紙の本
社会全体で考えたい
2019/08/31 23:52
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投稿者:かいぴー - この投稿者のレビュー一覧を見る
教育課程や働き方、社会との連携などシリーズ1、2作目よりも大きなテーマで、学校教育について考えることができた。 カリキュラムを子どもの「学習経験の総体」として捉える考え方や、思考の枠組み=メンタル・モデルなど新たに興味をもったものがあった。 教師の多忙感や恐れの気持ちは、まさに描かれている通り。 教師以外にも読んでもらって、学校教育について考えてほしいと思った。 『誰かのせいにした瞬間に思考はストップします。自分たちで何ができるか考えましょう。』 『教師の仕事は良き学び手となること。』
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http://www.sakura-sha.jp/book/skillup/mangadeshiru-kyoushinomanabi3/
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本著のテーマは「学校と社会の幸福論」で、「多忙化する学校の様子」や「カリキュラムマネジメント」や「地域と連携した学校づくり・町づくり」について学べました。作者の前田康裕さん自身が体験された、熊本地震に関するエピソードも漫画で描かれていました。
自分自身、自由に勉強できる時間と環境を頂いており、「学校の多忙化」という課題とは直面していない。しかし、これから環境が変わったり、自分自身が力をつけて、今以上に責任を持つ仕事を担った時に、その課題とは必ず直面するであろう。
「学校の多忙化」には様々な要因がある。自分自身がいま、これからできることは、「仕事術」と「カリキュラムマネジメント力」をつけて、「チーム学校」として教職員の先生方と協働する力と経験を蓄えていくことだ。それだけでなく、地域や保護者と関わり、協働していかなければならないが、その実践知が現状の自分にはない。
これから教師として体験したいこと、実現したいことのビジョンを、この本を読むことで広げることができた。
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2019年「まんがで知る教師の学び3」読了。1,2と読んでの3巻。カリキュラム・マネジメントや教員の働き方改革についてがテーマ。前年踏襲で動く学校が多い中、カリキュラム・マネジメントに本気で取り組める学校がどれくらいあるのだろうか…とても考えさせられる。1巻よりも、漫画が絵がすっきりしていて、とても読みやすい気がする(慣れただけ?)。最後のシーンでの吉良先生のセリフには感動した。
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カリキュラム・マネジメントや社会に開かれた教育課程が叫ばれている理由や、その良さを実感できる。教科間連携、オーセンティックな学びにも触れられている。自分一人でやれることは限られていること、学校・家庭・地域と良い関係を気づき子供たちを育てていくことの必要性を改めて感じる一冊。
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学校と社会の幸福論
カリキュラムマネジメントや働き方改革 学校の危機
地域のつながりと防災 災害の時に
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今作も良かったです。働き方改革、新学習指導要領、カリキュラム・マネジメント、学校と社会の連携など話題のキーワードが分かりやすく描かれています。
また、執筆途中に筆者の前田先生が熊本地震を経験されたということでその体験が反映されています。フィクションではありますが、地震による避難所運営での地域住民との協力や連携は事実に基づいたものでしょう。
本書の中で「自己マスタリー」という言葉が出てきます。「人生において自分が本当に求めている結果を生み出す能力を絶えず伸ばしていくこと」をいうそうです
自分の人生をどのように生きたいのか、正直、ビジョンは見えていません。
だからこそ、自分は何を追究したいのか探すことは続けたいと思います。