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おもしろかった!!
シンプルなミステリかと思いきや…
なんかものすごいことになっていきます。
行き着くとこまで行った感じです。
エピローグにはゾクッとさせられました。
さぁ、ωはどうなるのか…
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Gシリーズ11作目。後期三部作、第二幕。
タイトル通り、クイーン『Yの悲劇』の設定を意識。
序盤はシンプルなミステリィのようだが、中盤以降、まるっきり違う雰囲気に。
エピローグが素晴らしい!
Wシリーズも今年で完結予定なので、次の『ωの悲劇』が森さんの集大成になるのでしょうか…。感慨深い。
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凡人の私の頭では付いていけない…。
前作を読み返してからもう一度読みたい。
残り一作、どこに着地するのか。
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どんどん進歩する森博嗣のシリーズ。
どこまでいくのか、予断が許せません。
AIと人間の融合が、可能なのかどうか。
常に付きまとう、あの天才科学者の影。
すべてのシリーズがどうつながるのか。
次回作も楽しみです。
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ある夜,失踪した元大学教授・八田の家に,かつての級友たちが集まった.八田の執事をしていた鈴木は,彼らをもてなすが,島田文子という見知らぬ客が訪ねてきた.その夜,八田博士の実験室で事件が起こる.
GシリーズかたWシリーズへの転換.
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「みんなさ、もっと、自由に生きられないのかしら。人のことなんか心配しないで、自分の好きなことをすればってことなんだ、基本はさ。なんかね、ちょっと自分よりも誰かさんが楽しそうだ、誰かさんが良い思いをしてるって、そんなことで腹を立てて、意地張ってさ、馬鹿みたいだよ」
「興奮? いいえ、私って人はだね、いつでも超冷静なわけ。めちゃくちゃ合理的に判断してきた人生なの。誰だと思っているの? 島田文子だよ、知らないの?」
「あの、きいてもいいですか?」
「駄目」
「何を聞くか、わかりました?」
「どうして、百歳なのに美少女なのですか、でしょう?」
「あ、違います」
『一人から始まって、最後も一人になるのか。
生きているというのは、結局はこの流れのことなのだ。
私は、はたして生きているものといえるのか。』
「何を支えに生きておられるのですか?」
「支えね…。それは、うーん、やっぱり、自分です」
「無意識まで、コンピュータが処理してしまうとしたら、もう人間が出る幕はなくなってしまう。違いますか?」
「難しいところですね。人間って、存在しなければならないのかな」
『すぐに短いテキストがモニタに現れる。
それは、〈わかりません〉だった。
変換ができない、というエラーではない。変換したものが、その文章だったのだ。』
『わからない。
私には、わかりません。
それが結論なのだ。
そこが、私の到達点。
そのさきには、なにもない。
無だ。』
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森さんは、なぜこうも読者をはめるのが上手いのか。
唯一シリーズで知った人物、島田文子のキャラがあれ?と思うほど別人。はたまた若いころ本当にそんなだったのか、それとも実は別人?
そして、百年シリーズを彷彿とさせる意外なストーリー展開。真賀田博士はいつの時代も裏ボスとして登場しているが、それにしても、単なる殺人ミステリーじゃなかったんだね。
あ~やられた~。
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すごいな島田さんって。どうなの?Fの頃こんな重要人物の予定だったりしたの?思い返せば随分と特異なキャラクタではあったけども。
どんどん他の作品にリンクしてきて、この世界が本当に未来のことのような、すでにもう現実となってるようなそんな気がします。
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やはり島田さんは出てきましたが、前作に比べるとパワーダウンかな。
次で終わり。
誰が出るのでしょうか??
早く読みたいです。
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オマージュ元の古典ミステリをがっつり意識したプロットが愉しい。
なんだか懐かしい新本格の空気感を纏った手触りにワクワクしていたところで、ステアリングは目一杯切られた。
人は学んで、自己を確立する。
名前と躰と人格が分かれていけるなら
この話は誰を怖がればいいだろう。
Gシリーズの閉幕が迫る後期三部作の二作目。
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前作「Χ(カイ)の悲劇」の衝撃が物凄かったので、今回の「ψ(プサイ)」は誰なんだろう?と思っていたら、そのまま「Y氏」だった。エラリー・クリーンの「Yの悲劇」のオマージュ感もあり。
最初の種明しは予想通り。二番目の種明しは想定内ではあったけどそう来るかって感じ。なので島田さんの種明しも予想通り。
キレイな物語だったと思った後のエピローグで、背筋が寒くなる種明しが!!
前作は事件は「そりゃ解決せんわな」と言わせて終わりでしたが、今回はちゃんと事件の謎解き(種明し)をしたのが、個人的には一番意外だったかも。w
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■またひとつ連環が明かされる。
遺書ともとれる手紙を残し、八田洋久博士が失踪した。大学教授だった彼は、引退後も自宅で研究を続けていた。失踪から一年、博士と縁のある者たちが八田家へ集い、島田文子と名乗る女性が、実験室にあったコンピュータから「ψの悲劇」と題された奇妙な小説を発見する。そしてその夜、死が屋敷を訪れた。失われた輪を繋ぐ、Gシリーズ後期三部作、第二幕!
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ミステリーからSFへの推移が華麗。もちろん、これまでのGシリーズの各作品、そして他シリーズがフリになってるので単体で読んでも絶対に納得はできなかったと思うけど。
Gシリーズもいよいよ次作で完結。前作からのラスト3部作とも言える"悲劇"シリーズは本当に長く続いてきたクロニクルの到達点として完璧だと思う。
森博嗣はこの作品を書くためにあえて"ミステリー作家"としてデビューしたのではないか、とまで思えてしまう完成度。
そしてエラリー・クイーンの3部作をもじったタイトルもまた、ミステリーと言うジャンル自体の進化にすら思える本作の前振りになっていて。
まあ、見事としか言いようがないですね。
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前作「Χの悲劇」からGシリーズ後期になっていた。迂闊なことに、え、そうなの、と驚いたりしている。いつもの登場人物達は、全くいない。前作に引き続き、島田文子が出てくるが、あのときは、結構な年齢だったはず。前作より時間が遡るのかと、ちょっと考えてしまった。
まあ、そういう馬鹿な誤解は解消されるんだけど、うん、そういう設定かと、驚きつつ、森先生に気持ち良く振り回されて、大満足。
前半は事件は起こるんだけど、淡々としてうっすらヒンヤリの印象。中間部のアクション部分は島田と鈴木の会話のリズムも相俟って、グッと盛り上がる。
終盤は、主人公の思索が中心で、老境の印象と受け止めたのだが、彼はそれを否定する。しかし、彼が孤独を覚えたり、事件の意味を考え、疑心暗鬼になることに不思議にも感じ、また何故か自然なことのようにも思った。
最後の幕の引き方には、唖然。え、ええ、それはどうなの。
だいぶ、Wシリーズに近づいた感があるけれど、ここまでくれば、現実に生きなくてもいいじゃない、とも思うんだな。それでも電脳空間じゃプロペラの玩具は無いと思うべきなのかな。
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うわー。
最後、ぞっとしました。
森博嗣先生は、冷静で、ある種、人間味のない人間が、
ふいに見せる内面の柔らかいところ、
「人間だから」感じる温もり、
そんなところを書くのが秀逸なのですが、
本作のラストは、それと真逆な感じでした。
面白かったです。