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ビブリア古書堂の事件手帖、本編終了後の後日譚。
2018年秋ー。結婚した栞子と大輔の間に生まれた娘、扉子という新たなキャラクターが登場し、栞子が扉子に本にまつわる出来事を話して聞かせる、というスタイルで四話収められている。
本編でいくつか繰り広げられた、緊迫した場面は少ない。
四話目で少しドキドキしたけれど。
ほのぼのと読み進めることが出来る。懐かしい面々の登場も嬉しい。
面白くて、あっという間に読み終えてしまった。
ひっかかったのは、時々ある名前の漢字違い。
単なる校正ミス等の間違いなのか、それとも本に関するミステリーを追った内容のシリーズだから、何か意図があって初版本だけわざとこういう表記にしているのかも?とも思ったり。考えすぎ?
第二話では、磯原がたびたび幾原に。
第三話では、紺野祐汰が紺野裕太に。これは知らない人が発してる言葉だから、間違っていてもおかしくないのかな?とも思えるし。
真相が知りたいところ。
まだお話は続くらしい。
ようやく栞子と大輔がつきあったと思ったら、結婚して子供もいてっていう展開だったので、付き合い始めた頃の二人の様子がよくわかるエピソードも、もうちょっとあるといいなと思ったので、続編に期待したい。
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内容(「BOOK」データベースより)
ある夫婦が営む古書店がある。鎌倉の片隅にひっそりと佇む「ビブリア古書堂」。その店主は古本屋のイメージに合わない、きれいな女性だ。そしてその傍らには、女店主にそっくりな少女の姿があった―。女店主は少女へ、静かに語り聞かせる。一冊の古書から紐解かれる不思議な客人たちの話を。古い本に詰まっている、絆と秘密の物語を。人から人へと受け継がれる本の記憶。その扉が今再び開かれる。
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懐かしい思いをしましたね。まさか娘さんがねぇ。自分が年をとったという気がひしひしとします。それだけ栞子さんたちが身近に感じられているのでしょう。
それと懐かしいことがもう一つ。「雪の断章」とは。40年以上前の記憶が蘇りました。もっとも、当時も今までも文中で言われるまで、あの話がミステリーとは思っていませんでしたが。(え?ファンタジーじゃないの?とか)
懐かしい人と本に出会えた、とても楽しい体験でした。
久しぶりに登場した本を読み返してみたくなりました。といっても「俺の妹が」のほうですが。(FFもやってみようかな、ファミコンで)
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扉子って誰だ?と思ったら、栞子さんの娘だったとは。
大輔くんと栞子さん、二人ともいまだに顔を赤くして腕を組むのもやっとみたいなのに、子どもは出来るんだ(栞子さんの豊かな胸を揉みしだくことが出来る大輔くんは果報者)。
サクサクと進む4つのお話にそんな不届きな感想しか思い浮かばず、いや、失礼…。
栞子さんが謎解きをするのではない話が多く、その分、本に対する蘊蓄は少なめで薄味。
3つ目の話にあった『雪の断章』には少し興味を惹かれた。
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このシリーズは終わったと思っていたら、店頭に新刊が並んでいて、買ってしまった。
二人の娘、扉子がちょっと変わっていて面白い。成長していく扉子を描く次のステージがあればいいのだが。
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娘の扉子に、過去のサイドストーリーを語ってあげる形のスピンオフ。
本編ではあまり描写されない登場人物たちの内面が見られるのはファンとして嬉しいヽ(´▽`)/
映画も見たいな。
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大輔栞子の娘扉子が登場するが場面繋ぎにばかり使われメインストーリーはサブキャラや初登場キャラの話ばかりでどれもいつものように普通に良い話。親子3人だけの話も1話は欲しかった。
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台風で停電中の暇つぶしに。
7巻読んでないけどあまり問題なかったです。
結婚して子どもが生まれてたのですね~
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栞子さんと大輔のその後の物語。
2人の娘、扉子に栞子さんが本をめぐるエピソードを説明するという形。
栞子さんも大輔も変わらず、という感じで安心した。
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栞子と大輔が結婚し、扉子という娘が生まれた。
