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尚吉たちには幸せになってほしかった。
過去の隠謀が長く影を落とすのが悲しい。
それに、あの人があんな人で、あいつとつながっていたなんて思いもしなかった。
妄執って恐ろしい。
でも、それを乗り越えて穏やかな幸せが訪れますように。
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最初から、鰯の料理から始まる。
昔、父が、東京で美味しい鰯専門店が、あるから、一緒に行こうと、誘ってくれたのに、逝ってしまった事を思い出した。
鰯の刺身は、鮮度が良くないと出来ないから、庶民の魚なのに、調理の仕方で、鰯とは思えないんだよ!と、グルメの父が、話してくれた
この本題は、人格者であり、皆から親しまれた網元の佃孫右衛門へあ、らぬ疑いをかけられて、何もかも没収されたことが起因である。
結婚間近だった一人娘のお理恵と尚吉の二人も、離れ離れになり、10年を過ぎた時に、尚吉が、戻ってくるのだが、、、
お理恵は殺され、そして、尚吉は、孫右衛門の敵である、史郎座衛門達の寒鰆の密漁に手を貸すことになるのだが、、、
尚吉は、悪の正体を見極めるため、証拠をを向着けに行き、同じ漁師の身を助けるために、自分が、楯になって亡くなってしまう。
尚吉が、お理恵を思う気持ちが、白椿で、表されていた。
そして、季蔵が、瑠璃を、どんなに深く愛しているのかも、描かれていた。
最後のドン出返しのような展開で、素敵に思えた滋養屋の女主の雪乃の怖さに、ビックリした。
お理恵と尚吉は、一緒に祝言を挙げて欲しかったな~と思いながら、本を閉じた。
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江戸時代の一膳飯屋「塩梅屋」の、料理と推理のシリーズ。
過去の作品で出てきた事件にゆかりのある登場人物が絡んだ殺人事件や誘拐事件が起こる。
過去の作品はそれはそれで完結していたと思っていたので、ここで繋がるかとびっくりする。
そして今回の料理は鰯料理。
時期は師走から年明けの冬で、師走飯として鰯が登場する。
今では当たり前に使われているハーブ等も出てきて、江戸の料理にどう絡むのか楽しみなシーンもあった。
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第三十四弾
何時もの様に菓子も含め色々な料理が
しかし解決すべき事件は?一つの事件が尊い命と引き換えに解決するが、これによって背後の闇・黒幕の存在が
旧藩の闇、変態的な藩主の息子には双子の妹が、季蔵に横恋慕からの犯行
全ての彼に絡む女ゆえの惨殺劇