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ホラー短編集。妖怪の類いか、それらに遭遇し巻き込まれる人たちのお話。不思議で少し怖い世界。彼らに共通するのは「祭火小夜」に出会った事。彼女は何故この不可思議なアレの事に詳しいのか?彼女は一体何者なのか?現代ファンタジーホラー。さらりと読みやすいお話でした(^-^)/
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説明するだけの台詞、説明するだけの行動、説明するだけの文章、アタマでこしらえただけな実在感ナシのステレオタイプで薄気味悪いアニメな登場人物、ヒトツも怖くない描写、ありきたりな話をありきたりなイメージでありきたりにパッチワークしただけのウスさにちょっと驚きましたの。
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ソフトタッチのホラー大賞。
3つの怪奇譚で魔物と登場事物を紹介し、後半のメインに繋げるという展開が面白かった。
中でも「しげとら」は発想がよかったです。
全体的に学園ものぽかったけど、おじさんにも久しぶりにさわやかなホラーでありました。
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怪異現象に立ち向かうニューヒロイン誕生!第25回日本ホラー小説大賞大賞および読者賞受賞作。(e-honより)
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ミステリとホラーの間くらい。怪異の不条理さはそのままに、人間の心情を変化させることで解決させているようだ。
連作短編のような形ではあるけれど、それぞれの話の中のちょっとしたずれが、最後の話の謎解きの鍵にもなっている。
2019/1/26
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第25回 日本ホラー小説賞 大賞&読者賞 ダブル受賞作
1994年、角川書店とフジテレビによって、同時代を生きるすべての読者のために、そして、恐怖を通して、人間の光と闇を描こうとしている才能あふれる書き手のために創設。第25回をもって「横溝正史ミステリ大賞」と統合され、次回より「横溝正史ミステリ&ホラー大賞」に。
受賞時タイトル『魔物・ドライブ・Xデー』
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高校の怪談に詳しい不思議少女の連作と思いきや…面白かった。。理不尽な契約をされる「しげとら」は何か元ネタの妖怪がいるのかしら。
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ほぼ 学校と近所が舞台ということで
学校の怪談っぽくもあり
とても読みやすくて さらっと読めます
怪異たちは ある種妖怪みたいな感じで
ちゃんと 怪異なりのルールに則って
動いているので
そのルールを見つけるまでが怖いけれど
からくりが分かると スカッと解決です
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これも新刊コーナーで見つけたもの。表紙からヤングアダルト感が強いわ。日本ホラー小説大賞の大賞と読者賞をW受賞したそうだ。そんなに怖くなかったけど。日本ホラー小説大賞がこの第25回で終了した、ということにびっくり。でもあんまりホラーを読まないから、受賞者のほとんどを知らなかった。妖怪のような感じなんだろうか。しげとらなんてほんとにいそうだけど。最後の魔物はちょっと怖かった。結局お兄さんがなぜ死んだのかはよく分からなかった。続編とか出そうだけどな。しかし読んだ人少ないわ。
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「私に、不思議な存在の知識を教えてくれたのは、兄でした」。
怪異現象に詳しい女子高校生・祭火小夜(まつりび・さや)。これは、彼女との、ある夏の話。/
第1話 床下に潜む:田舎の高校で数学教師をしている坂口。
用事で旧校舎を訪れ、一枚だけ色の違う床板を発見する。
さらに、見知らぬ生徒・祭火と遭遇し、床板をひっくり返すという謎の存在に関する話を聞いた。
夜、旧校舎に再び行った坂口が目撃したのは……。/
第2話 にじり寄る:浅井という少年は、巨大なムカデのようなものに憑かれて悩んでいた。
ある日、それに関する決まりごとを破ってしまい最悪の事態に陥る。
そんな折、一学年先輩である祭火と出会い、解決法を教えられるが……。/
第3話 しげとら:幼いころに「しげとら」と取引をした糸川葵。
取引から10年経ち高校生になった彼女は、クラスメイトの祭火から、ある言葉を投げかけられる。/
第4話 祭りの夜に:そして夏休みの初日、祭火小夜が困っていると知った3人は、あることに協力するため祭火とともに一晩のドライブをすることに。