本作では、母に似て読書好きな扉子に、栞子が古書にまつわるエピソードを話していく。
本編で登場した志田や坂口夫妻、宿敵・吉原喜市のその後が書かれている。
語り手が大輔ではなく、栞子に変わっているので、そこもまた面白い。
続編の予定もありそうなので、またこのビブリア古書堂の面々と会えるのが楽しみ。
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久々のビブリア古書堂は相変わらず面白かった。どれもちゃんと本を絡めた話ながら,登場人物の成長が少しずつ描かれており,意外さは少ないが安心して読めた。
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前作でシリーズは完結したのだけど、あれから7年後、五浦君と栞子さんの間には女の子が誕生していた。ということで、また新しいシリーズの始まりらしい。前シリーズのその後のエピソードなどが、五浦君目線だけでなく栞子さんの視点からも描かれていて興味深かった。
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とうとう映画が公開されました。
近日中に観に行くつもりなので、
私のビブリア愛の集大成として
この本を先に読み終えることにしたのです。
大輔と栞子の娘、扉子。
いい名前です。両親が過去に関わった
悲しい出来事とは無縁の人生の扉を開いてほしい。
回想録のような作りで
読み応えはシリーズほどではないですが
北鎌倉の古書店に久し振りに
足を踏み入れることができた感動が
胸の中にじんわりとこみあげています。
ビブリアが好きな最も大きな理由は
さらりと知的で、軽薄さのかけらもないところです。
知性が生んだ奇跡の本。大げさかもしれませんが。
これからもこの本だけは、手放さないつもりです。
文庫しか読まぬ、文庫読みの宝物。
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7巻継続した「ビブリア古書堂の事件手帖」より時系列は7年が経過し2018年秋の現在、登場人物はそれぞれの年を重ね、大輔&栞子には一人娘扉子が誕生している。ルックスも本に対する情熱も栞子の完全なるコピー扉子…が、幼年であるがゆえ本を巡っての人間関係の機微には理解が及ばず…そんな扉子に母栞子が本を巡る様々な事件を話し紡ぐ…という構成をとっている。栞子が語るお話の合間に、父大輔の探し物を探す母娘が挿まれ、その回答もファンには嬉しい限りのものであった。以下短編ごとに…
北原白秋「からたちの花 北原白秋童謡集」
主要人物は坂口夫妻、第1作から登場している二人、特に視覚ハンデのある坂口氏の言葉足らずながらも優しさ溢れる人物造形に惹かれる。著者は実在の人物をモデルにしているのではないだろうか?
「俺と母さんの思い出の本」
シリーズの王道をいくストーリー展開、栞子の推理冴え、人間の小さな悪意と、誤解が融解した果てのささやかな幸せが同時に語られる。物語の展開よりも結末で明らかになったアイテムに感心した。本当に思い出の本だったのだ。
佐々木丸美「雪の断章」
最近復刊され多くの読者を得ていることを三上氏は知っていたろう、自分もここ数年のうちに読了している。主要人物は小菅奈緒と志田、「こわがらないで言ってごらん、どうしてもおまえの方から言わなくてはならないのだ」このセリフに凝縮された、若者が己を晒し一つ成長を遂げる物語、幸い「雪の断章」を読了していた自分にとって思うことは未読の方より多いだろう。あまり印象の良くなかった小菅奈緒に光が射した。
内田百聞「王様の背中」
主要人物は、かつてビブリア古書堂の前に辛酸を嘗めた舞砂道具店の現店主と扉子本人に篠川文香。物語のテイストとしては一番の好みだった、運命の皮肉、人生の皮肉、英国作家サキに通じる苦味。しかしながら店主の最後の毅然とした態度は、苦味を新たな一歩を踏み出さんとする人間賛歌へ反転させた。
短編の語り手はそれぞれの主要人物からなり、もともと栞子が娘扉子に幼年でも理解が及ぶようにアレンジしつつ話している、という前提があり違和感は感じない。しかしながらかつての語り手は大輔の一人称だったのだ。大輔が置き忘れた「青いカバーの文庫本」が、彼と栞子が辿ったビブリア古書堂の事件手帖の顛末だったとわかり、7年前から語り手大輔、記録者大輔が2018年現在いまだに書き記し続けていたのだった。
このオチ、この構成を三上氏はシリーズが始まった段階から考えていたのだろうか?読了後最大の関心事に囚われることとなった。
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きょうは何日だ?
久しぶりの本シリーズ最新作
発売されてまだ二ヵ月も経ってないのに
もう読んでしまったよ。
登場人物がほとんど知ってるので、
たったかたったか読み進んでしまった。
でもいいや、
これを機会に『雪の断章』を読んでみるよ