紙の本
本物の人生の指南書
2023/05/31 22:48
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投稿者:toshi1127 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大人の形をした子供が刺さる言葉。人間関係、仕事、お金の使い方、愛、自分自身、人生それぞれのテーマについて成熟した大人の視点を見せて貰うことが出来る。
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著者ご存命のころに入手したが、手に取ったのは最近。とても含蓄のある本。美的感覚については辛口な印象はあるが、言葉には元気が出るし、素直に反省できる。何度も読み返したい。
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いつも、小池先生の言葉に励まされています。
改めて、小池先生の考えを読んで、やっぱり素敵な方だなと思いました。
もう少し、気楽に生きてみよう。
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シンプルでわかりやすい、人生の先輩のお言葉。
人生、難しく考えすぎなくていいよ、と言ってもらえているような、読んだ後に前向きになれる本でした。頑張ることをやめていたことがあったのだけれど、もう一度やってみようという気になりました。やらない後悔よりやった後悔。やるだけやってみよう。
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帯に書かれているより辛口な内容でもありましたが、励まされる一冊でした。平凡に生きて平凡に死ぬことが何より難しく尊いと気付かされました。成熟についての論考も興味深く読みました。洗練された大人になるのって難しい!洗練は無理かもしれないけれど、誠実に毎日を生きたい。
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●第1章 人間関係について 2020年3月中旬
他人と上手く付き合うには、自分と上手く付き合う
人間関係を突き詰めれば、「無理をして付き合わないこと」
八方美人は八方塞がり
人との付き合いは、1+1=100
無駄な駆け引きをしない エネルギー泥棒
自分を愛せる程度にしか他人は愛せない
他人に完全を求めない、自分が不完全なのだから
人の好き嫌いぐらい自分で決める 人との縁を切る
許すが忘れない 失礼な人は無視してもよい
反応すべき人・反応すべきではない人
相手を深追いしない 一流は競う、二流は群れる
相手の怒り方を見極める 自分の生まれ持った性質通りに生きる
人付き合いの幼稚化 自分の感情の都合で人を傷つけない
いい言葉を使う人には、いい人生をつくる力がある
誰のせいでもない
●第2章 働くことについて
働くとは自由を手に入れること
仕事を選ぶことは人生を選ぶこと
「仕事ができるフリ」をやめると、目的にたどり着ける
人の話を雑に聞かない 自分の仕事のスキルを快く下に譲る
仕事は準備が全て 実力だけで勝てないのが仕事
人のペースに合わせない
いちばんできたときの成果は、自分の実力ではない
仕事の経験の「量」を「質」に変える 心を復活させる特効薬
自分の師が目指していた、その先を目指せ
がむしゃらで格好悪い人に、運は舞い込む
金を稼ぐことは人生の選択肢を増やす 仕事の下僕にならない
●第3章 自分との付き合い方について
自分を大切にする人は、人も大切にできる
自分の評価を他人に任せない
自分の不安を誰かに解消してもらおうとしない
嫌がらせと幸せがらせ 苦労したことの元を取る
弱い者ほど相手を許すことができない
1人の人と深く付き合う 「まあ、いいか」と上手にあきらめる
戦えない自分が、戦う人を笑うな
あなたを大切にしない人を、あなたが大切にする必要はない
人格の狭さは、己の世界の狭さ 自分の役割を決めない
機嫌よくいる 人生の悪いときに決断をしない
誰と出会うかで人生は変わる 弱音を吐く相手を選ぶ
「世の中、いろんな人がいるなあ」で済ます
●第4章 粋について
上質なものに触れる 粋で野暮天
一流の店で買うのがいちばん安い
なくしたら「同じ物を買いたい」と思える物だけを買う
大人になって欲しがる物で育ちが分かる
お金がないなりの楽しみ方を見つける
いいものは、灯台下暗し 日常の極上こそ人生を楽しくする
洗練は冷たい 人任せでは成熟したものを得られない
余裕ある大人の所作のヒント 大人の世界の自由度
余裕とは優しさ、優しさとは根性 憧れの対象になる大人がいない
ただ「格好いいから」選ぶ 本を読め、旅に出ろ、人の悪口言うな
モノ選びは人生を選ぶこと
●第5章 人を愛することについて
ちょっとした感動を共有しあえることが喜び 愛がないと歪む
愛の究極 身近な人にこそ丁寧に
人を愛することは、その人の幸せを願うこと
●第6章 年を重ねることについて
どういう老人になるかは、今の自分で決まっている
「老い」を前向きにとらえるには 今の自分は若い頃の結果
自分の意志で老人になる 「生産」をやめると老いる
老いは失われゆく若さに勝る
いつか全て終わるのだから、今は頑張ろう
●第7章 自己実現について
どうにもならないことに心を注がない
逞しいアイデンティティを持つ
過去が未来を決めるのではなく、未来が過去を決める
自分の限界をあえてつくる
いざというときには普段やっていることしかできない
苦労は人を歪める 自分が自分を守る
豪華な生活より、気持ちのいい生活 心の避難場所を見つける
人生の二毛作、三毛作
