…と思ってたら素敵な本に出会えた。
今回、何かを判断するための7つの軸がめちゃくちゃいい軸。先進性、機能性、効能性、普遍性、目的性、唯一性、審美性…美しさを問う軸ってのが、価値観や資本主義が氾濫した現代にとても合っていると思う。
あと著者の伊藤恵理さんの筆致も優しくエネルギッシュ、聡明でユーモアのある40代前半のまだまだ若い女性科学者。これからも沢山本を出してほしいな!本書は3冊目で、うち1冊は大学の講義向けのような専門書だったので、これからが楽しみだ〜