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願わくば、この本が一人でも多くのヒトの目に止まることを祈ってます。
感想を一言で伝えるならば、自分は奇跡の連続なのだと感じました。
仕事柄ヒトの身体について調べることが多く、その際に「18トリソミー」という単語を目にする機会が増えたので、手に取らせてもらいました。
内容としては18トリソミーを抱えておられるお子さんたちの、笑顔に溢れた素敵な写真が9割ほど掲載。
残りの1割がお医者さんや関係者による18トリソミーの解説という構成です。
時折、町中で見かけるお身体が不自由な方。
「あぁ、きっと大変な病気を抱えているんだなぁ」と表面しか観ていなかった自分が、恥ずかしくなりました。
「物事は、心で見なければよく見えない」
「大切なものは目に見えない」と知ったかぶりをして、その本質を理解していなかった自分に悔しさ。同時に勉強不足であると感じました。
ただ、自分が何気なく過ごしている毎日を命がけで全力で、生きている子どもたちが現実にいる。
その背景を知ってしまったらやることは明確です。
誰もが笑い合える環境をみんなで作っていく。
それが、こうして感想を書くために思ったとおりに動かせるカラダや心臓を奇跡的に持たせてもらえた僕が、彼らと共に生きていくためにできることなのかも知れないと、強く思いました。