投稿元:
レビューを見る
対話形式で現代サッカーのキーワードを読み解くもの。海外クラブの選手名が頻繁にでてくるので、海外サッカーに詳しくない私みたいな人にとってはややとっつきにくい部分もあった。
投稿元:
レビューを見る
元ミランの分析スタッフであるバルディ氏とジャーナリスト片野氏の対話で現代サッカーの戦術を読み解く本。
ペップのバルサ・バイエルン・シティの考察に始まり、5レーン・ポジショナルプレー・ゲーゲンプレス等、現代サッカーを廻る用語を実例を図解を交え解説。
後半は、前半で紐解いたモダンサッカーの在り方を、実際のチームに対してどのように落とし込むか運用まで語られており、セリエAの最先端のメソッドを語る具体的内容に驚かされる本。
本書の内容自体はweb版の記事の拡大版なので、下記のWeb記事を読んだ上で、興味あれば、是非おすすめしたい本。
(link: https://www.footballista.jp/special/37355)
投稿元:
レビューを見る
5レーン、2ライン間のスペース
ゲーム分析のフレームワークが役に立った。ビルドアップ、組織的守備、ポジティブ/ネガティブトランジション、セットプレー
投稿元:
レビューを見る
対談形式で書かれた、現代のサッカー戦術におけるパラダイムシフトを俯瞰したワールドカップイヤーに似つかわしい良著である。
対談記事の再録ということで、どうしても話が被ってしまっている部分もあるが、全体的には現代サッカーを紐解くためのヒントを多く与えてくれている。
特に、実際に(セリエAの)現場で利用されているフレームワークを提供してくれている点などは特筆すべきポイントだろう。この本をきっかけに、サッカー分析の方法論を大きく変更した戦術好きの方も結構居られたのでは。
正直、一読で読み込めたとは思えていない。また再読したい一冊である。
とはいえ、星五つ評価は揺るぎない一冊だろう。ワールドカップ前というのは、こうした良著がどんどん出版されるのだから、良い季節である。
だいぶ読了は遅れたが、それははなはだ余談だろう。日本サッカー方面は前段で色々ありすぎた。
投稿元:
レビューを見る
サッカー観戦のときに知識があると新しい見方ができるかと思い読んでみた。
断片的に聞いたことがあることもあるが、初めて知ることも多く、体系的に知れて参考になった。が、それを観戦時に、あのことだと理解できるほど目は肥えてないだろうなとも思う。
読書メモ:
グアルディオラ ペップコード
数的優位、位置的優位、質的優位
ネガティヴトランジション→ゲーゲンプレッシング=密集を利用して3-4秒で即時奪回
ポジティブトランジション→敵の密度が薄い地域に素早くボールを持ち出す
ポジショナルプレーは1つの解釈
ボールを支配し試合を支配するのは、こちらの目的に沿って敵を動かすことによって望んだ状況を作り出すため。
パススピード
第1プレッシャーライン
欧州の5つの戦術トレンド
可変システム
5レーン理論
ハーフスペース=インサイドレーン
中盤空洞化
敵中盤ラインを挟んで後ろ5人と前5人に分断された陣形をあえて作る
パワーフットボール
進化型マンツーマン
ベースはゾーンディフェンス、その上で人に注意を向ける
ポジション 選手の資質や特徴と、監督の想定するゲームモデル
偽9番=メッシ、偽SB=攻撃時はネガティヴトランジションに備えてインサイドラインに
CBはレジスタ化、スピードも求められる
レジスタ=司令塔、演出家だが、1列後ろだったり最終ライン、GKであることも。
予防的カバーリング 危険なゾーンをカバーするポジションをとる
予防的マーキング 敵FWをマンマークする
投稿元:
レビューを見る
偽SB、5レーン、数的・質的優位な色々よく分かって、これから新しい視点で観れそう。
2020-2021シーズンでブレイクした、カンセロロールのように偽SBはさらに進化を遂げていて、これからもそのような新戦略が楽しみ。
それにしてもペップ頭いいなあ、、1つの戦術とってみても本当に奥が深い(正直ついていけない部分結構あるけど
投稿元:
レビューを見る
各クラブが、どのような戦術、原則でプレーしているのか。観戦の楽しさを増やしてくれる一冊。ビルドアップ、プレッシングスタイル、システム可変…、サッカー選手の頭の中をのぞいてみたい。神経レベルまで刷り込ませるようなトレーニングはしてても、肉体的、精神的にフル回転なはずだ。
投稿元:
レビューを見る
「Ⅱ」が発売されるということで興味を持ったが、どうせならと「Ⅰ」から読み始めた。
これまで漠然と「戦術」という言葉を使ってきたが、本書でその膨らみと限界がはっきりしたように思う。
対話形式の本書において、主な語り手であるレナート・バルディは、「攻撃における戦術の役目は、ゴール前までボールを運ぶことで、そこからは個人の能力とアイデアによる」と語る。
どんなに組織化したプレーをしたとしても、最後の最後のところは個人の決断が物を言うということだ。
僕は主に映画や小説の感想を、シナリオライターとしての視点から書いているが、上述の言葉はそういう立ち位置から考えても共通点がある。
映画や小説における戦術とは、構成と言い換えることができる。
俯瞰視点からどんなに緻密に組み上げた物語も、実際の執筆の際の即興の発想なくしては、瑞々しさや輝きを獲得することはできない。
逆に言えば、考えなくても動けるくらい構成をきっちり身につければ、即興に、より多くの精力を注ぐことができる。
戦術を万能であるかのように捉えすぎるのはよくないが、軽視することなく、その限界を知った上で、一瞬の輝きを追い求めていきたい。
投稿元:
レビューを見る
巷のサッカー本の中ではかなり専門的な立ち位置で、踏み込んだ説明で深く理解できると思う。サッカーを理論面から攻めたいならこういうヨーロッパの第一線のトレンド知識は必須だと思うし、日本の指導者にももっと広がってほしい。シリーズになってるようなので続けて読んでいきたいと感じた。