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す、すごい。。。
ものすごい独特の世界観を持っている作家さんだとは思っていたが、これは衝撃。
怖くて、早くこの世界から逃げ出したくて、
自分史上、稀にみる早さで読みました。
こわいから、髙評価はつけたくないが、
すごいという意味では、
髙評価せざるを得ないというか、なんかジレンマ。
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刺激的で面白かった。
ディストピア小説か。
恐ろしいけど、ちょっと「いいんじゃない?」とも思ってしまう。
欲望をなくした清潔な世界。
狂っているけど正常な世界。
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いやあ、すごい。人工子宮で男性も母になるかもとかそんなことを危惧するそんな次元ではない。新しい世界をのぞいた気分。
だけど、新しい価値観にはまるときはたぶんこんな感じ。まわりに結局感化される、素直で正しくて正直な人間。
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恋やセックスが完全に家族から切り離された世界。
子供は人工授精で生まれ、人への恋やセックスも昔のものになっている世界。
終始ドロドログログロした雰囲気はあるのだけど、恋やセックスが完全に家族から切り離されたら、特にセックスが切り離されたら少しラクな気持ちになる人も結構多いんじゃないかと思うと、そこまで現実離れも(千葉県を舞台にした「子供ちゃん」と「お母さん」の都市はさすがにあれだけど)してないテーマ設定なのかとも思った。
家族は家族で、自分が1番安らぐ場所で。
それとは切り離れた世界に恋愛がある。
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怖い。。。男女が肉体による行為SEXによる受精がもはや悪で、人工授精、超無菌、超統一均一化、超効率化の世界で育てられる子供たち。これがユートピア?現実未来の姿なのか??? この方の思考がまたまた衝撃的すぎるのですが、読書としては今後も楽しみです。
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著者の考える現代の問題を小説という形で伝えたもので実に面白かったです。
少子化、晩婚化、セックスレス、2次元媒体との恋愛、同性恋愛、女性の社会進出、産休・育休の取得しやすさ、無痛分娩、不妊治療・・・・。これらを丸ごと考えて新しい世界秩序を考えた結果(実験)を描いた小説です。
人は結婚しなくなり、セックスをしなくなり、しかし、子供が欲しいし必要だが、それも感情的というよりは論理的に必要と考えるようになり、生活と恋愛が分離される。さらに、その先の実験として子供と親(お母さん)という関係が産んだ人が親ではなく、大人が全員お母さんという取り組みまで進んでいる。
そんな世界になってしまわないことを信じてはいるが、一部は現実社会で起こった方が合理的とも感じられてしまう・・・そんな印象を受けてしまう自分が普通なのか、それともこの小説に洗脳されているのか。
非常にセンセーショナルで刺激的な作品でした。この方の作品はコンビニ人間についで読んだのは2作目ですが、他も読んでみたいとあらためて思いました。
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衝撃的過ぎる。狂気の沙汰だ。
「楽園」と称する実験都市。そこでは、夫婦間の性交渉は近親相姦として禁忌とされる。
科学医療技術の進歩に伴い、男性も子供を産めるようになる。
家族という単位の家制度が消滅し、人類の繁栄のみを目的とする。人口の増減もコントールでき、男も女も人工子宮により人工授精で子供を産む。生まれた子供には名前も戸籍もなく、キャベツ畑のように工場に並べられ出荷されてゆく。
右も左も男も女も大人は皆「おかあさん」で、子供は皆「子供ちゃん」。そこに「父親」という概念はない。あくまでも精子バンクへの精子提供者というだけだ。
性欲という人類の根源が排除されると、こんなにも没個性的な世界になるのか。
ラストがあまりにも...おぞましいと表現して良いのだろうか。アダムとイヴ。神々しくはない...と思いたい。
しかし、あまりにも狂気な物語ではあるが、現実、かなり近づいているから尚更恐ろしい。
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さすが村田ワールド。クレイジー。とんでもなくクレイジーだけどその世界はちゃんと成立していて、クレイジーの中に共感というか通じるものがいくつもあって。でもやっぱりクレイジー。
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いまいち。話がくどい。
雨音はどこへ行くのか、世界はどこへ行くのか、少しもわからない。違和感だけ残った。
「蠢く(うごめく)」という漢字を知った。
21/7/11 売りに出した
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現実主義の観点から,性を土台に,生命活動を機械論に落とし込んだ究極の世界としてユートピアを定義し,それを具現化する.個としてのみその生に意義があるのだとすれば,この世界は確かにユートピアだろうが,群体としての人の存在が極めて希薄で,人である必要性が感じられず果たしてこれはディストピアではないのか?とも感じる.現代人の感覚を肥大化させるとこんな世界になるだろう,とあり得べき近未来像を突きつける.確かに人類は消滅する世界に向かって着実に進んでいる.
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私は子どもを望まない。介護には必要かもな、と思ったことがあるくらいだ。価値観は変わっていく。SNSのやり取りは平安時代のひとからみたら、趣がなく、つまらないものなんだろう。なんとも気持ちの悪い読了感であったが、こういう世界が来る日も近いのかもしれない。はじめての村田作品。これからお気に入りになるでしょう。
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初村田さん。いい悪いとかじゃなく、いい意味で価値観ぐちゃぐちゃにされて考えさせられる。すごいなあ。。
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コンビニ人間が面白かったので、本書も手にとってみた。問題意識を持って小説を書く作者だなと思った。
家族はシステムに過ぎず、宗教や共同体の妄想でしかない。サピエンス全史とかでもあったし、身近な経験としてもすごい良く分かる。
皆で同じように狂うことで、生きていける。本質を考えすぎると生きづらくなるのだろうか。ならば、どうやって生きていけばいいのか。考えさせられる。
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始め読んだ時は何か気持ち悪いなぁという印象。結婚という形がなくなり、人工授精で子どもを持つ世界。最後は家族という形もなくなり、子どもは社会のものになる。
読み終わった後、こういう世界が今の合理主義が行き過ぎると作られるかもと思ってしまうような衝撃がある。
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コンビニ人間が面白かったのでこちらも読んでみました。読んでてじわじわと怖くなるところが、コンビニ人間と同じで面白かったです。