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「"インサイト"の重要性を説くことに絞ったから」と言われてしまうとそれまでなのだけれど、各論の解説が薄くややこじつけ気味にも感じられる。取り上げる例を減らしてでも、それぞれにより掘り下げた分析から帰納して示してほしかった。
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クライアントがこれ読んだら、あーやっぱ広告会社のやつわかってねぇわ、うちもいろいろあるんだよってなるんかな。インサイトが重要なのはもう言わずもがなで、もっと現実はそうシンプルでなく、クライアント内でもいろいろ各チームや外資であればグローバルの意向もある中で、どう課題も解決しつつ、インパクトあるアウトプットを出し、着地させるかということをエージェンシーに求めてるケースがほとんどだと思う。ブリーフを待っている時点で実はもう遅く、エージェンシーの人間は理想を言えば、クライアントが持っている情報をもっと共有してもらって、かつ、エージェンシーだからこそのいろいろな業界での動向や成功事例をナレッジとして蓄えており、クライアントに対して彼らが持ち得ない根拠から提案をしていくべきだと思う。あと本読んでていやそれはちげーだろって思うことが結構あった。インサイトが大事なのはわかってるけど、それがそうスムーズにいかないのが、各企業が抱えてる根本的な課題かつ難しさで、そこに対してのソリューションが必要だなーって。この本は自分が求めてたものとは違う観点からの本であることは承知ですが、ほぼエージェンシー視点だけからの現実に即してない理想論の本はうーんって思ってしまう。本文にもあったけど、このクルマをこの層に売りたいってブリーフみたいなのがほとんどだからそれをいかに、いやそうじゃなくて本当の課題はって言える土壌を築けているかがエージェンシーの姿勢としては大事だと思います。
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表紙のイラスト(高橋由季さん)に惹かれて購入した一冊。
著者は「マイルドヤンキー」「さとり世代」の流行語を生み出した、博報堂の原田さん。インスタ映え・ハンドスピナーなど昨今のヒットワード・ヒット商品を取り上げ、潜在的な需要である「インサイト」を見出し、新たなヒット商品やサービスを生み出すためのヒントがまとめられています。
自分の仕事とは(ほぼ)交わらない領域のお話でしたが、非常に読みやすい文章で、事例も豊富だったので、興味深く読むことができました。
...しかし、今どきの若者文化はよく分からないなぁ。というのが一番の感想でした。
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20180310
前半は事例も多くて大変面白かった。
ヒット商品を生み出す秘訣は
そう、それ!
と消費者に思わせる商品、広告作りに尽きる。
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本書でも言及されている、流行スイッチである「そう、それ!」が本書にも応用されていて、事例とともに、「ああ、なるほどね」と思わされる。
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【実例が多く平坦で読みやすい】
なんでだろうを探す。
関連性を見出す。
ふわふわしたもの・ことに言葉を当てはめる。
役割が、与えられる。
商品やマーケティングに限らず、研究や生活、仕事などにも全て応用可。
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本書では若者への地道なインタビューなどを通じて現代の流行を「因数分解」している原田氏の流行読み解き本である。しかしすでに起こった流行に対しては「因数分解」できるが、それらを予知する事が出来たかと言うと恐らく不可能であろう。本書の後半では昨今の流行についても書いてあるが、感性の豊かなティーンエイジャー達の発想には驚かされる。著者もたゆまぬ努力をしているがこれを当てるのはほぼ不可能というほかない。むしろ流行のつぼみをいち早く見つけ、資本投下し流行に乗る方がまともな企業活動であると思う。それであれば、SNSの監視にAIを使って統計処理、ディープラーニングで対応できそうだ。
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広告作りとは、インサイトを表現化すること。インサイトとは、消費者の心のツボ、消費者の潜在ニーズのことをいい、顕在化していれば、思わず口をついて出る「そう、それ」。「そう、それ」をいかに喚起するかが本書のキーワード。インサイトを導き出すのがマーケティングの仕事であり、表現するのがクリエイティブの仕事。表面的でトレンディ―なキーワードだけではもはや若者は騙されなくなっている。本物のインサイトをつくことが肝要。インサイトをついている商品は皆、魅力的な「実は」を持っている。表現の面白さや突飛さのみを求める今の風潮。あらためて公告のあり方を改めて考え直させられた。
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博報堂の人が書いた本。
マーケの本はあまり読まない僕にも柔らかい言葉で、マーケティングの手法、消費者心理を構造化して説明してくれる。とてもサクサクで読みやすい、たまにジョークも飛ばす。これを書いた方はめちゃめちゃモテそうだな、と思った。
気持ちよくわかった気にさせてくれるので、これを手に取りながら日常の自分の実体験と絡めて読むともっと深く読み込めるのかも。
ビジネス本初心者におすすめ
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前半の事例はあっさりしていて、
もう少し掘り下げて欲しいなぁと思うところも。
後半のインタビューの極意部分がおもしろかった!
