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著者の若い頃の回顧録。著者の生き様がわかるのも面白いけれど、80年代を知っている人にとっては懐かしい気持ちが溢れる作品。
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何となくあまり期待せずに読みだしたのですが
面白く読めました。
自分の年代にはピッタリの内容で
大阪で学生と所謂プー太郎していた時の
バブルの感じと、東京へのあこがれみたいなものが
よみがえる内容でした。
著者の本はもう少し違う本を読んでみようと
思いました。
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私と8歳違いで年上の著者の80年代を中心とした回想記。時代の空気感が的確に表出していてノスタルジーに浸れた。本や音楽・映画の出会いやのめり込みに少し共感できる部分はあったが、内容は今一つという感じ。よくもまあこんな風変わりな人達と出会えるものだという感じしかしなかった。類は友を呼ぶ、のかな。
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【灰色】
橘さんの著書はいくつも読んでいますが、自叙伝的なものは初めてです。
おもしろいです。
著者に関わりのあった人が、みなグレーゾーンで勝負しているところがすばらしいです。
まさに生きるか死ぬかの世界です。
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とてもおもしろく興味深く読み終えてしまった。橘さんの本は今までいろんな文献の読破や調査からくる「事実」の圧倒的な重みが素晴らしい、と思っていたのだが、この「80's」を読み、それを支えているのはこの筆力なのだと(なぜか)初めて気がついた。この人なら恐らく、何を書いて面白いだろう。他にも読んで思ったこと、あの時代の自分なりの追体験もあるが、長くなるので止めておこうw
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橘さんの本は、黄金の羽…を読んでからずっと注目していて、継続して読んできた。
多分、刊行されたものはほぼすべて読んだと思う。
金融リテラシーが高く、統計的な情報の整理も分かり易く、読みやすく示してくれる。
いったいどんな人なんだろうか。
ずっと気にはなっていた。
出身としては雑誌編集だったんだ。
そして早稲田の一文卒だったんだ。
正直驚いた。
高校生の数年間の素養が、それ以降の活躍にどれほど影響するか、なんて関係ないとは分かっているが。
雑誌編集を馬鹿にするわけではないが。
その時々にしっかりテーマを掘り下げることで、幅広い素養・知識を得ることができるということをまざまざ感じた。
そして、持って生まれたものというか、出会いというか、環境というか、なんだか、最初に配られたカードとめぐり合わせって人生を大きく動かすんだな、と改めて感じた。
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現役ベストセラー作家の青春自伝。
なんとなく大学生活を過ごし、なんとなく入ってしまった出版業界で編集者として月収10万円でスタートした著者の1980年代。今で言う、ワーキングプアだが、当時の著者は社会の底辺にこそ真実があると信じていた。
今の作家、橘玲からすれば、物事をわかっていないかわいそうなヒト、ってことでバッサリ一蹴されるべき若者だろう。逆に言えば、そんな体験があるから、今のリベラルで徹底的なリアリスト作家に成長したのかもしれないが。
作家デビュー前の著者のベストワークは事件前のオウム真理教に編集者として密着取材していたことだ。しかし、95年のオウム・サリン事件によって、バッシングを含めた様々な反応が著者の周囲に巻き起こる。おそらく、この一件で著者は自らの業界内の立ち位置を見つめ直したのだろう。その数年後、著者は編集者ではなく、小説家、作家としてデビューする。
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編集者の方の回想録の本でした。
小説かと思ってジャケ買いならぬ装丁買いをした本w
時代背景とかも書かれてるから、そんな事があったんだーって感じで読みました。
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1959年生まれの著者、ぼくの「記憶の中の物語」。大学〜社会人修業時代、露文で求職活動放棄、小さな出版社に就職、独立・解散、フリーランス編集者。長い80年代がぼくの青春だった。
橘玲の作られ方。出版に勢いがあったバブルの頃の体験記。夢をもつことが人生を蝕むっていうのがさすが。
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青春の書。
著者は今や、どう賢く生きるか? という本をいくつも記しているが、そんな事を考える間もなかった、若き日々を送っていたことがわかる。
その焦点は短く、考えは浅い。そんな日々こそが、振り返れば愛おしい。
時代と結びついた、自分の青春を思い返せる本だった。
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最近読むようになった橘玲。作者の20〜30代の追憶。大学、出版社、雑誌編集の歩みと、関係する人間模様を読んでいると、楽しそうだなあ。青く見える隣の芝生。
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僕が着目したのは橘氏の作家としての成功の裏にある努力である。
読めば彼が20代の時にライターとして圧倒的な量の文章を書いてることがわかる。
20代の努力がそれ以降の世界を広げてくれる。そんなことを思った。
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『言ってはいけない』がおもしろかったので、著者をもう少し知りたくて手に取る。もともとは『宝島』の編集者だったということも知らなかった。
80年代、知ってることも知らないこともいっぱい書かれていて、その時代に編集者だったら面白かっただろうなと。
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2020/11/12市図書館
そう、確かに、ここにはボクらの青春があった。
東京ではないが、地方でも、その同時代性は体験できた。
本、映画、音楽。
少しずつではあるが、それらは今、iPhoneの中に取り込まれつつある。
ボクの青春が、デジタル化されて、その記憶と共に手のひらに乗ろうとしているのだ。
青春の総括。
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橘玲さんは、『残酷すぎる成功法則』の翻訳者として知り、以後著作を読んでいる。小説・翻訳・叢書と読むうちにファンになった。どうやって語学習得・知識を習得していったのかに一番興味があった。おそらく「仕事をこなす中で必要なことの積み上げた結果」だと思った。『専業主婦と2億円』を読んで仕事を再開したりと、ここ数年、著者から刺激をもらっている。自分の仕事や人間関係と絡めつつ、必要なものを調べ、自分の中に取り込んでいこう。昨日よりマシな自分になれるように。