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竹本健治の第1短編が角川文庫から復刊。
短編集としてはかなりボリュームと読み応えがあって良かった。1つ1つはどちらかというと短めなのだが、かなり濃厚だった。
さて、この先、ミステリ系は講談社文庫から、ホラーやSF系は角川文庫から復刊が続く……と期待してもいいのだろうか。
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氷雨降る林には★★
陥穽★★★★★
けむりは血の色★★★★
美樹、自らを捜したまえ★★★
緑の誘ない★★★
夜は訪れぬうちに闇★
月の下の鏡のような犯罪★★★
閉じ箱★★★★
恐怖★★★
七色の犯罪のための絵本★
実験★★★
闇に用いる力学★★★
足音★★★★
仮面たち、踊れ★★★★
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確か絶版になっていた本の復刊本。作者さんの多彩な短編が楽しめる本作。読み味が異なる作品ばかりですが、気付けば幻想的で異常な世界にいたような不条理さや恐怖が楽しめました。中でも『恐怖』はコンパクトにまとまっていながら大きな衝撃と恐怖があり、鳥肌が止まりませんでした。
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「氷雨降る林には」★★★
「陥穽」★★
「けむりは血の色」★★
「美樹、自らを捜したまえ」★★
「緑の誘ない」
「夜は訪れぬうちに闇」
「月の下の鏡のような犯罪」
「閉じ箱」★★
「恐怖」
「七色の犯罪のための絵本」
「実験」
「闇に用いる力学」
「跫音」
「仮面たち、踊れ」
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短編集。この作者の短編集の中では一番好きかもしれない。この作品は第一短編集であり再文庫化らしい。結末が予想しやすい話もあれば一捻りも二捻りもある話もあってバリエーションに富んでてどれも楽しく読めた。好みの話は「けむりは血の色」「夜は訪れぬうちに闇」「仮面たち、踊れ」かな。
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短編集だから玉石混合…というよりは、こちらの好みの問題か。「ホラー」メインで読み始めたので、幻想的なミステリーの冒頭から違和感がつきまとい、どうにものめり込めなかった。
そんな中なので、『恐怖』のようにすとんと落とす納得のホラーが有難い。
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タイプの違う短編が詰め込まれていて、閉じ箱ではなくおもちゃ箱だろうと言いたくなる。それでもニューロテック系の雰囲気はほぼ前作に共通していて、公式通りにやりきったような話も多い(「実験」、「氷雨降る林には」とか)。この辺はオチを楽しむようなものではないから、それだけにこだわる向きには、向いてないかも知れない。個人的ベストは「けむりは血の色」。