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相変わらず剣呑な雰囲気を漂わせる人たち…。伊佐治親分、よく胃がやられませんよね。なんか事件よりも彼らのやり取りのほうが気にかかる。
また最初から読んてみようかなと思う。
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遠野屋清之介,信次郎,伊佐治親分の抜群のバランスがますます円熟味を出している.帯から繋がった暗殺者の闇,解きほぐす信次郎の相変わらずの冴え.そろそろ,信次郎の過去編が読みたい.
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まるで雲のように、煙のように正体が分からない女が火事の現場から見つかるところから今回は事件が始まる。木暮様が「続くな」と言ったのは、今まで不思議な殺しが続いているなっていう意味だったのね。木暮様が獲物(?!)にしなければ真相は完全に闇の中だったかもしれない。それはそれとして、逆に真相が闇の中になっていた方が良かったってのも有るのかもしれないが。藩の黒いトコロとか特に。木暮様がやられるって前々作のお父様の事件以来では……?
お芳と清之助さんの対比はもっとあってもよかったなー。あと、木暮様が死ぬときは看取らせてくださいって清之助さんが言ったのは伏線……?になる?
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いつの間にかシリーズ8冊目が出ていて、知らなかった。あさのさんはシリーズが多すぎて、チェックしきれないです。
今回は謎が深かったので、結末がまるで想像できず。終盤に一気に謎解きされるけれど、私にはそれもかなり意外なものでした。(いつまでたっても推理小説初心者)
刺し殺された女の遺体から変わった帯が焼け残った。阿波屋の先代、絵師の東伯の死。「続く」と言った信次郎の言葉は過去へ遡るものだった・・・。
セリフとセリフの間に心情が綴られるため、肝心の話を見失いそうになりながらも、頑張ってついていきました。シリーズ化して映像作品にするには、難しいのでしょうか。読むよりそのほうが合っている気がするのですが。
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シリーズ物としらずに借りてしまった。
しかもシリーズ8作目。
主役の清之介と信次郎の背景がよくわからないのが、もったいなかった。シリーズ最初から読んでいればわかるのかな?
時代ものは苦手だけど、楽しく読めた。
女の死体が火事場から発見されたが、焼死ではなく、刺殺だということがわかる。
女の死の謎を解くうちに、大きな闇が隠れていた。
それは藩ぐるみの強盗団。なぜそれを見破ったのか・・・・
信次郎の洞察力のなせるわざ。
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やっぱりこの弥勒の月シリーズは文句なしで良い!
映画でもテレビでも映像にして欲しい。
配役を考えるのが至福の時。
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最初から、密会で、女が、刺殺されて、放火・・・・
そして、続くは、遠野屋の筆頭番頭の喜之助の病死・・・・
どう繋がるのか???
どちらも、遺された羽馬織の帯。
いつも、飢饉が起きる羽馬藩。どう対処して行ったのか?
女であるが、心は、男であったお芳。
毎度複雑な人間関係と、清之介と信次郎の感情の起伏が、読んでいて、憎悪でもなく、友情でもなく、波長も違う2人が、謎を解いて行く様に、読みごたえを感じる作品である。
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L 弥勒シリーズ 8 雲の果
連続で弥勒シリーズを読んでみると、なにに引き込まれるかってこの文章なんだなと。いまさら?
単発で読んでいると物語、話の道筋にばかり気がいくので、信次郎の得体の知れない感じや遠野屋の関わり方にケチ(失礼)をつけていたけど、さては言い回しや文が最大の魅力なんだな?と。
言い回しは最大限にこのシリーズを盛り上げてるよなぁ。
回りくどい書き方が心地いいかは人に寄りそうだけど。
さて、今回も事件に遠野屋がからんで、もとを正せばデッカい話になって、萎むように終焉。という感じ。
これまで読んだシリーズ、全然記憶に残ってないのは結局毎回同じルートを辿るからなのか。
伊佐治の関わり方や信次郎の言動は面白いけどソレダケー的な。
文章は面白い。
ところで、信次郎。いつ奉行所に詰めてるんだ。
働いてるのか?上役に仕えてるのか?
まったく窺い知れない。今回は奉行所で調べ事もしてたみたいだけどまったく想像できない。
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鬼を待つを先に読んでしまい、順番が逆になってしまった。
読む順番に関係なく面白かった。
謎が解けていく。
謎の正体がチョットと思うところもあったが。
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内容(「BOOK」データベースより)
殺された女と焼けた帯。病死した男と遺された帯。謎めいた帯の奇妙な繋がりが、因縁の男たちを突き動かす!待望の「弥勒シリーズ」最新刊。
令和2年4月9日~10日
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火事で焼け残った帯からつながる殺し現場。
小間物屋として遠野屋に帯を持ち込んでみるが、先日亡くなった大番頭の遺品という思わぬところから鍵となる帯の一部が出てきたり、次々とさらに死人が出たりと事件は複雑なのですが、犯人が早々にわかるせいか後半にあっという間に事件解決。
一番複雑怪奇なのは、信次郎かもしれないけれど。それに付き合う伊佐治と遠野屋清之助の苦労がしのばれます。
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弥勒シリーズ第8弾。小間物の取り扱う商人としての目線が今回のテーマなのだろうか。信次郎と清之助の駆け引きが毎回面白いが親分も活躍もずいぶんと楽しませてもらった。ラストの対決シーンはもっと膨らませてもよかったのでは。呆気なかったかな。清之助さんの決意みたいなものが感じられた回。
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シリーズ8作目。
帯がキーポイント。
予想より敵側の規模が大きかった。あっさり描かれていて信次郎もそこにはそれほど執着しない。
信次郎は相変わらずで伊佐次親分の心痛お察しします。
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弥勒シリーズ 8
火事の跡地から、若い女の死体が発見された。
火事の後、雨が火を弱くして、全焼は免れた。
そのせいで、女の腹に、刺された跡が見つかった。
どうやら、火事の前に、刺殺されたらしい。
殺された女と焼けた帯。
病死した男と遺された帯。
謎めいた帯の奇妙な繋がりが、因縁の男たちを突き動かす!
同心・木暮信次郎vs商人・遠野屋清之助。
嫌いだか、惹かれる二人。
どう決着が付くのか。
早く見てみたい。
けど、終わってほしくない。