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クラシックについての知識はほぼ皆無だったが、本書を読む事で、クラシック音楽の歴史を概観することは出来た。
各時代における作曲家の役割についても、理解する事が出来たため、読んで良かった。
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(入門者向けおすすめ10選)
1.バッハ ブランデンブルク協奏曲第5番
2.モーツァルト 交響曲第41番『ジュピター』
3.ベートーヴェン 交響曲第5番『運命』
4.ブラームス 交響曲第2番
5.ベルリオーズ 幻想交響曲
6.マーラー 交響曲第1番『巨人』
7.ドヴォルザーク チョロ協奏曲
8.チャイコフスキー 交響曲第6番『悲愴』
9.ショスタコーヴィチ ヴァイオリン協奏曲
10.コープランド クラリネット協奏曲
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歴史や理論を知ることで、作業用BGMでしかないクラシックをより楽しめるんじゃないかと思い、購入。
その時代の音楽家の役割と名曲は、その時代の社会や経済に影響を受けて生まれるとの考えから、本書では、音楽家の解説の前に時代背景を説明する。フランス革命あたりがベートーヴェン、ドイツが30年戦争から復興したあたりがバッハとヘンデルといった感じで、歴史のイベントとクラシックが自分の中で結びついたのがこの本を読んで一番良かったこと。
この本でクラシックじゃなくてヨーロッパの歴史に興味が出たら、「超訳 ヨーロッパの歴史」を読むのがおすすめ。
クラシックを聞いても綺麗だな、激しいなぐらいの感想で終わってたのが、こういう時代だから腹立ってたのかなぐらいは想像できるようになった。BGMとしてではないクラシック音楽を今後楽しめそうだ。
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歴史を通じて、クラシック音楽を"読む"
それだけで、今まで耳にしていた名曲の聴こえ方が変わる!
ざっくりわかる!クラシック音楽の流れ。
ベートーヴェンやモーツァルトなど、誰もが知っている有名作曲家たちの時代背景や想い。
音楽の魅力に、当時のヨーロッパ中が熱狂した雰囲気と、今現在まで世界中で愛され続ける「音楽の力」。
教養だけでなく、新しい趣味の入口にもなる一冊!
(自分のiPhoneに、ベートーヴェンやモーツァルトが!♫)
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クラシック初心者でも楽しめる本だと思う。
時系列順にクラシック音楽の歴史を知ることができて、面白いエピソードも多い。
バッハとヘンデルが失明したエピソードなんかが興味深かった。
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表示に小さく「ビジネスに効く」なんて書いてあるがどう考えてもビジネスに効かせようなんて意図はない。
ただ、そんなことはどうでも良くて、クラシックの中世〜近代までの流れを掴むにはとても分かりやすく良い本だと思った。
クラシック興味あるからこれから知っていきたい人にはオススメです。
どの本でも同じにはなるが、バロック、古典が濃く書かれていて、特にベートーヴェンについての偉大さを語っている。
ベートーヴェンまでは音楽家は召使い同然の扱いで、ベートーヴェンから変わっていったことがよく分かる。
ロマン派になるとたくさん人が出てくるので説明はかなりおざなり感がある。
しかし、それも他の本でも同じことではある。
日本に西洋音楽が伝わったことが最後に書かれているが、個人的にはこれが好きだった。
西洋音楽の音階は日本にはなかった、そこからどのようにして広めたら良いか。
当時、明治時代始めはドレミファソラシドがまだない頃である。
当たり前な話だが、言われてみるとすごいことだと思う。
音楽取調掛が始まった明治12年(西暦1879年)から本年の2021年まで142年。
日本はドレミファソラシドを知ってからまだ150年も経ってないんだなと考えるとなんだか不思議に思う。
そしてクラシックの音楽が入ってきてからはジャズ、ロック、ボップと日本の音楽はここから目まぐるしく変わっていったんだなと感慨深いものを感じた。
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クラシック音楽に無学な私でもわかりやすく、また興味深く読むことができた。
音楽家たちの生涯や作品の背景を紹介するだけでなく、市民革命やナショナリズムといった歴史と絡めて説明されることで、とても奥行きのある内容になっていたからだと思う。
私が世界史やクラシックに疎いからこそ、発見が多かったというのもあると思うけど。
個人的には日本人オペラ歌手三浦環のエピソードが印象的。
欲を言うなら、ショパンについて詳しく知りたかったなぁ。
