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古代中国史の高校の教科書以来の読みなおし。今はこんななんですねえ。ともかく記録する国だなあ。日本が弥生とかやってるときにこういうのすでにやってたんだし、陶淵明もその時代なんだよね。そりゃ、モーメントも大きくなるわ。
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題名通り、最近の研究で判明したことにフォーカスした中国史。前読んだ本では、左氏春秋は新を正当化するために書かれた偽書的なことを書いてあったが、現在の研究ではそれすらも否定されているらしい。
歴史の研究もやはり日進月歩ということね。
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・夏商周断代工程というのは国策的なものだと思っていたが、中の研究者達はそれはそれとしてしたたかに利用しつつ成果はあくまで叩き台として、その後も真摯に研究し議論を続けている、ということがわかった。
・出土文献や伝世文献を当時の歴史認識や自己認識を知るためのものとして研究する方向性がある
・考古学的資料を伝世文献の奴隷にしてはならない
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「出土文献」をただ「伝世文献」の補強材料としていた時代を超え、
「出土文献」から「伝世文献」と歴史的事実が異なる事を読み解いていったり、
「非発掘器」をただ敬遠するのでは無く、書かれた内容から、書式から、文字の字体から、いろいろな面から研究することによって、「非発掘器」であっても、研究資料たり得る。
「出土文献」を「伝世文献」の僕にするのでは無く、「出土文献」自体をまず、きちんと研究する。
こうして、中国古代史研究は進んで行っている。
まあ、共産党政権の都合に基づいて結論ありきで始めちまった結果、修正に修正を重ねている「夏商周断代工程」みたいなのもあるけど(^^;
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近年の中国古代史の重要な発見、研究の成果を近代以降の研究史を追いかけながら取り上げている。本書では「発掘の成果を最初から伝世文献の記述と結びつけるような研究は、解釈に一定の枠をはめてしまい、却って研究の幅を狭めてしまうことにつながる。」と述べるように、「考古学的資料を文献の奴隷や脚注にしてはならないという濱田耕作の問題意識」が要所要所で取り上げられ、一貫した姿勢となっている。中国古代史研究の入り口としてふさわしい良書。
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前漢武帝期までを対象に、近年に急増した出土資料によって劇的に変化した研究状況を紹介する入門書。別頁の関連事項への参照が随所に記載されていて読み直す際にも便利。資料の狭間で苦闘する歴史が垣間見られて面白い。
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流し読み程度なので評価はなし。
相方が連休中にキングダムにハマり、ずっと読んでいるのを受けて改めてキングダム面白いよなと思い、ならばちょっと中国古代史を勉強してみようかと思い、手に取ったもの。
最前線というだけあって、学術的なアプローチで著されていると感じた。が、それが自分にとっては少々マニアックで、しかも興味がある春秋史にはあまり触れられていないことから興味があるところだけさらった程度で済ませた。
どうも、春秋史は資料があまりないという制約から研究はあまり盛んではないらしい。