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本屋さんで偶然見かけたときは タイトルに吹いた。
食堂のおばちゃんのパロディ?って思って 笑。
でも実際読んだら全然違う。
ハートフルなところは共通してるけど。
いろいろあるけど いい家族だなぁ。
まさに3丁目の夕日。
古き良き昭和って感じ。
朝子のバイタリティ 分けて欲しいわぁ。
魅力的なヒロインって みんなタフだよなぁ。
うらやましい。
山口恵以子 うまいなぁ。
食堂のおばちゃんもそうだけど 読み始めたら 一気に引き込まれる。登場人物がみんなイキイキしてるせいかな。
いまのところハズレなし。
次回作も楽しみ。
どんどん書いてー 笑。
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フォローしている方の本棚で知って図書館で予約して読んだ。作者とは同い年でした。
同じ東京でも主人公の工場のあった小松川と埼玉近い我が家では随分と風景も違ったと思うけど時代の感じは懐かしい。
Amazonより-------------------------
「食堂のおばちゃん作家」が
母をモデルに描いた、昭和の女一代記
泣き、笑い、心温まる
あの頃の東京下町物語!
千葉・館山の老舗旅館の娘・朝子は、失恋をきっかけに新宿へ。
ウェイトレスをやりながら声優を目指すも、突然、下町の鋏工場へ嫁いだ。
舅との確執、夫の不倫、愛人との闘いなど、
困難を乗り越えて、強く、楽しく、笑顔で生きていく。
集団就職、初めてのテレビ、東京オリンピックなど、
昭和の世相や風俗を鮮やかに描く、著者初の自伝的小説。
母と娘の感動長編!
【目次】
第一章 恋と夢と新宿
第二章 新婚狂想曲
第三章 女心のあした
第四章 金の卵たち
第五章 雨のち晴れ
第六章 町工場ブルース
第七章 夕映えの中で
エピローグ
あとがき
文庫版あとがき
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あしたの朝子さんは、食堂のおばちゃんのお母さん。
姑・小姑はともかく、お舅さんとうまくやっている様子は読んでいて気分がいい。
戦後の日本が活気づいていく様子が手に取るようにわかった。
男にばかり都合のいい世の中なのに、元気に生きている朝子や叔母みたいな女性の存在こそが、昭和の日本を支えてきたのだろう。
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再々読。
昭和30年代に下町に嫁いだ朝子さん。
明るく元気な朝子さんは、聡明でこの時代の出来た奥様。
気難しい舅の世話をし、夫の工場の住み込み工員の世話もし、家事育児にも手を抜かず、憧れてしまう女性です。
なんでもある今の世を生きているくせに、高度成長期の暮らしぶりにとても興味を持っています。
朝子さんのように生き生きと暮らす女性の、朝ドラにありそうなお話が大好きです。
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月刊誌で「食堂のおばちゃんシリーズ」を読んでいるので、本屋でこの本を見つけ購入。
主人公の朝子はオペラ歌手を目指すが、扁桃腺手術で断念。音大のピアノ科の助教授に憧れるも夢破れ、海に入水と間違われて助けられた勝弥に声優を勧められる。旅館の跡取りとして見合いの日に逃げ出して、NHKの声優試験に行く。そのまま家出して住み込みで喫茶店に勤める。偶然、勝弥に再会し、一夜を過ごした事で結婚へ。両親は激怒するも、勝弥が工場の跡取り息子なことと、国立大学を出ている事でコロッと手のひら返し。勝弥が他の女三人と関係持つものの、相手が玄人という事で母親は問題にせず。
ほんの初っ端から、怒涛の展開。親も子もいい加減、適当すぎて小説に入り込めない。
新婚生活も週5日同居する舅が頑固親父で、食べ物の好き嫌いが強烈なのに、あっという間に朝子に馴染んでしまう。
戦後の混乱を反映して工場の浮き沈み、夫の浮気とかあるものの、淡々と進んで行く。当時の世相を思い出させる。
巻末のあとがきでは作者により、主人公が実母であることが書かれている。フィクションと混ぜ合わせているようだが、実母である事で主人公が抑制されているようにも思う。
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著者が母親モデルにした東京下町の物語。
一冊を通してずっと前向きで明るく周りを励ます主人公朝子の姿が読んでいて好ましく明るい気持ちにさせてくれます。
特に義父とのやりとりが微笑ましく、
とてもあったかい気持ちになりました。