「祭りの夜に、魔物が出るのです」。山のトンネルを潜り抜けて、魔物と対峙する一夜が始まった……。
(アマゾンより引用)
まさかホラーとは知らずに借りてしまった一冊。
でも面白く読めた。
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【収録作品】プロローグ/第1話 床下に潜む/第2話 にじり寄る/第3話 しげとら/第4話 祭りの夜に/第二十五回日本ホラー小説大賞選評
各話の語り手が最終話で協力者になるという連作の仕掛けがうまく生きている。協力者たちがきちんと個性を持っていて、最終話の行動に納得ができる。理に落ちるような落ちないようなバランスがよく、怖さとしては中途半端かもしれないが私にはちょうどよい。最終話の謎と落ちも好み。
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アニメチックな装丁の絵。タイトルらしからぬタイトル。妖怪系のホラーオーラ。著者名が秋竹サラダ。なんとも言えない名前だ…とまぁなんとなく気になって手に取ってみた。
前半の3編で主人公の女子高生、祭火小夜と彼女に関わる3名の人物の紹介。そして最後に主人公の謎が解かれる。前半の3編がどれも面白いのでハマった。3編ともに一風変わった摩訶不思議で現実離れした物語で良い。そしてハードルを上げてからのラストが…ちょっと物足りないか。
第25回、最後の日本ホラー小説大賞&読者賞のダブル受賞作品。大賞作が2作あるので、もう一方の「黒いピラミッド」も読んでみたい。
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刀城シリーズを読み終えて、怪奇譚? 妖怪ものかぁ…と全く軽い気持ちで手に取った。
3章までを読んで、なるほど面白くはあるけれど、それが『ホラー大賞』!と言うほどの抜けた感じはしなかった。
のだが、
3章それぞれの語り部達が集い、本のタイトルに向けて動き出してからはどんどん引き込まれた!
怪奇譚を下敷きにしたなかなかな青春小説!
シリーズ化されてるのかと思い検索してみたけれど、作者の名義の作品さえ見当たらない。
うーん残念…、だけどこの方の名前は覚えておこう。
三津田ワールドのようにおどろおどろしい物は無いけれど、読みものとしてちゃんと成立した作品。
面白い!
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・どこか抒情性のあるホラー。
・祭火小夜さんは素朴な感じの美少女で高校2年生。上白石萌音さんあたりをイメージした。
・うつむいて歩く数学の高校教師坂口先生と床下に潜むもの。
・高校1年生の浅井録郎くんとにじり寄るもの。
・小学生・中学生・高校生の糸川葵さんとしげとら。最初の公園のシーンでシェイクスピアのとある作品を想起したのと小夜さんのとあるセリフで逃れかたがわかるのでその部分はなくてもよかったかな。
・小夜のアドバイスを得て危機を脱した上記3人が集まり今度は小夜の兄祭火弦一郎を「魔物」から守ろうとする。
・「小夜の兄」の存在がキーかなと想像しながら読んでいる(この時点ではまだ読み終わってない)。
・(読み終えて)ラストあたりががちょっとバタバタした感じ。
・それぞれの独自の法則の裏をかいて危機を脱するというパターンがラストの作品でも欲しかったかな。どんな法則か探るのがキモって感じに。最後はある意味力業になってもうたから。あと数学(理数系)の先生やったらたぶん、もう少し効率的なロープの使い方を思いつくと思う。まあ、ロープの長さとか強度に問題は出るかもしれないが。
・ミステリ要素のあるホラーだと思うがそのミステリ部分はちょっと弱かったかも。あまりにもヒントがストレートすぎてすぐ理解してしまえるので。
・キャラが魅力的なので同じ登場人物たちの新作も読んでみたくはある。
・日本ホラー小説大賞の最後の大賞&読者賞だが怖さはほとんどない。
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日本ホラー小説大賞大賞&読者賞受賞作。一見ライトな読み心地だけれど、しっかりとした怖さも感じられ。物語性にも引きつけられる作品です。怖さはあるけれどあまりグロテスクな怖さではないので、それほどホラーが得意じゃなくても大丈夫そうな気も?
さまざまな怪異を知る少女・祭火小夜。怪異に出会ってしまった人たちが彼女のアドバイスによって救われそして、挑む最強の怪異。序盤の穏やかな読み心地と変わって、一番のメインストーリーである第4話「祭りの夜に」はとんでもなくスリリングな読み心地にぐいっと引き込まれました。
お気に入りは「しげとら」。わかってみるとちょっとユーモラスなんだけれど、得体のしれない最初は怖いったら! そしてもし調子に乗って欲をかいてしまうとどれほど恐ろしいことになるのか……ぞくりとします。
でも個人的に一番恐ろしかったのは「にじり寄る」。あれだけはどうしても嫌だ。害になるとかならないとかじゃなくてもうあの姿だけで恐ろしすぎるので。あんなの、絶対に現れないでほしいです。