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タイトルの通り、最後にオチあり、感動あり、意外ではない(想定できてしまう)結末もありますが、一話が短編なので、とても読みやすいです。
シリーズが何冊かあるので、他のシリーズも読んでみたいと思いました。
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本書に収められている、「オトナバー」は、第15回坊ちゃん文学賞ショートショート部門の大賞受賞作とのこと。
昔はバーに出かけることもあった。
しかし今ではキッチンで缶チューハイを飲む生活。
雰囲気もなにもなく、どたばたとうるさい子供たちを見ながら夕飯を作る。
ひたすら目の前のことを片付け続ける毎日。
その隙間を縫ってやってくる悩みは尽きない。
そんな時、こんなバーがあれば。
少し心が軽くなるかもしれない。
大人になってわかる。
大人って、意外と大人じゃない。
変わらないけれど、変わったように見せているだけなのだ、と。
「使えない部下」
これは、仕事をしている人ならきっとわかるはずだ。
酒の肴になるような、というか、あるある話だ。
昔から言うでしょ、今時の「若いものは」って。
そしてその悪習は続く。
「新人類」「ゆとり」「さとり」、次はなんだ?
上に立つものほど、気を引き締めなければね。
でも、若者でもない、かと言ってジジイでもないおばちゃんはこう思うんだ。
お互い、歩み寄れば?
自分たちは正しい、そう思っていることは、誇りでもあるけれど傲慢でもある。
ほんの少しだけ、「そういう考えもあるよな」となんとなくでいいから理解して、付かず離れずの位置でお互いうまくやっていけないかな。
世代間、独身既婚、子持ち子なし、そんなことでいがみ合うのは時間の無駄。
どうかな?
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ちょっといい話、ちょっとブラックな話など。今回はちょっと出力不足な印象。ピックアップ:「密室ゲーム」。
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短編集なので読みやすい。本当に様々な話がある。
最後にあぁ、なるほど、となることも多い。著者さんの話の持って行き方がうまい。
普通に十代までなら楽しんで読めると思う。
普段小説をよく読む人には何しろ短編集なので、少し物足りないかもしれない。
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子どもが捨てるというので、なんとなく読んでみた。
イマイチな作品、雑な作品もあった。
その中で「オトナバー」はとても良かった。
発想も、細部も、丁寧に練られた感じがした。
他にも、発想が楽しい作品はいくつかあった。
こういう作品集からは、作家の仕事に対する姿勢も感じられる気がする。