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さすがコピーライターというべき文章構成、文体、その他もろもろ。
この本では「コミュニケーションというのはもともと大変で面倒なものなんだよ」という前提に立って、じゃあどうやったらいいのか?をすっきり4つのポイントで説明しています。
①受け手という存在を認識・理解していない。
②発想のための経験値「脳内データベース」が足りていない。
③受け手との共有エリアに立っていない。
④言葉は思いのほか大変だ。
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基本的にコミュニケーションは難しい。 とという前提の素で話している。 何故ならば言葉は全て受け手が決めるからである。
言葉は欲望を表している。
伝わらなくて当たり前。
受け手は、その人、その場、その時で全てが変わる。
ex,サザンのツナミはあれだけヒットしても名曲と騒がれても震災の後では不謹慎な曲となる。
ではどうやって受け手に伝えれば良いのか?
・限りなく伝わる言葉で(抽象化しない具体的に)
→受け手の脳内データベースを超えない
・相手にとってベネフィットがある形で渡す
脳内データベースは色んな角度から考えることで広がる。
モノ ヒト コト 全ては主観である。客観もまた主観。
アングルとツリーを使ってワードを浮き彫りにすると何かがくっついたりして閃きも出る。
言葉は約束だから曖昧にする人がいる。
ex.しっかりやります!→何をしっかりやるのか?
ベネフィットを変換できる良い例。
Ex オフィスの壁を水色にしたい
× 水色が好きだから水色にしたい→エゴ
◎ 来客者にインパクトを与えて記憶にの子だろうから水色にしたい→ベネフィット
“感想”
受け取る相手のことを考えて発言する方が主張が通りやすい。
相手がのベネフィットの意識を持つ。
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①アングルを用意する
②そこから、ツリーを伸ばす
③アングル☓ツリーの全体像を俯瞰しながら、思いついたことを言葉や文章にしてみる
④その文章の中にアイデアを発見する
共有エリア
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コピーライター養成講座で山本先生の講義が面白かったので、数年前、青山ブックセンターで授業の前に買ってみた。
授業で山本先生の一言に笑いがこみ上げ、笑いをこらえるのが大変だったのを覚えている。
1年数ヶ月ぶりに読み終わった訳なんだけど、相変わらず笑える箇所が多くあり、飽きない。
ついでに言えば、笑えるのに深い意味があるから、共感とともに考え方やニュアンスが体に浸透してくる。いい本だ。要・再読。
「ちゃんと」という曖昧な言葉を頻繁に使っていた自分を今、反省している。
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コピーライターによる「伝える」ことの極意をまとめた本といったところでしょうか。広告系の人の書いた本はどちらかというと、とりとめのない話しが続く、体系化されていないケースが多いのですが(気軽に読むことができるのでその点はよいのですが)、「伝える」というテーマに沿ってまとめられているので”とっちらかった”印象はなく、きれいに整えられた内容にまとまっていると思います。
個人的には脳内経験のところがちょっぴり衝撃でした。日ごろ生活や仕事のなかで、なかなかここまで深く考える余裕がないというか、「考える」こと自体を省いてしまうことが多くなってしまっている点、再認識した次第。これでは「考えない」ことがクセになってしまい、いつしか「考える」能力が衰えてしまうな~と。
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コピーライター山本高史氏のことばのこさえかたを学ぶことができる一冊。そして広告コミュニケーションがふだんのコミュニケーションでも役立つことが書かれている。1日あればサクッと読めるのも嬉しい。
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他部署の上司に対して言葉足らずなメールを送ってしまい。(パワハラに近い)叱咤を受け、勢いで読了。
言葉は発された時点で受け手のものとなるということを改めて思い知った。
では相手にうまく伝えるためには何をすれば良いか?今日から自分でも実践できるように順を追って説明されていた。
①脳内経験を増やす(日常の中に潜むなんで?を探すようにする)
②「自分」以外の視点を増やす(1つの言葉から連想できること、ものを挙げていく)
③連想したこと、ものから考えられる事象を文章化する
④伝えたい相手と自分が共有できそうなこと、ものから相手の「ベネフィット」となりそうな事象を③から選ぶ
⑤曖昧(と思われる)言葉の使用を避ける
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広告のキーワードは、ベネフィット「誰の得」、水瓶を貯める=経験値がないと発信できない。
何にしても受けて側の立場になって、言葉を発信すれば伝わる可能性が大である。
話したからでは、コミニケーションにならず、伝わりもしない。
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コピーライターの著者が自身のコピーを作る技術をもとに人に伝えるということについて書いた一冊。
人に伝えるということをわかりやすくシンプルに要点がまとめられていて非常に内容が理解しやすいとともにコピーライターとして社会人になった当初の苦悩をもとにした著者の経験をもとに書かれていて実感も湧くことでさらに理解が深まりました。
受け手に主導権があること、受け手がベネフィットを感じるかどうかということ、自身の経験値を高めるために脳内経験で考えること、アングルとツリーでアプローチの材料を作ってアイデアを見つけること、受け手が共有できる言葉を使うことなど人に伝わるということの仕組みや条件を本書で学ぶことができました。
シチュエーションごとの実例もあり理解も進みました。そして、使い方ひとつでいい方にも悪い方にも出るということも感じました。
本書で学んだ伝えるためのフローチャートを活かして人とのコミュニケーションをもっと深めていきたいと感じた一冊でした。
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『伝える』機会の多い理学療法士におすすめ!
私は学生のうちにこの書籍に出会っておきたかったなと思いました。
というのも、このしくみを知れば、
『伝わる』って難しいものだけど、
どうしたら、どんな努力をしたら『伝わる』のか
がわかるからです。
"正しく努力する方向"まで示してくれるので、若いうちに読んでおきたい一冊でした。