紙の本
あんまりおもしろくなかった……
2018/12/29 03:06
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投稿者:本読み金魚 - この投稿者のレビュー一覧を見る
純粋な殺人鬼を焦点に書きたかったんだと思う。
でも、それがとらえきれてないのかもしれない。
散漫に思える。
刑事と殺人鬼の青年とその渇望、その後継者……構成はきっと面白い。なのになんだか残念に思えるのは、何が足りないせいなんだろう。
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著者100冊目 記念碑的文芸巨編、遂に文庫化!
東京五輪にむけ再開発が進む渋谷で、老人の他殺体が発見された。額には〈十字の傷〉が。それは半世紀前から続く、連続殺人を想起させた。なぜ殺すのか? という問いに向き合い描く、渾身のクライムミステリ。
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50年に渡る連続殺人…、なかなか面白い設定で◎。
その時どきの日本の風俗や事件が描写される点は、ちょっと前に読んだ「解」(堂場瞬一)と同様に紙芝居的な印象。
何故殺人を犯す?
自分には崇高な使命があるからだ、性的快楽のために殺すやつらとは違うのだ!という長野の建前論が次第にブレブレになてゆく様が、人間の業を浮き彫りにしている。
現代パートの核となる人物二人・・・それぞれ殺人者の義弟と被害者の孫たち・・・が恋人同士になっていて、やはりそれぞれ警察と報道という立場から事件を追うことになる(なりそう)だという運命の皮肉も、下巻へと興味を惹き付けるポイントか。
★3つ、7ポイント半。
2018.02.14.新。
2冊立て続けに読むにはちぃとばかし内容が暗く、重い…ため、間に1~2冊挟んでから、下巻へGO!かな。
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半世紀にわたって渋谷で起き続けてきた連続殺人事件。殺人者とそれを追う者たちの軌跡が描かれている。
優れた頭脳の持ち主で、他の生き方をいくらでも選択できる立場でありながら、なぜ殺人を犯すのか? 著者は明確な答えを示してくれない。読んでいる途中で辛くなり、何度も放り出しかけながらもどうにか読了。
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読んだのは、たぶん10月の初めか9月の終わりくらい。
とりあえず本棚がさびしいので(笑)
感想としては、読み始めて半分くらいまで、変に面白くないのは、ストーリーに盛り上がりがないのもさりながら、本の内容紹介によるところが大きんじゃないだろうかと思いました。
だって、上巻の「新聞記者の河東怜司、捜査一課の生沢薫は、その傷痕より1961年から続く連続殺人事件を思い出す。
この老人は何者なのか?半世紀にわたる殺人者の系譜と追う者たち」、下巻の「1985年、渋谷。刑事の生沢宗太郎は代官山で起きた殺人事件の報を受ける。20年前の連続殺人がなぜいま?生沢は犯人を追うが―」とあったら、
どうしたって、殺人事件を追う側が主人公で、何十年に渡るその変遷の話だと思うじゃないですか。
ところが、読み始めたら、河東怜司、生沢薫は最初にちょこっと出たっきり。
生沢宗太郎は多少出てくるものの、ストーリーが殺人者側の長野保を中心に進んでいくもんだから、誰に感情を移入していいかわからず、読んでいて落ち着かない、落ち着かない!
ただ、この話の主人公は長野保なんだ!とわかってからは面白くなってきてページが進みました。
ただ、この長野保。「人が人を殺すという問いに向き合い描く記念碑的巨編」と、やたらスゴそうな宣伝文句のわりには、イマイチしょぼい殺人者でして。
街でたまたま目についた年配者を勝手に「役立たず」と決めつけて殺すだけ、という、「人が人を殺すという問いに向き合う」というには、なんとも役不足な存在なのが難点(笑)
とはいえ、エンタメ小説なんだから面白く読めればいいわけで、そう考えればボリュームもあっていい小説だと思いました。
ブクログで初めての感想ですけど、とりあえず広告が横でチラチラ動くんでウンザリしました。その辺りは読書メーターの方が品がいいかも。
……なんてね(爆)
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2020年、東京五輪に向けて再開発が進む渋谷区のアパートで、老人の他殺体が発見された。
捜査の結果、その被害者はかつて名家の人間だったことが判明する。
いったい、この男は何者なのか――。
渋谷で発見される、額に傷を付けられた死体。
(アマゾンより引用)
昔の時代背景とか面白かった。
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戦後から現在にかけての連続殺人の犯人とそれを追う刑事の話。
何故殺人を行う動機について犯人の心理を書いているけれどちょっと同意しかねるという。
主人公? は考え方一つですごく優秀な人になれるのに。うーん。と、思いながら上巻読了。
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2020年の東京オリンピックに向けて開発が進む東京渋谷。
そこで起きた殺人事件は、前回の東京オリンピックの前に起きた事件との繋がりが考えられる。
当時、事件は解決されず、何人かが犠牲になった。
現在捜査に関わっている捜査一課の生沢薫は、当時の捜査に関わっていた祖父の無念を晴らしたい。
この事件に生沢家は大きな関係がある。
小説の中では既に犯人はわかっている。
この犯人がどのような過程で殺人を犯し、何故捕まらなかったのか…
半世紀に渡り、犯人と警察の対峙に一体どんな決着が着くのか…
2020.2.9
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堂場作品にしては珍しく犯人側に焦点が当たっている。
かつ、よりによってシリアルキラーとは。
まだ前半しか読んでいませんが、ちょっと苦手なタイプです。
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主人公の殺人鬼と親子二代で犯人逮捕に挑む刑事の物語。
少しダラダラと殺人が繰り返されていく展開に感じるが、着実に包囲網は狭まっていく。
スピード感はないが、展開がどんどん気になっていく。