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著者はツイッターで知りました。この本を読む少し前に亡くなられたこともツイッターで知りました。いつもユーモアのセンスと励まされたり考えされられたりの呟いきを楽しみにしていました。本になると多少の説教くささみたいなものは感じたが、歳を重ねられても新しい考え方がアップデートされているのだと思う。
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心が不安定な時に出会えた本。この本を読んでもっと自分に自信を持って自分を好きになりたいと思った。これから生きて行く上で何度も読み返し、参考にしていきたい
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ツイッターで毎回為になることを呟いておられ、いつも勇気をもらっていたので、最新作を買いました。人生の先輩の言うことは、重みがあり、納得できる言葉がたくさん。迷ったとき、助言をもらいたいときに読み返して、人生のバイブルにします。
今年亡くなられたということで、本当に残念でなりません。もっともっと、いろんな言葉を聞きたかった。ご冥福をお祈りします。
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私は小池一夫さんをよく知らないけれど、TwitterのTLで彼の言葉がRTで流れてきて目にするようになり、フォローして直接読み始めたのもこの数年のことだった。
亡くなったと知り、もっと彼の言葉を知りたくて著作を探してみたら、何となくこの本が一番自分にしっくりくるような気がして、購入してから少しずつ時間をかけて読んだ。
自己啓発本は今や無数に在って、同じようなことが書かれた本で溢れかえっている。そんな中で私は、何が書かれているかよりも、誰がどのような経験からそう書いているのかを選ぶ基準にしている。言葉の重みと説得力が違ってくるから。でも、小池さんのことはよく知らないけれど、惹かれた。波瀾万丈な人生を送られた年長者の言葉、として響いたのかな、と思う。
不健康だったり、悩みすぎて弱ったりすると、頭ではわかっている世間一般での正論正義みたいなものや、完全に個人的な経験や私感からくる価値観などがごちゃまぜになり、どうしたらいいかわからなくなる時がある。自分自身がグラグラして、歪む。そういう時に、特に何度も読み返したくなる本のひとつになると思う。
目次を読んでいるだけで、とてもワクワクした。
「八方美人は八方塞がり」
「他人に完全を求めない、自分が不完全なのだから」
「戦えない自分が、戦う人を笑うな」
「あなたを大切にしない人を、あなたが大切にする必要はない」
「機嫌よくいる」
「モノ選びは人生を選ぶこと」
など。
流石です。この本を書いてくださって、ありがとう。
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小池一夫さんのエッセイ集。小池さんと言えば言わずと知れた漫画原作の大家であり、ゲームファンとしては、堀井雄二さんやさくまあきらさんを育てた人、としても有名。
小池さんのTwitterのつぶやきが良かったので、この本を購入したんだけども、先日急逝されて大変驚きました。
本の内容としては、小池さん自身が人生で体験してきた事を、手を変え品を変え伝えてくれる内容で、非常にうなずける内容が多かったです。帯にもあった、人を許す、というのが人生において一番大切なのかな、とそんな事を考えたりしました。
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大人になるということを言語化するのはとても難しい。行動や思考の整理をしている人の本を読むことで納得できることを取り入れていきたい。競わず自分を知り、相手を認める。失礼な人は無視をしてもいい。
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漫画界の巨匠小池一夫さん、逝去―
マルチに活躍を続けた小池一夫さん、逝去。
ブクログでも名言集で人気でした…ご冥福をお祈りします。
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誰かのオススメにあったので読んでみましたが、20代のころに読みたかったなー、と思うくらい人生に、生き方に悩んだら読みたい本だなと思いました。
もちろんこの本が出されたのは数年前なので20代には出会えない本ではありますが(笑)
人生80年を生きた大先輩の言葉はやはり経験からくるものもあって参考になる部分も多かったですね。
昨今、老害と言われる方たちがいたりもしますが、そういった押し付けがましい人生論ではないので心にすーっと入ってくるものがありました。
「老いるということはできることが限られて、それに集中できる幸せがある」
若さを惜しんでる今の自分がハッとさせられる言葉でした。また人生の岐路に立った時には読み返したい本です。
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小池さんの人生観が詰まった内容だった。先人が人生の中で得た考え方に触れることができるという、読書の効用を改めて感じた。
ポイントとなる部分で他者の言葉を引用しており、自分の考え方を上手く伝えてると感じた。
中でも印象に残った引用は下記の2つ
・悠々として急げ。開高健
・下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ。 小林一三