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女性が抱えていた問題(女性に対する偏見)をイラストを用いて表現している。
コミカルさも含めつつも皮肉をたっぷり込めて描かれることでより、女性問題の大きさが実感できるのではないかと感じた。
また、かしこまって書かれている訳では無いので、歴史に詳しくない人でもとっつきやすく、女性問題の歴史をざっくりと知りたい人にとってはおすすめ。
女性問題を知るためのいいきっかけとなる1冊
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題名や表紙のかわいさに惹かれて読みました。
笑えないし息苦しさを感じましたが、読む手が止まりませんでした。私でも知っているような偉人がびっくりするようなことをおっしゃっていて「本当のことなのか?」と疑問に思ったので一部分ですが調べたら事実だったため尊敬の念がなくなりました。今の時代とは違うので仕方がないとは思いますが、生きづらい以上の苦しい時代を生き抜いた女性の方々に心からの「お疲れ様でした」を送りたいです。
女性だけでなく、男性も生きづらいこともあったのかもしれません。ただ…女性がされた以上の苦しみを味わってから男女平等を言えよとは思いました。(男女平等がいいかの問題は置いておきます)
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タイトルと表紙に惹かれて読んだ。
問題だらけの女性たち?いったいどんな問題が…わおなるほど、そういう意味か!
絵・文章ともに風刺がききにききまくってる。でもそれが子気味よく、抑圧されてきた女性たちの、生きようとした必死の抵抗を"ゴミ箱"に捨てられてきた歴史を教えてくれる。
過去の、どんなに優れ頭のいい著名な男性でも(かなしいかな現代でもまだ)、女性を人間とすら見ていなかったことに呆れるばかりで、逆にいえばそれほど女性蔑視が強固なものだったのだと脱力させられる。
でもこのセンスよい作風で、怒りに震えすぎるということもなく読み進めることができる。
最後数ページの風刺のきかせかたも面白かったです。
いちばん最後のイラストで"ゴミ箱"に閉じ込められなかったことにされていた女性たちが解放されるイラストは痛快。
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歴史上に名を残すような、見識ありそうな男性も、女性についてこんな偏見を当たり前のこととしていた…ということを、シニカルな絵と文章で、ねえ?馬鹿馬鹿しいでしょう?呆れちゃうでしょう?でも、あまりにも当たり前のこととされていたから、今も根絶やしにはなっていないんだよ?と耳打ちするような本。
こういうのを、ウィットに富んだ、っていうんだろうな。
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女性差別の歴史を記した本
名が知られている男性偉人でさえも女性を人間として見ていないことに驚いた。
あまりにもヒドイ差別に読んでて、ちょっとだけイライラしたけど、これまでの歴史を手軽に知れる本だと思う。
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ダーウィン尊敬論が崩れる一冊。
今では嘲笑われるような考え方が、数百年前は当たり前のこととして正しいと思われていた。
女性は男性と比べて頭が小さいから賢くなれないとかなんとか。(←ダーウィンは本気でそう思っていたらしい...)
それを乗り越えてきた先人の女性に感謝せざるを得ません。
と同時に、今の世の中にも当たり前だと思われている正しいことが流布しているはずで、数百年先の人たちからみれば馬鹿げていることがたくさんあるはず。
それに一刻も早く気づき、克服し、潜在的に苦しんでいる人を助けていかなければ。
そう思えました。
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偏見がすごい。逆に、世界に男性が存在していなくて、女性のみで始まっていたら反対のことが起こっていたのだろうか。
生まれ持った体格の差で判断されて、女性は男性に利用されてたのだなあと。
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この、歴史への皮肉を読んで自嘲気味にスカッとするのはおそらく女だけだろうな、と思えてしまうことが悲しい
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歴史的に,女性が社会から期待されていた役割が,かなり偏っていたことが,皮肉たっぷりに書かれている本です.
この本に書かれているような女性への偏見は,薄まりはしましたが,残っていそうなものもあるかと思います.
性別関係なく,安心して自然体でいられるような社会になっていくといいなあと思います.
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男性優位な社会、もっと言えば
女性に人権がなく 歴史の上でも無視されて
その事実さえもゴミ箱に入れられている社会を
強烈な皮肉で綴った、力のある1冊。
教科書で学ぶ世界の偉人(ほぼ男性)の
男尊女卑の発言を引用したりして、
かなり鋭利な言葉が連なっています。
翻訳が松田青子さんなのも激アツ。
どちらかと言うと、男性におすすめ。というか
男性が読んでどう思うのかを聞きたい。
伝わらないのかもしれないし、反発したくなるのかもしれないけれど、今のあなたとこの本の中の男性たちが別の人間だと言うことを共有した上で、どう思ったのか?聞いてみたい。
でも、読まなそうだよなぁ。