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めぐり、めぐる。
「皮膚の記憶」で終わるのがとてもよくって、とても腑に落ちる。
ほの暖かい何か。
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「大切なことは 目には見えないんだよ」
という あの王子様のフレーズが浮かんでいた
ほぼ 同じように
「大切なことは 耳では聴こえないんだよ」
とも 言い換えられるのだ
と 思った
改めて
心で感じることでしか伝えられない
身体まるごとを通して感じることのできる
「声」というものが確かに在る
私たちの言葉は
ちゃんと 相手に届いているのだろうか…
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「異なり記念日」を図書館で借りて読み、
同時刊行のこちらも読みたくなり。
いつもの図書館に蔵書が無く、県内の図書館から取り寄せていただき読むことができました。
ぜひセットで読んでいただきたいです。
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2019.12月。
見えない人の世界の本を読んでいた最近。今度は聞こえない人の世界。こんなに言葉が豊か。感情が豊か。なんて豊かなんだ。聴こえなくても音楽がある!それ、すごい。声があらわすものがある。でもそれは声そのものなだけじゃなくて、結局その人全部からくるものなのか。
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陽道さんの写真に出会えたことが嬉しいし、こうして言葉にも出会えたことが嬉しい。
生きていくこと、そのままでいい。
皮膚と。
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幸せな思い出も嫌な記憶も、すべてが素直すぎるほどありのままに綴られたエッセイ。
音のない世界で生きる著者だからこそ感じられたのであろう“声”を、私も聴いてみたくなった。
たとえ不器用でもまっすぐに生きることの素晴らしさを教えてくれる作品。
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私たち聴者が聞き流したり見過ごしてしまうような僅かな変化を丁寧に観察し、「声」として触れあう。
齋藤さんの観察力と、それを言葉や写真にする表現力がすばらしい。
それでいて人の心に寄り添うような語り口に、優しい気持ちにさせられた。
聞こえる私は本当に「声」を聞けているだろうかと考えずにはいられない。
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ことばが、手話が、私たちが生きるこの世界が、愛おしく見えてくる一冊。
ことばが美しく、情景が浮かび上がってきます。
私は手話から少し離れてしまっているけれど、なおも心に焼きついたその美しさが、この本を読んで呼び起こされました。