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紙の本
「他者への貢献」のあり方を、民法(理論)をとおして考える本。
2018/09/25 18:51
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投稿者:とある地方の公務員 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「他者への貢献の典型例、ボランティアなどの活動で生起するトラブルを円満に解決するために必要な法知識を学ぶ。」ことができる本。
京都府舞鶴市で行われた大相撲の巡業中、倒れた舞鶴市長に対し、とっさの応急措置をした女性の行動を例に、民法の事務管理、不当利得、不法行為の基礎的な説明がなされている序章から第2章までを読むだけでも、「ボランティアのための法律知識」は十分に学ぶことができます。
また、第3章では、他の概説書等では見られない、事務管理を中心として、事務管理、不当利得 及び不法行為を統合的に把握するための理論が述べられています。学問的にもっとも特色のある章であり、条文やその立法経緯をもとに、分かりやすい口調ながら、高度な説明がなされています。 一度読んで理解できると思わずに、ゆっくりと2度、3度と読み返してみることをお勧めします。
第4章では、著者の法学教育の方法論が述べられています。序章から第3章までの本書の執筆ス タイルに、著者の法学教育の方法論を読み取ることができると思います。法令の条文を読まない、 条例や規則の調べ方がわからない、という法学部出身の社会人が増えている(とレビュアーは感じ ています。)なかで、教育者の側から改善のための具体的な提案がなされているのは、嬉しい限りです。
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