投稿元:
レビューを見る
2004年秋、筆者が担当する大学講座の個人授業ということで、ニコール・キッドマンが授業を受けた。
babylon 3d
投稿元:
レビューを見る
読了。フェニキアからローマまで、聖書に関連する街とその関係性を解説する。聖書の成立前に存在したフェニキアの碑文の中に、聖書に出てくるのと同じ言い回しの語句が出てくるなど、聖書についての考古学的な検証を紹介している。「イエスがベツレヘム生まれならなぜ「ナザレのイエス」なのか」などは長年の疑問だったわけだが、なるほどそういう事情があったのかと納得できる内容だった。
この本を熱心に読んでいたら、中学生の長男にその本は面白いのかと聞かれたが、自分にはめちゃくちゃ面白いが、前提となる知識が必要だからまだ君には面白くないだろうと答えておいた。
投稿元:
レビューを見る
朝日新聞の書評をみて読みました。
旧約聖書のもとなるバイブルのバイブルのような本が過去にあったということ。
最終的な形になるまで、その時代時代にあわせて聖書は編集されつづけたこと。
そして、イスラエルが強国から攻められるのを防ぐための道徳のような教訓を書いたものであること。
またギリシャ文明の影響で思弁的になり、抽象的な概念を獲得していったこと。
どれも興味深く、ためになる本でした。
もう一回読まないといけないね。
投稿元:
レビューを見る
都市ごとに、聖書時代の歴史やイスラエル(ユダヤ)民族、聖書成立とかかわってきた様子をまとめた本。一般向けという感じであまり突っ込んだ話はしていないけど、考古学者の著者が実際の発掘経験や旅行体験を踏まえて生き生きと語ってくれて面白い。この中だと地味だけどメギドの丘の話がロマンにあふれていて良かった。死海文書関連で論戦が過熱しすぎて逮捕者が出ていたというのは知らなかったので驚いたなあ…。
投稿元:
レビューを見る
「歴史書」としての旧約、新約の成り立ちを、考古学・聖書学者である著者が解説する。出エジプトからローマ帝国の時代にいたるまで、それぞれの「場所」を軸に、実際に発見された遺跡や資料、まったく考古学的資料がないまま語り継がれているもの、論争になっているものなどが客観的に並べられているから、読みやすかった。
個人的には、サムエル記のダビデが戦ったペリシテ人の身長の話が面白かった。巨人のゴリアテというのは、もう丸ごと”伝説”の一つとして読んでいて、身長の根拠など考えたことがなかったけれど、なるほど、だ。