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ペイパルの創業者で現在はファンドを立ち上げてスタートアップ投資家として活躍。
彼の思想が良くわかる内容になっている。
特に印象的であるのは、スタートアップで成功するためには、ニッチで良いから競争環境ではなく独占市場を作りだすこと。そのためにはスタートアップする際の方向性を見極めと技術的な独自性、さらに他者の追随を許さないスピードが重要であると主張している。
また現在の投資方針もスケールが大きく、すぐに利益を求めるのではなく長期的視点で投資を続けているところ。まさに先見の明が必要である。
「Shoe Dog」でも述べられていたが、スタートアップを成功させるには並大抵の努力では不可能であり、その事業にどれだけ想いを込めて取り組めるか(他のことを犠牲にできるか)が最も重要であり、最後には運(事業が市場(時代)にマッチするか)が必要であると感じた。
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ピーター・ティールの伝記。以下メモ
テクノロジーは、人類の課題を解決するべきで、怒った鳥を飛ばすアプリのためにあるんじゃない。
起業する上では、仲間との絆が大切。
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もともとスタートアップ界隈やITの話にはうとい方だった。この本を読んでも、やっぱりテクノロジーや未来のことは分からない。だけれども、ティールが取り組んだこと、彼の思想etc. ティールという人間のことは(この本の限りで)少し分かった。すごくかっこいいと思った。
ビジョンを見せることの重要性は再三説かれていたが、まさに本書は自分のビジョンを見直すきっかけになる。ある意味、最高の自己啓発本なのかもしれない。
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トーマス・ラッポルト「ピーター・ティール」読了。PayPalの創業者であり, Facebook やPalantirなどに深く関わるTECH分野のフィクサー。長期的な視点からの逆張り戦略やバブワードを避ける等、彼が移り変わりの激しい分野を巧みに牽引する術を垣間見る事ができ大変興味深かった。
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米国のスタートアップやリバタニアンがわかる本だと思う。気になっていた本だから読んだが、本人に興味ある人ならばもっと面白く読めると思う。
ゼロ・トゥ・ワン、という売れた本をよく引き合いに出しており、そちらの方が気になった。
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少し訳に違和感と同じ内容が何度か繰り返されるところがあるが、内容としてはとても興味深いものだった。
極端なテクノロジー信仰、競争でなく独占が望ましい、逆張り、人脈の重要性。
キーワードとしてあげればキリがないが、上記だけでなく合わせて明確な「長期志向」を持ち合わせていることが、特異な存在と感じさせる。
独占であり、かつ、持続的な成長、そしてそれをベースとしたアメリカのアップデート。
競争の最終段階は完全競争でなく独占だと感じるが、その過程をすっ飛ばせるほどの圧倒的なテクノロジーとアイディア、そして人脈があることを求めているのがティールなのだろう。
また、失敗から得るものはほぼない、というのもシリコンバレーからしても例外的だと思われる。人間を損なう、という表現にはどこか「論客」的な雰囲気を感じざるをえない。
今後はティールの動向が、パランティアも合わせて、将来のバフェットのような存在になるのだろう。しかも、より投資以外の中身にも組み付く形で。
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いわゆるシリコンバレーのIT長者の視界の一端を垣間見れる。もしくは見ている世界の差異にふれることができる。市井の人として、どう読むかは読み手に委ねられると思う。
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【感想】
うーん。
「ピーター・ティールってそもそも誰?!」というところから始まったので、この人の人物史も投資術も何がスゴイのか一切ピンと来なかった。
というか、全く頭に入ってこなかった。
しっかりとした内容だとは思うが、自分の人生に今後も一切関係がなく、そして一切役に立たないであろう1冊だと思う。
【内容まとめ】
1.ピーター・ティールは三つの世界的企業に決定的な影響を及ぼしている。
世界最大のオンライン決済サービスのペイパル共同創業者として、facebookを創業から支える初の外部投資家として、そしてCIAやFBIを顧客に持つビッグデータ解析企業パランティアの共同創業者として。
2.彼は起業家・投資家として「独占主義」をモットーにしている。他人と競争するのは愚の骨頂だ。彼にとって競争とは、それに巻き込まれた時点で負けなのだ。
3.ティールの特徴
「ピーター・ティールは実務家タイプではありません。でも戦略上の勘どころを理解し、正しく処理する才能があります」
先見の明を持ち、しかもすぐに具体的な行動に出られる人物は多くない。
ティールは優れた思考家であり、しかも世界に対する強固なビジョンを持ち合わせている。
【引用】
新興企業の聖地シリコンバレーでは、ティールは偉大なテクノロジーのパイオニアで、しかも卓越した知性とビジョンを備えた人物とみなされている。
彼は三つの世界的企業に決定的な影響を及ぼしている。
世界最大のオンライン決済サービスのペイパル共同創業者として、facebookを創業から支える初の外部投資家として、そしてCIAやFBIを顧客に持つビッグデータ解析企業パランティアの共同創業者として。
p5
彼は起業家・投資家として「独占主義」をモットーにしている。他人と競争するのは愚の骨頂だ。彼にとって競争とは、それに巻き込まれた時点で負けなのだ。
p65
・ティールの特徴
「ピーター・ティールは実務家タイプではありません。でも戦略上の勘どころを理解し、正しく処理する才能があります」
先見の明を持ち、しかもすぐに具体的な行動に出られる人物は多くない。
ティールは優れた思考家であり、しかも世界に対する強固なビジョンを持ち合わせている。
p135
・ティールの投資成功術
「徹底的に絞りこめ」
創業者とビジネスモデルを評価できる少数のスタートアップに絞り、そこに集中的に投資する。
p138
「長期的視点をもて」
真のイノベーションだけが投資の成功をもたらす。だが、イノベーションには時間がかかる。
ティールのようなベンチャーキャピタリストは、投資した企業がその強みを十分に発揮できるようになるまで、何年も我慢して待つ。
バフェットもまた、長期的な視野に立って投資する。近年、彼は家族経営の企業を頻繁に買い占めている。
p280
「この世」は、数年後、数十年後にどのようになるのだろう?
