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短編が6つ.ジャズを文章で表現する小説は珍しいが,表題作や「伝説は山を駆け降りた」などでは音が出てくるような感じだ.山下洋輔と森山威男をそれぞれ,上杉京輔と武田巌男の名前で書いているが,二人とも素晴らしい個性派で波風は立つが演奏は完璧というパターンだ.警察小説を書いている現在の作者からは想像できない短編集だ.
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今野氏、こんな小説書いてたんだ!と意外性があった。
全ての作品がジャズをモチーフにしている。SFにもなっちゃうんだなぁと面白く読んだ。躍動感のある演奏描写を読んでいると、生音が聴きたくなります。
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隠蔽捜査シリーズとは全く違うジャンルで、JazzをテーマにSFの世界に及ぶ短編集とは思わなかった。しかも、モデルが昔良く読んでいた山下洋輔とは‥‥忘れていた懐かしの名前だ
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昔読んだのに、手に取ってしまった。
ジャズ通の物には、読みごたえのある作品だと思う。
もう40数年前、、、山下洋輔、、、トランペット奏者のトリオから、森山威男のドラマーが、脱退という事で話題になった事がある。
私には、ジャズの音楽とは、、、程遠い位、、、知識が無いのだが、、、石原裕次郎・加山雄三氏のドラマ—を叩くシーンの映画に、胸を熱くした者たちの話を聞いた事がある。
描写に、この本は、ジャズ好きな者は、虜になったのでは・・・と、今になってわかるような気がする。
そして、SFのような話も、7人の荒野ではないが、西部劇のような世界のSFも、、、、
今読んでみても、男性だったら、もっと熱くなれるのかもと、思いながら読み終えた。
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まだ読み中。巌男と京輔のデュオが終わった章で一旦中断(自分メモ)
大学時代ジャズに熱中していた自身としては、ジャズに振り切るかSFに振り切るかのどちらかにしてほしい。当時は友人にハイレベルドラマーがいて、彼とセッションを組むのが恐れ多かった自分を思い出す。コンボで実力発揮できなかったのでBBに乗ることが多かったが、これだけ気持ちよくソロを吹き鳴らせたら気持ちいいんだろうなと。純粋に過去を思い出しながら読む最中に出るSFで肩透かしをくらった。個人的にはSFに振り切って欲しい!彼の警察小説も読んでみたい。任侠シリーズが大好きです。