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良き本だった。すぐに実践したい方法や取り入れたい考え方が多く、読んでよかった。自分の体調をさらに整えて、理想を実現するために活用したい。
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自分自身の体調を整えるためには
体の不調を起こす「炎症」と「不安」をコントロールする必要がある。
ここでいう炎症は、体の中で肉体的に起きている異常のことをいっている。一方で「不安」とは、体の精神的なズレのことをいっている。
著者は、この二つの事象が起きている理由を、採集民の時代と比較して指摘する
炎症に関しては、今まで食べなかったようなものを食べるようになったり、
今までそんなに食べていなくても生きれらたものをたくさん食べるようになったり、
逆に、今まで食べたり見たり聞いたり体験したりしていたものが日常からなくなっている。
その変化に対応できていない体がびっくりして、「炎症」を起こし、不調に繋がっているのだ。
例えば、
・自然と接触する時間を増やす
・友人関係を作る
・腸内環境を整える
・睡眠
・運動
一方で、「不安」が起きている理由としては、
未来に対しての自己同一性が揺さぶられているからだ。
採集時代では、未来は今日を生きることの延長でしかなく、
今のように、多様な生き方はなかった。多様な生き方があることによって
未来が複数存在し、複数存在する未来と現在を結びつけることができなくて、不安を生むのだ。
では、その不安にどう対応するか。
これは、未来と現在をつなぐ、価値観を見つけるのだ。
価値観とは、自分がいきている理由であり、
自分が最高に幸せな状態になった時に求めるもの、行動することに大きく反映している
だから、価値観を探る時は、
・全てに満足している状態が手に入った時、自分は何をするか
・今のやっているプロジェクトは何のためにやっているのか
*プロジェクトとは仕事だけじゃなくて、プライベートでもやっていること。健康に気を使うとか軽いものも含む。
例えば、健康に気を使って運動している→なんでやるの→毎日健康に生活するため→なんでやるの→健康じゃないと、仕事もプライベートも楽しめない→なんで楽しみたいの→・・・
*抽象的な思考がもともと人間はとくいではない。だから、すぐにできなくても落ち込まない
*定期的にやることで、自分の価値観に築ける
上で紹介した方法をやるのもいいけど、人間に普遍的な価値観を参考にするのもいい
1自治:どれだけ人生を自由にコントロールできるか
2多様性:仕事や人間関係に多様さがあること
3困難:人生のタスクに過度な難しさがあること
4貢献:他者に役立っているかどうか
→特に、自分の行動が他者に良い影響を与えていると確信できた時ほど、私たちの幸福感は高まりやすくなります。
また「不安」を楽しためには、あらゆることを遊び化する。
それは、「ルール設定」「フィードバック化」(フィードバックを意識的に得られるようにする)。
ルール設定:下位プロジェクト分析、インターバル設定、3つのルール、イフゼン・プラニング
フィードバック化:作業トラッキング、アカウンタビリティチャート、メタ認知
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読んでよかった。
抱えてきた疑問の多くが解決できた。
専門書を読破しつつ、これだけわかりやすく噛み砕いて説明する手腕に脱帽。
それもまた、勉強になる。
これからは、編集力なのだと改めて思わせられる。
個人的には、
少し暮らしを変えてみたい。
という人より、
どうにか社会に馴染みたくて
今まで
さまざまなテクニックを試したけど、
どれもしっくりこない、
上滑りしている。
という人にこそ合うんじゃないかと思う内容。
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この手の本は当たり外れが大きいので、Kindleで読むことにしているんだけど、この本は当たり。世界各国の研究論文をベースにして、いかにして「最高の体調」を手に入れるのメソッドやエッセンスを丁寧かつ丹念に記載した本。骨子としては、「現代人は遺伝的に現代に体が順応してないので、昔の生活に合わせた方が体調が良くなるよ」という内容の本なのですが、確かに書いてあるメソッド(自然に触れる時間を増やす等)を色々と試してみると体調が良くなってきたので、なるほどね、と実体験できた。また、筆者の言うとおり、この本に書いてあるメソッドをすべて試すのは大変だけど、体調不良に苦しんでいる人は、この本を読んでみて一つ二つでも試してみると良いと思う。
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全体的にエビデンスベースで書かれててよかったです。
最後にまずどこから実践すればいいかもまとまっていて読みやすいです。
どこまで信じるかは読者次第なところはありますが、おすすめできる内容です。
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進化の観点から考えると、人間の体は原始人的な生活に向いているが、現代の目まぐるしく発展する新しい生活には対応できていない。そのミスマッチが不調の原因である。考えることも同様に、今を生きることには向いているが、未来のことを考えるのは苦手であり、そういったストレスが現代には溢れている。
このような"文明病"にたいして、どうアプローチしていくかを「実践ガイド」として示してくれていて役に立つ。
健康系の本と思いきや、自分の価値観を見つめ直すことに繋がるとは。
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食事、睡眠、運動など身体に良い話を盛り込んだ一冊。
よくまとまっているが、その分ひとつひとつの内容を深く掘り下げてはいないのでちょっと物足りなかった。
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体調の善し悪しに腸が影響しているとの主張は他の本には見当たらなく斬新であった。狩猟採集社会民族の分析調査をエビデンスとしている。試してみる価値はあるかと思う。
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日常生活の乱れや年齢と共に疲れやすくなってきた等で日々のパフォーマンスが落ちていることを最近になって感じていて何か改善出来る事が有ればと思い、その中で出会った1冊。
この本の中では様々な不調な原因は根っこの部分は1本の線で繋がってると言っていて色々な角度から「最高の体調」に近づけるための指南が書いて有る。
簡単に取り入れれる事から少しハードルの高いもの迄様々有るがその中から出来る事から取り入れて少しでも生活の質を上げれる様に努力して習慣付けていければと思う。
色々な角度から書かれてる事も有り本書の読み方としては総合的に書かれてる為、興味有る部分の中でより深く知りたければそのテーマに沿ったテーマを掘り下げていけば良いと思う。
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体調を維持するためのノウハウ本。大きくふたつあり、炎症を抑える事と、不安を減らす事がポイントとなる。その為に何をすべきかが丁寧にまとめられており、大変為になった。自分のやっている事が一つの例としてあげられており、とても嬉しかったりする。全部について自分の生活に取り入れる事は極めて難しいが、一つずつ取り入れて習慣化していきたい。
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ストレスをかんじたら、楽しくなってきた!興奮してきた!
