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うわー、グロい。怖い。榎田ユウリのパクリ?とか最初思ったけど、グロいのはグロいけど面白かった。
人の業とはと考えさせられるなぁ。
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皓のライバル関係である棘が手強そうな雰囲気で登場だったのに意外にもチョロかったな。キャラそれぞれや事件罪状も面白み・雰囲気があって結構よかった。
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左目で化け物の正体を見るという、異形の力を持つ主人公・遠野青児が、冬蔦の生い茂るトンネルの奥、樒の巨木の葉陰に佇む館に迷い込み、その主である「地獄代行業」にいそしむ謎の美少年・皓に助手として雇われる。
そして彼とともに、決して法で裁かれることのない、隠された罪を暴いて裁く物語。
館を訪れた“客”からの相談事、それはまさに嘘と欺瞞に満ちた罪の告白でしかない。
なぜ、自分は幸せではないのか。いつまで、自分はこんな人間のままでいるのか。
誰かを妬み、羨み、憎み、傷つけながら、醜く浅ましく、理想とはほど遠い人生をなりふりかまわず生きている、どこにでもいる弱い人間の怨嗟である。
この世の中は、正体を隠した化け物ばかり――。
人間の業を化け物(妖怪)になぞらえた伝奇ミステリー小説だが、事件の展開や謎解きはいたってシンプル。キャラクター小説と銘打っているように、青児や皓の魅力で物語が面白くなるタイプのよう。地獄少女の少年版、探偵風味という感じ。
それにしても、悪い奴が裁かれて地獄に堕ちる、こんな痛快なことはないのだ!
KADOKAWAさんの文芸情報サイト『カドブン(https://kadobun.jp/)』にて、書評を書かせていただきました。
https://kadobun.jp/reviews/410/0d9b0b76
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鬼の代わりに罪人を地獄に届ける「地獄代行業」という設定は斬新だが、罪人っぷりが少し弱く感じる。
悪徳政治家とか、ブラック企業とか、法に触れずに暗躍するような残忍をバッサバッサと地獄に届けて欲しい。
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面白い設定ではある
人がペットを飼うならば、鬼は人を飼う?
個性的なキャラクターの登場が魅力だが
いまいち読みにくい
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各所の書評での好評価を見て購入。京極作品を好むからには少々厳しめの目をもって読みはじめてがなかなか面白かった。
ただ、屋敷にたどり着くまでの境界線の様なところの情景描写がもう少しあったら不思議な感じが出るかもと思った。
ただ、後半は畳み掛けるように闇深い感じになって引き込まれました。
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罪が妖怪という形で見えるプー太郎と表現しても遜色ない遠野青児。
読んでいてどこか既視感を覚えたのだがxxxHolicに近い気がする。本人の意思とは関係なく屋敷を訪れてしまったり、本人達が望む解決とはほど遠い、罪の深さにあった業に襲われたりと。
ただ皓や棘の設定は当然ながら作者独自の物で、今後の展開を期待したい愉快なキャラクターに囲まれた作品です。
2巻以降の展開次第では、既視感のある設定だなんて云わせない作品に化けると思う。
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人の業にゾッとするけど妖怪は興味深いので楽しく読みました。和洋折衷で、ニートもあれば旧家もある新旧ごちゃまぜなところや横溝正史的世界も好み。
読みやすいしキャラも立ってて良いし青児くんと西條さん(案の定名前の漢字が変換されないけど、名字が西條八十だ…タイトルもそれでかな)のペットと飼い主という謎関係が好きです。紅子さんもいい。
どこかで気付いて修正かけたらもっとどうにか…って3件ともに思ったけれど、だいたい気付いたときには手遅れなので苦しいです。青児くんも生き残ったようでいて確実に手遅れ。でも西條くんにくっついてればこれ以上の地獄には陥らないです、きっと。それでも堕ちてしまったときには西條くんは容赦せんやろ。。
続きも読みます。
