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ジャーナリズムの「編集権」が経営陣にあることを問題視し、マスコミの危機を鋭く描く。私たちの「目」であり「耳」であり「口」であるマスコミが、経営の都合で閉じられる実態に戦慄を覚えた。
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編集権に限った話じゃないけど、第二次世界大戦前後に制定された決まりごとが現代社会においてもそのまま適用されているの本当に恐怖すぎる。そして時代の変化に伴ってそういった決まりごとをアップデートしていこうという動きが内部から湧き起こらないのもいかにメディア内部が腐っているかを表している。それらを鋭い視点から浮き彫りにさせた本作は凄い。
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2017年1月20日~2月12日まで東京芸術劇場シアターイーストで上映された公演を書籍化した物で小説ではなくシナリオ形式になっています。
人気報道番組「ニュース・ライブ」の放送数時間前、ある特集の内容について局の上層部から突然内容変更を命じられ大混乱に陥る現場。
それに抵抗する編集長の今森、キャスターの来宮。
しかし局内の空気は徐々に変わって行き…。
普段何気なく見ている報道番組だが視聴者の見えない部分、裏側の顔が描かれている。
圧力に屈しなければいけない空気、葛藤と苦悩がリアルでノンフィクションの様に感じた作品。