紙の本
星界の戦旗というかむしろ星界の戦記
2018/09/24 00:28
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投稿者:カルディー - この投稿者のレビュー一覧を見る
だいたい常にどこかしらで誰かが戦っているか、さもなければ戦うための準備をしているような巻です。
日常パートが少なめでジントくん(もはやいい大人なのでくんは失礼ですが)の出番も少なめ。しかし少ない出番でも彼がラフィールのそばに自分の立ち位置をしっかり見つけたという自信のようなものが垣間見えて、ただ年を食っただけじゃなくちゃんと成長しているんだなと感じさせます。ラフィール相手でも引くべきところはちゃんと引きながらも結構言いたいことは言う感じが、いかにも「大人のカップル」という感じでいいですね。
しかしこの二人、今は隔てられているラフィールの家族と再会したら「10年もたったのになぜまだ子供を作っていないのか」となじられそうな気がしなくもありません。
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続くのか。続けていいのか。
終わったものだとばかり思っていた作品が続くと。
ああ、ちっちゃいルビがもう見えやしない。
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ラフィールが司令官として戦争自体に大きく関わるようになって、ようやく世界の中心で動く人物に仲間入りしたと感じられるようになり、その成長ぶりに少し感無量だったりします。また話も末端ではなく中心に移って来て、その成否が今後に大きく影響する展開になってきて、これからどうなるんだろうとますます面白い展開になってきました。
それにしても、ラクファカールが陥落することは、ほぼ壊滅状態を意味すると思っていたのは地上人的発想が抜けきれていなかったからなのでしょうかね。帝都に重要な施設が集まっているとしても、あくまで宇宙空間に浮かぶ城塞や艦船であり、実は特定の星系への依存度は高くなかったということか。例えていうならアーブの都市はいわば浮き草が特定の岩の周りに集まっている感じで、岩にホースで水をかけて浮き草を蹴散らしても、ただ他の場所に移動して生き続けていくのと同じなのかもしれない。でも、今の地球規模の世界を想定すると、めまいがするほど巨大で莫大な数の浮き草が宇宙に漂っているということになるけれど、途方もなさすぎてやっぱりイメージできないから、地上人には理解できなくてもしょうがないということでなのでしょう。
『全艦、猫を降ろせ』のなぞもあきらかになって(!?)、この先どうなるのかが楽しみです。
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星界というとキャラ同士の掛け合いが面白かったのだけれど、世界の枠組みが変わろうかというイベントが起きているので、掛け合いは少なめで残念。キャラが多すぎるというのもあるかも。
ただ最後までやってくれればそれでいいです。
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まさか読めると思ってなかった続刊。本当に読めて嬉しい!!
前巻からいきなり10年後に跳んでしまったので、少々驚いたが、艦隊戦がメインのシリアスな内容で、物語というより歴史を読んでいるような感覚になる。キャラクター同士のやり取りが少なかったのは残念。特にぺネージュとエクリュアのやりとりは書いて欲しかった。ラフィールとジントも精神的にも成長したなと感慨深い反面、ドゥヒールたちがどうなるのか気になる。続きが楽しみだけれど、次はなるべく早く出してほしい。
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戦旗シリーズ第一部の完結から5年、第二部が始まった。
物語は、星界の戦旗Ⅴから10年が経過し、反撃の狼煙をあげるところから始まる。ほとんどが戦闘
10年という時間は、長生きのアーヴにとってどれほどの長さなのだろう?さほどでもないのではないか?
地上人のジントは年を取り外見にも影響が出てきたよう。
ラフィールとジント、年を取ることでギャップが広がらないだろうか?これから二人はどうなるのか?
間を置かずに次巻が出てくれることを願う。
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なんと、6年ぶりだそうですよ。まあ、その前は9年でしたっけ?シリーズ計20年超の大作です(笑)
読みながら、登場人物が誰かを思い出すのが大変でしたが、そもそも前巻がどういう話だったのかも覚えておりませんでした。
そうそう、帝都ラクファカールが失陥したんでしたよね(^-^;
この巻から始まる新章は、それから10年の月日が経過した時点から。
皇太女ラフィールは帝国元帥に、ジントは千翔長に昇進し、それぞれ艦隊司令長官とその副官。ラフィールは、人類主権星系連合体攻略を命じられます。
10年後の世界観の説明と戦闘がほとんどで、ジントの出番も少ない展開でしたが、これからどう展開していくのか。
話は完結しないで終わっているので、7巻は今回ほどは待たなくてもいいかなあ、と期待しているのですが。
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もう出ることのないと思っていた続編。ラフィールやジントたちに再会できて嬉しい。久しぶりにアーブの世界を堪能しました。前はすらすら読めた言葉が読めなくなってるのが悔しい。
アーブらしい諧謔に満ちた会話劇が少し少なかった気がします。ラフィールとジントの会話ももっと読みたかった。忙しくてなかなか話もできていないのかもしれませんが。アーブやその他の星間国家の行く末は気になりますが、それ以上に彼らの会話が楽しいのが本シリーズではなかったかと。
さて、次作に会えるのはいつになるのか。できるだけ早くに読めることを期待しています。