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タイトルが収奪と報復の200年とあるように、結構著者が主張をする本。まあでも妥当ではあるか…という内容だけど、善悪はっきりと単純化させすぎでは、と思ったりも。
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イギリス、フランスが中東で行なってきた数々の貪欲な行為により、今の中東の悲惨な混乱がもたらされたことがよくわかる。そこにアメリカやロシアの利己的な動機による介入により、混乱に拍車をかけている。
アラブ諸国の側も利害が一致せず、一枚岩になれなかったりで、欧米等に付け込まれた面もある。
しかしながら、最も責任を負うべきは英仏であり、中東の安定にもっと積極的に関与すべきであろう。
アメリカ追随外交しかできなくなった日本には全く期待できないことが残念。
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今見える表面の対立が全てではない。
そこには歴史、主にイギリス、フランスの帝国主義時代によって撒かれた火種がある。世界史の復習をしたい。
筆者の主張強いなと思ったけれど、そう理解してよめば面白い。
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「オスマン」という、長年「トルコ」「アラブ」「ペルシャ」地域を支配してきた「帝国」が瓦解していく時代において、欧米が同地域でどのように自分達の国益を拡大させていったか?そしてその結果、今に続く戦火が絶えない不安定な地域になってしまったか?をわかりやすく解説した稀少な書籍。