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それぞれ違う特技を持つ、名前も背丈も見た目も同じ、シメオン7人兄弟のお話。ロシアの昔話。
昔話というものは、もともと荒唐無稽のお話が多いもので、姫の気持ちとか全く無視かとか、王さまを脅す兄さん達強いなとか、ツッコミどころ満載なのだが、そこがまた面白かったりする。
絵がフンワリとしてて素敵です。
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これはまた!
略奪愛や!
「王さまと9人のきょうだい」のように、7人の兄弟シメオンたちはそれぞれに能力を持っているのだが…
こちらは途中から、末っ子の笛吹シメオンが、王が妻にしたいといった姫と恋に落ちてしまうという展開!それに、最初に笛吹きで役立たずと思っていたシメオンに、笛で負かされた司令官が復讐劇に出る辺り、なんともドラマチック。
末っ子シメオンが姫を連れ出そうと誘惑の語りかけをするシーンは、愛を語る詩のようで好きだったけど。
それにしても、途中からこの末っ子シメオンが、ギリシャ神話のパン(牧神)と重なりバレエ・リュス(ロシアバレエ)の「牧神の午後」を思い出してしまでた。
きっと姫にとってこの男、不思議な魅力を秘めた男だったに違いないと、いらぬ妄想に走ってしまった。
この話から私が受けた教訓は、芸術家にはいつの世にも他とは違う魅力がある…
憎めない。
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王さまが見つけた七人兄弟。働き者で一人ずつ凄い技を持っています。
末っ子が得意なのは歌って踊って笛を吹くこと。
それを聞いた司令官は「末っ子は追い出しましょう」
末っ子が1曲笛を吹くと?
〇せこい司令官なんですが、なんとなく憎めないというか。器の小ささが人ごとじゃないというか。
よい子はシメオンを応援で間違いないです。
〇王さまではなく司令官が憎まれ役