「〜してみえる」という敬語表現が出てくるので、東海圏の人かな…と思ってたら作者さん愛知出身でした。使わない民(福岡)からすると違和感あるけど意味はわかるのでう〜んと思いながら読んでる。。関東圏設定っぽいけど。こんな重箱の隅をつつく読み方したくないけど、不特定多数への質問文でも文中で敬語表現に「みえる」を使われるとめっちゃ気にしてしまうもので。。
山本五郎左衛門をググってほ〜となったのも束の間、大好きうしおととらの東の長のモデルが山本五郎左衛門だった…西の長は神野悪五郎でこちらの棘さんのお父さま。なんということでしょう!全ては繋がっている
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人の罪が妖怪の姿で見える青児が行き倒れ寸前で迷い込んだ洋館。そこは罪人を地獄へ送る“代行業”の皓の館で成り行きで彼は助手として働く事になる。洋館には怪奇現象に悩む人が訪れ皓がその裏に潜む罪を暴く流れなんだけど「青坊主」は説明回で軽め。「鵺」が本番といった所。罪が妖怪の姿で見えるから便利という訳ではなく、罪の指摘はあくまでも推理で、なのが面白かった。手掛かりが全て提示される訳ではないので怪しい風味の軽いミステリといった感じ。この雰囲気や因縁の相手、棘登場の展開とか二人の関係とか好みだし紅子さんは何物か?などの謎もあるので次があるのは嬉しい。
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ときどき人が化け物に見える遠野青児が放浪生活中に迷い込んだのは、牡丹の着物をまとった美青年・西條皓の住む洋館。彼はその特技を買われ、彼の助手として働くようになるのですが…。妖ものといったら憑き物落としを想像してしまいますが、これはまた違ったアプローチ。分類としてはホラー風味のミステリでしょうか。青児の見えるもの、皓がすること、二人の関係等、想像以上に楽しんで読み進めていました。皓の仕事柄、内容は陰鬱なものなのですが読みやすかったです。是非続巻も読んでいきたいです。
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「藍坊主」
嘘吐きなうえに何人もの人を。
彼女は母親みたいにはなりたくないと思い生きてきたのだろうが、道を踏み外した時点で同じ道もしくは彼女以上に過酷な道を歩く羽目になったのだろうな。
彼はきっと何かしら理由があるから自分にこんな罪を被せたのだと信じていたのだろうが、きっと何かのタイミングで真実を知りあんな行動に出たのかもしれないな。
「鵺」
不幸が舞い込むようになったのは。
一人一人が役割分担をしたかのように彼女を心身共に痛めつけ最終的にはその命まで奪った後も、彼女を貶める様な言葉を放つなんてどうかしているだろう。
自意識過剰なのはいいが慢心し過ぎると痛い目に合うのは自分であるという典型的なパターンだったが、着眼点は良かったが人の心が読み切れ無かったのが敗因だろうな。
「以津真天あるいはエピローグ」
鏡に映った彼の目に映る自分の姿は。
いくら友人であったといえど相談も無く、印鑑を盗まれ逃げる前提で保証人にした手上げられたうえに自分の命を狙われたとなるとな。
確かに彼は友人であった者の死を見て驚き逃げ出してしまったが、それは普通の事であるだろうし彼の身に降りかかった事を考えると第一発見者にならないのが一番かもな。
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初めましての作家さん。
タイトルが気に入って、妖しき美少年と絶望系ニートの
“地獄堕とし”事件簿というのも気に入った。
色々微妙だったけど、デビュー作でこれなら全然大丈夫。
これはキャラと雰囲気を楽しむお話です。
逃げて逃げて逃げ回った果てに、鬼に捕まった青児
時にギョっとするほどグロかったりするんだけれど
それでも住み込みでタダ働きとはいえ、
鬼に飼われる生活も悪くはないのでは?と思ってみたり・・・
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表紙買いというか、帯買いしました。
探偵ではないので罪を犯した犯人は地獄へ。面白いミステリだと思いました。
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期待していなかった
…その分、面白く感じたのかもしれない
登場人物も、なかなか期待させる
続編を読みたくなった
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主人公の気質とノリツッコミみたいな地の文が苦手だなと思いながらも、話が面白いので読み切ってしまった。
終始苦手だなと面白いなを行ったり来たり。
話は本当に楽しいんだけど、結構な頻度でモヤっとして我に返ってしまうので入り込みきれず残念。