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「身体の中を小さな虫が這っている」と訴えながら死んだ父親。その友人も転落死し、死体から大量の虫が発見された。普通ならありえない寄生虫に、天才毒物研究者・利根川由紀が挑みます。読んでいるだけで身体中がぞわぞわとしてきます。何が起きているのか、どうやって彼らは寄生虫に感染したのか。現代は除菌抗菌が進み、まさしく清らかです。だからこそ、想定しえない何かが起きたらどうなるか…。由紀の活躍は乱暴ながらも見事で、ミステリとしての動機や伏線のはり方、プロローグとの繋がりなども綺麗でした。今後の作品も楽しみです。
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無駄に寄生虫について詳しくなれる本。
現代日本を見てみると、なるほど確かに、考えさせられる。
ちゃんとした知識の元に書かれているので新鮮でとても面白い。
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北里先生の本はほんとうに気持ち悪い。ゾワゾワする。
それだけリアル。最初のページから怖い。
今回は寄生虫の話でした。
清潔で寄生虫なんて考えたこともなく生きてきたなと気付きました。
寄生虫はたしかに怖いし、この話みたいに気持ち悪いと思った。一方、寄生虫が花粉症などを抑制する力があるのも初めて知りました。
自分の知らないところでこんな怖いことが起きるかもしれない。
すごくリアルで起こりそうで、すごく怖い。
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川瀬七緒さんの赤星シリーズと似てますが面白かったです。筋は素直ですがキャラと馴染みのない分野、著者の医学的背景もあって、どんどん読み進めたいと思う内容でした。シリーズで読んでいきたいです。
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面白かった。
凄いテーマだなぁ。
ただ、このシリーズのワトソン役だと思っていた玲央が少ししか出てこないのが意外だった。次はどうかな?
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利根川由紀シリーズ第2弾。本作は「寄生虫」によって蝕まれていく身体とその根源となった犯罪。専門的なくだりも多いけれどそれを含めてとても面白かった。話の展開もスムーズで良かった。由紀は魅力的なのでまた会いたいな。それにしても寄生虫って怖い怖い。世界で一番清潔と云われる日本で免疫が弱くなっているというのも頷けるお話だった。