紙の本
ギャグ好調!
2018/09/17 10:53
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投稿者:朱里 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻から風間家に居候している芦花たちですが、今回も彼女たちのドタバタに風間家の面々が巻き込まれて非日常が繰り広げられています。一時期ネタ切れ感がありましたが、前巻辺りから盛り返し、今巻では安定感のあるギャグと展開で終始笑えました。今後の展開も楽しみです。
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今回は長沼のフィギュアを取り戻す話とかあったけど、全体的に緩めの雰囲気。話が穏やかなノリになった分、目立つのは同棲している風間・芦花・高尾の疑似家族っぽい遣り取りかな
友達から借りているゲームを返す前にやりたいからって妙な駆け引きが発生したりとか、いじける之江を慰めるのか苛つかせるのか曖昧な遣り取りとか、家でゲームやりたくて我儘言う様子とか
極めつけは高尾が「ケンジ」と書かれたフォークを学校に持ってきてしまうワンシーンか。あれ、一緒に住んでなければ発生しないイベントだよなぁ
「ケンジ」フォークを前にして散々にパニクっていたのに、風間に夕飯の約束してご機嫌になってしまうなんて高尾って乙女……
ただ、そんな彼女をして全く敵わない相手が船堀といった感じかな
スーパーの店員からも料理スキルを認められていて、風間が約束を守る人間だと信じても居る
今回は風間が船堀より高尾を優先した事でどうにかメンツは守られたけど、オチにあったように少しでも油断すれば船堀が全てを掻っ攫っていきそうな
長沼のフィギュアを取り戻す話は本作にしてはちょっと珍しい方向性の話というか、風間が坊主になっていたとき以来の風間が絡まないエピソード
あの時は高尾とかがツッコミ役になったけど、今回は之江に役が回ってきますか。ツッコミ役も潜入も之江には荷が重いのに、つづじを助ける為に自分から引き受けた様子には幾らか成長を感じられるね。以前はツッコミ役すら担えなかったもんなぁ…
まあ、桜が付いている時点で不安要素なんて何もないのだけど。普段はとぼけた感じに芦花や風間に任せる場面が多い桜だけど、基本スペックは高いものだから桜が何とかしなければならない局面では普通に有能なんだよね
アドリブでフィギュアをあっという間に奪取し、更にはお助け役すら呼び込んでいたのは彼女でなければなし得ない荒業だ