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父親と仕事、そして子ども。
こうした組み合わせで、取り上げた本がこれまでほとんど無かったことに少し驚いている。
そして、それを決して外づらよく見せるでもなく、自然な形でみせてくれる本もなかったと思う。
もちろん、どの人も仕事と子どもとうまく付き合っている人ばかりだけれど、それぞれの形、それぞれのやり方をしっかり持っている人のそれは見ていて気持ちがいい。
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世の中のお父さん(お母さんにもだけど、やっぱりお父さんに一番)ススメたい本でした。
子育ての本じゃなく、大人と子どもが一緒に生きていく本です。fromまえがき
コピーライティングされたかのような、著者の丁寧なインタビューとそのしたため方に気持ちよく読ませてもらい、感動を誘うストーリーとか、そういうお話ではないのに、目の奥と喉の奥にグッときてしまうものがありました。
天職を英語に訳すとcallingと言うそうですが、登場する10名みんな、何かに呼ばれて今のお仕事をされてるんじゃないかなと思いました。
仕事感とか子どもとの生活とか、色々重なり考えさせられる本。
しんどくなった時は読み返そうと思います。
「この世界は最高なんだと、いつか教えたいと思う。娘が生まれた日、僕はそんな気分だったから。」from著者
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子どもに関係する仕事をしている、30代から40代前半の父親10人。
影山さんが、その方達へ丁寧にインタビューをされていることが伝わってくる一冊。
子どもの本専門店の三輪丈太郎さんは「絵本の重要性は子どもが生まれるまでそんなに気づかなかった」みなさん、子どもたちと関わり、作り続けている。
思いは、同じではないだろうか。
自分の子どもを通して、多くの子どもを見ている。とても読みやすかった。
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働くお父さん目線での子どもとの関わりを描いた本。
仕事を通した子どもとの触れ合い方、子どもとの触れ合いを通した仕事への向き合い方が、10人の父親を通じて描かれています。
「仕事」と「子育て」に線を引いていた自分にとって、「仕事をしている姿を見せること、作ったものを見せることも子育ての一つ」という言葉は、今の仕事に対する姿勢を子育ての視点から改めさせる良い機会となっています。
登場される方は、絵本作家、料理研究家、アウトドアプロデューサーなど多岐に渡りますが、自分のようなサラリーマンお父さんでも気付きが多い、オススメの一冊です。
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父親が仕事を通じて、こどもに係わっていくことを丁寧に追った本。
イクメンを賛美するような本ではなく、
子どもを持ったことで、
仕事が変化していったことや気付いていったことなど、
10人の、違う職種の人たちのドキュメント。
ファンタジー的な、情感に訴える要素ではなく、
こういう客観的な観察眼に基づいて、
子供の在り方をきちんと考える本が好きなんです。
子育て中の人は、
そんな悠長なことを考えられないのが実際なのかもしれないけど。
こういう視点を持つことが、
社会をシンプルに、生きやすい環境に変えていく、基本の力になると思う。
子どもが楽しいと思うこと、興味を持つことは、
大人が予想すること、方向付けをしたいこととは重ならず、
子どもが自ら動いていくことを焦らず見守り、
大人の側から気付き、意識を変えることが大事。
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子どもを持つ父親の、子どもに関わる仕事の話、子どもの話。
父親になった自分にとって、とても新鮮な題材。仕事は羨ましく思うような、やってみたいけどなかなか難しそうな職業ばかりだが、生活に身近な仕事(モノづくりや場所)であることもあり、スッと読んでいける。
自分もこういった形で、文章を残せたらな、という参考書にもなりそうだ。