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クラシック音楽のプロデュースなどを手掛ける松田亜有子さんが書いたクラシック音楽ガイド本。
タイトルだけ見ると堅いのかな?と少々身構えていたが、丁寧な文体で分かりやすく、すんなりと内容が入って来た。
作者のクラシック音楽愛も伝わってきたし、大事なところは太字にしたり、作曲家年表を付けていたり、参考資料写真などもふんだんに盛り込んでおり、読みやすい工夫を、至るところに感じた。
作曲家たちの歴史はもちろん、音楽家の役割や、その曲が作られた当時の西洋の時代背景も書かれており、音楽を通して世界史までも学ぶことが出来る、大変お得な一冊。
作曲家は、バロックからはヘンデル、バッハ。古典派からはハイドン、モーツアルト、べートーヴェン。ロマン派からはシューベルト、シューマン、ベルリオーズ、リスト、ワーグナー、チャイコフスキー、ヴェルディ、プッチーニ、マーラー。印象派からはドビュッシー。現代音楽からはストラヴィンスキー、などの歴史や人物像を丁寧に紹介している。
作曲家だけでなく、オーケストラやオペラの楽器編成の歴史、「音楽」そのものの歴史や、ピアノの進化、ドレミの音階、楽譜の普及や、日本と西洋音楽の出会いまでも書かれており、これは楽しくクラシックの勉強が出来る一冊だった。
松田さんは特にベートーヴェンが好きなのかな、と感じた。
初めて自分の気持ちを音楽で表現したり、パトロンに頼らずフリーとして独立して活動したり、と、音楽で大きな革命を起こした貴重な人物だ、と賞賛していて、文章にも熱を感じた。
逆に、ショパンとラヴェルの記述がほとんどなかったのが気になった。
交響曲を書かなかったからかな?
また、個人的にはやはり、印象派についての記載が興味深かった。
19世紀のパリのサロンでは、モネと同世代の詩人のステファーヌ・マラルメが自宅で度々交流会を開き、その時輝いていたあらゆる芸術家たちを集めたという。
そこには、ドビュッシー、マネ、モネ、ゴーギャン、ドガたちも呼ばれていたらしい。
ドビュッシーとマネは20歳ほど歳も違うけど、当時交流があったのかな?
巻末には、作者オススメの「クラシック音楽が楽しめる映画30選」と「クラシック音楽オススメ10選」が掲載されている。
気になるモノは全部メモりました!これを参考に、映画も音楽も、楽しみたいと思います!
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古代ギリシアからバロック、古典派、ロマン派、現代音楽に至るクラシック音楽の歴史をざっくり解説。
クラシック音楽は好きだが、その流れやジャンルなどはあまりよくわかっていなかったので勉強になった。
ただ、やはり実際に聴かないと、文章での音楽理解には限界も感じた。
また、「ビジネスに効く教養」ということを謳っているが、カウンターパートがクラシック音楽好きなら多少話のネタにはなるだろうが、本書はビジネスに直結するような内容では全然なく、クラシック音楽とビジネスを安易に結びつけるのもちょっとクラシック音楽に対する冒涜という感じもするので、あまりその点は掲げないほうがよかったのではないかと思う。
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※以前に読んだ本の登録
ざっくりメモ
クラシック音楽の歴史について学べる本。ワインなどと同じく、歴史、文化を知っておくことは教養として必要であると考える。
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あらすじ(ダイアモンド社)言葉を超えた音楽こそ、世界共通のビジネスツールに!
勤勉さを武器に転職し、国内でステップアップしたバッハ
命がけだった馬車の長旅で大成したモーツァルト
フロイトとウィーン大学で同時代に学んだマーラーなど……
歴史がわかる!会話が弾む!
紀元前から21世紀の日本まで、クラシック音楽の流れがざっくりわかる1冊(https://www.diamond.co.jp/book/9784478106570.html)
最近聴く音楽の幅を広げようと、クラシックを聴いててちょっと知識も欲しいなと思ったので。
初心者でも興味を持てそうなトピックに絞りつつ、世界史に絡めて、クラシック音楽史が学べるかなり読みやすい内容。
どの時代の、どんな人生を送った音楽家によって作られた音楽か知るだけで、印象も変わりそう。
数百年も生き続けてきた音楽の世界は、言葉だけでは到底表すことができません。(p.vi)
と作者の方が言われているように、知ることも大事だけど、実際に色々聴いてみなきゃね。
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これ一冊で音楽と世界史がざっくりわかる。
「聴き減りのしない音楽」それがクラシック音楽。作曲家たちが何百、何千曲にのぼる作品を発表してきたが、現在まで遺っているものは、ごくわずかで、数百年にもわたり、引き継がれてきた作品は、まさに一流。