自分に言い聞かせる
ウォーキングだけでストレス軽減
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現代人の体調不良の原因の多くは「(体内の)炎症と不安」であるという発想で、それらを改善する方法を様々な方向から提案してくれている本。
発酵食品の摂取や自然との触れ合いなど、忙しい人でも手軽に始められる実践ガイドが記載されており、実用的であると感じた。
本書で提案されている実践法について、ある程度の科学的な裏付けも書かれているが、文体は簡潔なので読みにくさはない。
この手の本にしては珍しく、著者の自分語りが比較的少なくてよかった。
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この本の論旨は「あくまでも人間が現代病的な体調不良から抜け出すには自然状態に戻る必要がある」という方向で進めています。
つまり古代に存在していない物質や環境を取り入れすぎている場合に、現代人は体調を崩すようです。
分かりやすく実践的でよくまとまっているため、体調関連の本では今のところベストだと思います。
以下、抜粋
・都市部の若者とヒンバ族では集中力に大差が!
・デジタルデバイスの存在を近くに感じた時点で目の前の作業に使える認知のリソースは減ってしまう
・豊かになればなるほどうつ病が増える。根本原因には炎症と不安が考えられる
・長寿の人の共通点は炎症レベルが低い
・内臓脂肪が分泌する炎症性物質が体全体の器官に炎症をもたらす
・うつ病患者の多くにCRPやIL6といったサイトカイン(炎症マーカー)の増加が確認されている→うつ病の炎症モデル
・一日の平均睡眠時間が7~9時間を逸脱すると炎症マーカーが激増する
・夜中に何度も目を覚ましてしまっても炎症マーカーは増える
・先進国の不安障害の発病率は全体の8%程度で15年で2倍に増加している
・慢性的な不安は海馬を縮小させ記憶力を低下させる。また理性的な判断を奪い、死期を早める
・ピグミー族の時間割引率は異常に高い。今10000円を受取るのと一年後に11000円を受け取るのが等価と判断した場合の時間割引率は10%となる。ピグミー族は都市部の人より時間割引率が5倍も高かった。つまり目前の利益に徹底的に集中しているため未来への不安もより少ない
・自然との触れ合いにより確実に副交感神経が活性化する。その効果はマッサージや自立訓練よりも遥かに高い
・偽物の自然にもリラックス効果がある(VRなどについては言及しておらず)
・人の認知リソースは大勢の友人をさばくようにはできていないため、5人前後としか親密な関係性を築けない。知り合いは増やせても親友は増やせない
・未来との心理的距離が近い人ほど不安に強くセルフコントロール能力も高い
現在の自分と目的の自分のイメージが近ければ「ぼんやりした不安」ではなく「未来を自分に近づける」という意志がはたらく
・未来を細かく区切りルールを作ることで遠い未来に対して心理的距離を近づけることができる
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身体の不調や体調改善の本を何冊か読んだが、大体書いてあることは同じ。睡眠、腸内環境を整える、運動する、マインドフルネス等。この本は内容がまとまっていて読みやすい。あとは実践しなければ。プロバイオティクスのおすすめサプリが書いてあったので参考になった。
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最近この手の本を読む機会が多いけど、めずらしく読み込んだ。なんと言っても、エビデンスがあるというのは大きい。これでもかと、たくさんのメソッドを挙げつつも、特定のどれかにこだわることなく、少し引いた視点で観察しているスタンスが良かった。できるところから始めよう。
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『最高の体調 〜進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法〜』(鈴木祐)著/ クロスメディア・パブリッシング)vol.470
https://shirayu.com/blog/topstory/skill/7302.html