カギになるのは一方ではグローバル化であり、他方ではイノベ���ションとテクノロジーのブレイクスルーだ。
グローバル化はもはや成長を牽引する素晴らしいエンジンではなく、数字でも実証されている。世界の国内総生産の成長は1960年代に6%の最大値を記録して以降、2015年には3%未満に低下している。
デジタル化は競争率を高める結果になった。
末端消費者は、これからはアプリを使って商品を限りなく入手したがるようになる。
世間のニーズに応えるためには、デジタル能力と技術的センスを持つ、良質でフレキシブルな労働力が必要になり、教育分野の重要性は非常に高くなるだろう。
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断片的なティールの記事やインタビュー記事をまとめたやつ
ポリコレが嫌いでドイツ語ペラペラで移民1世でゲイで信頼しあえる仲間は学生時代の友人たち。
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ピーター・ティールは、「ゼロ・トゥ・ワン」の著者であり、ペイパルというオンライン決済サービスの創業者。そして、ドナルド・トランプの政策アドバイザー。その戦略や思考についてまとめられた本。ザッカーバーグや、ウォーレン・バフェットの話もよくでてきた。印象的だったのは、①ペイパルの経営者としての最良の仕事は、社員全員にそれぞれ一つの仕事の責任を任せたこと。②ゲイであることを共和党全国大会の演説で話した③起業家、投資家として、新しい破壊的スタートアップがあらわれるタイミングを誰よりも熟知④たびたび寄付も行う
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「ピーター・ティール」自体に興味があり、購入して少し読んだが、第三者が書いたものだから、客観的な説明にとどまっていて、あまり心に響かなかった。本人が書いたピーター・ティールの哲学・思想本が欲しい。
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ゼロ・トゥ・ワンである程度知っていることもあったが、初耳部分もあり、興味深かった。
バフェットとの共通点の考察はかなり面白かった。
逆張り、近しい仲間、哲学
この人も挫折は味わっている
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恥ずかしながら本書で初めてティール氏を知り、シリコンバレー界隈の重要プレーヤーなのだと知りました。
スタートアップは独占を目指せというのは納得。
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メモ
素晴らしい企業の3段階
1.価値を創造する
2.長く市場にとどまり続け、必要とされている
3.創造する剰余価値の一部を資本に転化できる状態にある
確かにと感じた文
『多様性』というバズワードの背後には、どんな個人的な背景があろうとも、人と足並みを揃えないとその人は多様性が欠如していると思われてしまう。
ピーター・ティールとロバート・アイガーに共通していることは、自分の周りに信頼できる人を配置すること。
自分が得意なことを担い、苦手なことを補完してくれる信頼できる人と共に同じ理念を持って進んでいくことの大切さをこの本と最近読んだ本から学んだ。
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表紙が印象的だったので衝動買い。
決済サービスPayPalの創業者、ピーター・ティールの伝記。
名前はイーロン・マスクやマーク・ザッカーバーグの書籍で登場するので知っていたが、桁外れの人物だった。
その一つに投資家として、早期からFacebookの可能性を見抜き、結果50万ドルの出資が10億ドル近い株の売却益に繋がったという。
「逆張り思考」や有名な「競争する負け犬になるな」という独占に重きを置く言葉も成果からも伝わってきた。
PayPal出身者「ペイパル・マフィア」の本は今のところハズレがない、次も関連書籍を読んでいきたい。