今後の取材に活かしたい。
〜メモ〜
定量調査=数値で集計できるもの
定性調査=調査対象者の発言や行動を収集するもの
グループインタビュー
デプスインタビュー=対象者一対一で行うインタビュー
参与観察=被観察者の行動を観察するもの
20代男性の8割は化粧水を使っているが、そのうちの9割が母親からの勧め
ビーンボール法
あえてKYな発言をぶつけて相手の本音をあぶり出す
ラポール形成法
信頼感を築くため本題と離れても様々な種類の質問を投げかける。
それでも心が開けないうちは自分の話をする。
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私が見つけた自分の「そう、それ」。
人の話には往々にして嘘がある。その嘘は相手を欺きたいものではなく、自分のプライバシーを守るため。そう言う嘘は聞き手の直感でしか察知できない。直感に根拠はないが、聞き手の人生経験から感じる何かは、データや証拠を盲信するよりよっぽど信憑性が高い。だから直感力は普段から磨いておくことが大切。
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マーケティング関連の初学者が軽く読むにはいい本だと思います。内容が薄いといった意見も散見されますが、インサイトに絞って記述されてるので特に違和感はありませんでした。むしろ私のようにマーケティングについてあまり詳しくない初学者には平易だと感じました。
これから読まれる方にはその点に留意されて手に取られる方が良いと思います。
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インサイトについてわかりやすく書かれていた。多くの人が言語化できてない、そうそれというものを短い言葉で表すと納得して拡げたくなる。消費者ニーズを汲み取り、自分ごとかさせる訴求をすることが大切。ヒットしているものに対してなぜ売れたのか因数分解し、インサイトを見つける癖をつけていきたい。
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今の自分にサイコーにちょうどよかった。マーケティングスキルをまず学び直したかったし、仕事で扱うブランドの行く末を思い描くのにもいい助けになった。
・ビールの苦味が苦手な若者がオクトーバーフェスに来るのはシンプルに映えるため
・インサイトを突いている商品は皆「実は…」と他言したくなるようなストーリー性を秘めている
・日本は単一民族のため、世界でも類を見ないハイコンテクスト社会(=文化背景が社会的慣習が似通っている)であり、流行語大賞やお笑いといったカルチャーが成立する
・インタビュー時に必要なことは、何を言っているかではなく何故そう言っているかに着目すること。インサイトのあぶり出しに寄与する
4年前に発刊されたものであることから尚のことですが、改めて「自分は若者ではない」と勘当された気分である。紹介された若者カルチャーに賛同できる部分がシャネルロゴの重なってる部分ぐらいしかない。なんならアウディロゴの真ん中に2個ある丸みたいな、若者とおっさんに両足突っ込んでるって方が正しいかもしれない。卑怯なコウモリって寓話を思い出す。
あと巻末にあった成功したプロモーションはどれも因数分解できるというくだり、私が知りたいのはその逆で、失敗したプロモーションを因数分解して欲しかったな。何にしても上手くいった事実を語るときって脚色しまくってどうにでも成型できるじゃん。その裏にあったリアルをすっごい読んでみたい。例えば、資生堂のTSUBAKIに費やしたあの莫大な広告費はどこに消えたのか、とかね。社名を冠したブランドが外資ファンドの手中に入るまでの経緯とか、書ける人いないのかな。営業畑一筋30代半ば、マーケ志望の中堅社員のインサイト、ガンガン突いて欲しいナ(照)
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ヒット商品は、多くの人が「そう、それ!」と思うものである。自分では気づいていないが奥底に潜む欲望を叶えさせてくれるものがヒット商品となる。高い技術力は、消費者ニーズに合致してこそ意味がある。星5にしない理由は、インサイトのみつけかたや練習法があいまいであるため。